Music's Gonna Set Me Free...
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昨年からその兆しが見えていた、様式美にも美旋律にもスラッシュにもコアにも傾かない100%ピュア・メタルを体現する"New Wave Of Traditional Heavy Metal(NWOTHM)"が今年一気に根付いた感がありました。数年前のスラッシュ・メタル・リヴァイヴァルが最もメタルらしいメタルを過去に遡って探求したところから勃発したように、今回のNWOTHMはスラッシュからさらに遡って、メタルが単にヘヴィで激しいロックだった頃のスタイルを探求した結果生まれたものではないでしょうか。今回ピックアップしたものはいずれもその文脈に連なるものですが、中には単なるノスタルジーで終わってしまっているものもあり、往年のスタイルをキープしたまま現代の感覚で聴いても通用するパワーを持ち込むことができなければ、これは一過性のムーヴメントで終わってしまう可能性もあります。

(2010年NWOTHM代表アルバム)
enforcerdiam.jpg ENFORCER "Diamonds"

evil-survives--power-killer.jpg EVIL SURVIVES "Powerkiller"

holy-grail-crisis-in-utopia.jpg HOLY GRAIL "Crisis In Utopia"

sw.jpg STEELWING "Lord Of The Wasteland"

strikereyes.jpg STRIKER "Eyes In The Night"

wwoverthetop.jpg WHITE WIZZARD "Over The Top"
イギリスのロック雑誌「KERRANG!」「Classic Rock」が今年も最新号で年間ベスト・アルバムを発表しました。後者は新譜、再発とも転載します。

DEFTONES.jpg

KERRANG!(2010年12月18-31日号掲載)
01. DEFTONES "Diamond Eyes"
02. THE GASLIGHT ANTHEM "American Slang"
03. IRON MAIDEN "The Final Frontier"
04. BRING ME THE HORIZON "There Is A Hell, Believe Me I've Seen It. There Is A Heaven, Let's Keep It A Secret."
05. THE DILLINGER ESCAPE PLAN "Option Paralysis"
06. KVELERTAK "Kvelertak"
07. MY CHEMICAL ROMANCE "Danger Days: The True Lives Of The Fabulous Killjoys"
08. MELISSA AUF DER MAUR "Out Of Our Minds"
09. AGAINST ME! "White Crosses"
10. FAR "At Night We Live"


Classic Rock(2011年1月号掲載)

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(新譜)
01. SLASH "Slash"
02. THEM CROOKED VULTURES "Them Crooked Vultures"
03. BLACK COUNTRY COMMUNION "Black Country Communion"
04. ROBERT PLANT "Band Of Joy"
05. THE UNION "The Union"
06. THE BLACK KEYS "Brothers"
07. IRON MAIDEN "The Final Frontier"
08. THE JIM JONES REVUE "Burning Your House Down"
09. THE GASLIGHT ANTHEM "American Slang"
10. KILLING JOKE "Absolute Dissent"


stonesexile.jpg

(再発)
01. THE ROLLING STONES "Exile On Main St"
02. DEEP PURPLE "Come Taste The Band (35th Anniversary Edition)"
03. QUEENS OF THE STONE AGE "Rated R (Deluxe Edition)"
04. JUDAS PRIEST "British Steel (30th Anniversary Edition)"
05. IGGY AND THE STOOGES "Raw Power (Legacy Edition)"
06. DAVID BOWIE "Station To Station (Deluxe Edition)"
07. BLACK SABBATH "Heaven And Hell/Mob Rules (Deluxe Edition)"
08. THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE
09. KING CRIMSON "In The Wake Of Poseidon (40th Anniversary Edition)"
10. NAZARETH "Expect No Mercy/No Mean City"


新譜部門ではMAIDENGASLIGHTが両方にエントリー。改めて欧米でのMAIDEN人気を実証する結果となりました。Classic~では2~4位がLED ZEPPELIN関係者(3位B.C.C.でジェイソン・ボーナムがドラムを叩いています)で占められているのも興味深いものがあります。そんな中唯一沈黙していたジミー・ペイジの次の一手は何か。2011年の注目と言えそうです。

再発部門ではSTONESのカタログで唯一再発が遅れていた「ならず者」が今年満を持してデラックス・エディション化、貫禄の1位をゲット。そのSTONESを始め、デヴィッド・ボウイとジミヘンでスペシャル・ボックス・セット版もリリースされ、配信全盛の時代に逆行してオールド・ファンにターゲットを絞り込んだ豪華仕様の流れが本格化しそうな気配をみせてきました。
さて、ここから2010年を振り返るエントリーを開始します。第1回目は"Big 4"ツアーや4年ぶりの来日公演を行うなど、圧倒的なライヴ活動を展開してきたMETALLICAです。これまでは“普通”のライヴ作品をリリースすることがあまりなかった彼らが昨年末から今年にかけて怒濤のライヴ作リリース・ラッシュ。ライヴ・バンドとしての存在感を誇示するかのような姿が印象に残りました。アルバム1枚に伴うツアーで4つのライヴ作品、さらに発掘音源2作というのはさすがにやり過ぎの感もありますが、それもまたMETALLICAらしい、というべきでしょうか。

metallicafpun.jpg "Francais Pour Une Nuit" DVD
フランスの野外コロシアムで行われた公演を収めたもの。フランス限定発売。

metalica-dvd-1-orgullo-pasion-y-gloria.jpg "Orgullo, Pasion Y Gloria" DVD/CD
DVD2枚にメキシコ公演でプレイされた全曲を収録。とにもかくにもオーディエンスの熱狂が凄過ぎ。南米限定発売でしたが来日記念でSHM-CD仕様の日本版も発売。

metallicabig4.jpg "The Big 4 Live From Sofia, Bulgaria" DVD/CD
日本では実現しなかった"Big 4"の映像+音源化、やはりやってくれました。でもやっぱり日本でもやってくれないかな。来年イギリスでもやることですし。

metallicadownunderep.jpg "Six Feet Down Under EP" CD
'89年~'04年のオセアニア・ツアーの音源を8曲収録したEP。元々音源化するつもりじゃなかったこともあってか、前半の曲が殆どブートレッグ級の極悪な音質。

metallica6fdu2.jpg "Six Feet Down Under Part II" CD
で、こちらに収録された8曲はすべて今年のオセアニア・ツアーで録音されたもの。現在はライヴをすべて録音してきちんとミックスしているため、当然質は"Part I"とは断然違います。

metallicagrimeys.jpg "Live At Grimey's" CD
全米の"Record Store Day"に協賛する目的でリリースした、'08年6月にファンクラブ会員を招いて行ったシークレット・クラブ・ギグの全曲を収めたもの。良い意味でラフなミックスが現場の空気感を伝えています。アメリカおよびオフィシャル・サイト通販限定。
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「About.com」のメタル部門担当、チャド・バウワー氏が2010年ベスト・アルバムTop20を発表しました。

参考:2009年 2008年 2007年 2006年

01. Enslaved - "Axioma Ethica Odini"
02. Triptykon - "Eparistera Daimones"
03. Iron Maiden - "The Final Frontier"
04. Ihsahn - "After"
05. Agalloch - "Marrow Of The Spirit"
06. Melechesh - "The Epigenesis"
07. Decrepit Birth - "Polarity"
08. Nachtmystium - "Addicts: Black Meddle Pt. 2"
09. Immolation - "Majesty and Decay"
10. Orphaned Land - "Never Ending Way Of Orwarrior"
11. Intronaut - "Valley Of Smoke"
12. Yakuza - "Of Seismic Consequence"
13. Watain - "Lawless Darkness"
14. Dawnbringer - "Nucleus"
15. Salome - "Terminal"
16. Sigh - "Scenes From Hell"
17. Dark Funeral - "Angelus Exuro pro Eternus"
18. 1349 - "Demonoir"
19. Forbidden - "Omega Wave"
20. Overkill - "Ironbound"


例年にも増して濃いメンツが顔を揃えた中で頂点をゲットしたのはENSLAVEDTRIPTYKONも既に海外のブログにポストされている年間ベストを見ると概ね好評のようで、今年の顔の台風の目となりそうです。またCentury MediaNuclear Blastからのリリースが大半を占める中で、今年20枚中4枚(5,12,14,15位)をエントリーさせたのがProfound Loreというレーベル。僕は寡聞にしてこのレーベルを知りませんでしたが、このラインナップの幅広さを見る限り、今後要注目のレーベルといえそうです。
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RATING:8/10

この現代において“レーベル買い”ができるほぼ唯一のレーベルとなったRise Aboveが新たに送り出した、今時よくこんなシンプルなバンド名をつけることができたなぁと思わずにはいられないスウェーデン出身の6人組(各メンバーの素性は一切不明)のデビュー作。NWOBHMや80年代前半のダーク・メタル系に通じるオカルティックなHMサウンドで、隙間の多い音作りとキーボードがいかにも近年のRise Aboveらしいシケた雰囲気を感じさせますが、ソフトながら怪しさを醸し出すヴォーカルがサビにくると哀愁に満ちたメロディを歌い込み、それが決してミスマッチになっていないのが面白いところです。はっきり言ってオールド・ファン以外には決してアピールしないであろうスタイルですが、好きな人はとことんハマりそうな魅力を備えた1枚といえるでしょう。

 
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RATING: 8.5/10

テキサスのグラインド・コア・バンドのRelapse移籍第1弾となる2年ぶりの3作目。BRUTAL TRUTHらと共にUSグラインド・コアをリードしていくと思われたINSECT WARFAREがあっけなく解散し、しばらく活きのいい若手が出てこなかった(いるとすればMAGRUDERGRINDか)このシーンの中で、このバンドはアルバムを重ねるごとに怒りのパワーを増大し、この手の王道グラインド・コアの中でもトップ・クラスといえる破壊力を獲得したといえるでしょう。ブラストの速さもさることながら、とにかくギターの音圧がハンパない。このギターが時折ミドルを挟みこんでも一切ドライヴ感が落ちないリズムと共に怒涛の音の塊を作り上げ、すべてを強行突破せんとするかの如き勢いで暴走し続ける。その音塊をバックに咆哮するヴォーカルも終始切迫感に満ち溢れており、そのリアリティにただ息をのむばかり。しばらくは僕にとってのグラインド・コアの決定版となりそうな1枚です。

 
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RATING: 9/10

DISARMONIA MUNDIのエットレ・リゴッティのプロデュースによりデビューしたイタリアの5人組が再びリゴッティのプロデュースで制作した3年ぶりの2作目。このジャケット(実際のパッケージは描かれているキャラクターが薄くプリントされています)にただならぬ雰囲気を感じて聴いてみたらこれが大当たりだった、という1枚です。元々前作の時点で通り一遍のデス、スラッシュとは異なる雑食性を随所に感じさせましたが、今作ではその雑食性を全面的に解放し、メタルコア方面のキャッチーな色合いに傾きつつ、既存のメタルコアとは一味もふた味も異なるセンスとストリート感覚に溢れるアッパーなエナジーで一本筋を通した内容に仕上がっています。特に冒頭の"Double Yeah"のイントロでシャッフル・ビートからそのままポリリズムに切り替わる瞬間に今作の凄さが集約されているといっても過言ではないでしょう。その根幹を成す、カンカン鳴りまくる変幻自在のドラミングには驚嘆の思いしか浮かんできません。全体的にリズムはファンキーな感触ですが、スラッシーなスピード感も存分に活かされており、そこに絡むツイン・ギターもさり気なくハイテク・シュレッディングを盛り込んできます。さらに今作を変態的なものにしているのが独特の歌詞であり、"Home Made Chili Delicious Italian Beef"とか"Panda Vs Koala"といったおおよそメタルとはかけ離れた題材ばかりなのが面白く、今作のやりたい放題加減にマッチした雰囲気を作り上げています。あふれ出すアイディアを見事にまとめ上げて一気に大化けし、閉塞気味だったこの手のスタイルにまだまだオリジナリティを生み出す可能性があることを知らしめた、文句なしに2010年裏名盤の筆頭候補です。



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RATING: 8.5/10

デビューEPのリリース後にWHITE WIZZARDを脱退したジェイムズ・ポール=ルナ(Vo)、ジェイムズ・J・ラルー(G)、タイラー・メアール(Ds)が新たに結成したバンドのデビュー作。一方のWHITE WIZZARDは1stフルレンスをリリース後、またしてもヴォーカルとギター2名が相次いで脱退、相変わらずラインナップが安定しない状態が続いています。

“聖杯”というバンド名やメンバーの構成からはギンギンのトラディショナル・メタルが想像されますが、実際の音はスラッシュやパワー・メタルの色合いが強く、さらにはポール=ルナのヴォーカルがWHITE WIZZARD時とは異なる、M.シャドウズを思わせる熱い声質に変わったこともあって、時折AVENGED SEVENFOLDに通じるムードも感じさせます。強引な形容をするならばENFORCERA7Xといったところでしょうか。トラディショナル・メタルの様式を踏襲しつつ、その文脈から積極的に逸脱せんとする硬質なプロダクションとパワーのバランスが優れており、メタル魂を呼び起こす熱さを現代的な解釈で表現した1枚です。

 

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From BLABBERMOUTH.NET

スイスのHRバンド、GOTTHARDのスティーヴ・リー(Vo)が10月5日、滞在していたネヴァダ州でバイク事故により死亡したとスイスの新聞が報じました。享年47歳。GOTTHARDは日本での人気もさることながら、地元ではプラチナムを獲得するほどの人気バンドだけに、リーの死は現地ではトップ・ニュースとして報じられているようです。事故原因は今のところ不明で、バンドおよび所属レコード会社からの声明は間もなく発表されるようですが、バンドの存続自体を揺るがす一大事となることは間違いありません。

リーはこの2か月前に休暇で訪れていたイタリアでも自動車事故に巻き込まれており、この時は無事でしたが、まさかその後すぐにこんな悲劇が待っていようとは...。短期間に立て続けに事故に巻き込まれるということ自体があり得ないことだけに、ヴォーカルの素晴らしさは認めつつもバンドにさほど思い入れのなかった僕にとってもショックとしか言いようがありません。勿論、ファンの人たちのショックは計り知れないことでしょう。

Rest In Peace, Steve Lee...
From BLABBERMOUTH.NET

久々にランキングネタの登場です。ギター・メーカーのギブソンが「歴代ギター・ソロTop50」を発表しました。ランキングは以下の通りです。

01. Stairway To Heaven - Jimmy Page (LED ZEPPELIN)
02. Eruption - Eddie Van Halen (VAN HALEN)
03. All Along The Watchtower - Jimi Hendrix (THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE)
04. Hotel California - Don Felder and Joe Walsh (THE EAGLES)
05. Comfortably Numb - David Gilmour (PINK FLOYD)
06. Free Bird - Gary Rossington and Allen Collins (LYNYRD SKYNYRD)
07. Layla - Eric Clapton and Duane Allman (DEREK & THE DOMINOS)
08. While My Guitar Gently Weeps - Eric Clapton (THE BEATLES)
09. Johnny B. Goode - Chuck Berry
10. Bohemian Rhapsody - Brian May (QUEEN)
11. Crazy Train - Randy Rhoads (OZZY OSBOURNE)
12. 'Cause We've Ended As Lovers - Jeff Beck
13. Sweet Child O' Mine - Slash (GUNS N' ROSES)
14. Hot For Teacher - Eddie Van Halen (VAN HALEN)
15. Since I've Been Loving You - Jimmy Page (LED ZEPPELIN)
16. November Rain - Slash (GUNS N' ROSES)
17. Mr. Crowley - Randy Rhoads (OZZY OSBOURNE)
18. Whole Lotta Rosie - Angus Young (AC/DC)
19. Like A Hurricane - Neil Young
20. Sultans Of Swing - Mark Knopfler (DIRE STRAITS)
21. Texas Flood - Stevie Ray Vaughan (STEVIE RAY VAUGHAN & DOUBLE TROUBLE)
22. One - Kirk Hammett (METALLICA)
23. Cortez The Killer - Neil Young
24. Rock Around the Clock - Danny Cedrone (BILL HALEY & THE COMETS)
25. Sweet Jane (Live) - Steve Hunter and Dick Wagner (LOU REED)
26. Purple Rain - Prince (PRINCE & THE REVOLUTION)
27. Heartbreaker - Jimmy Page (LED ZEPPELIN)
28. Jessica - Dickey Betts (THE ALLMAN BROTHERS BAND)
29. Machine Gun - Jimi Hendrix
30. Crossroads - Eric Clapton (CREAM)
31. Time - David Gilmour (PINK FLOYD)
32. Are You Experienced? - Jimi Hendrix (THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE)
33. Race With the Devil - Cliff Gallup (GENE VINCENT)
34. Don't Believe A Word - Brian Robertson (THIN LIZZY)
35. Purple Haze - Jimi Hendrix (THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE)
36. Besame Mucho - Wes Montgomery
37. Sympathy For The Devil - Keith Richards (THE ROLLING STONES)
38. Blue Sky - Duane Allman and Dickey Betts (THE ALLMAN BROTHERS BAND)
39. My Sharona - Berton Averre (THE KNACK)
40. Marquee Moon - Tom Verlaine (TELEVISION)
41. Hitch A Ride - Tom Scholz (BOSTON)
42. The End - Paul McCartney, John Lennon, and George Harrison (THE BEATLES)
43. Whole Lotta Love - Jimmy Page (LED ZEPPELIN)
44. Train Kept A-Rollin' (Live) - Joe Perry (AEROSMITH)
45. Highway Star - Ritchie Blackmore (DEEP PURPLE)
46. Dirt - Ron Asheton (THE STOOGES)
47. Off The Handle - Rory Gallagher
48. The Great Curve - Adrian Belew (THE TALKING HEADS)
49. The Messiah Will Come Again - Roy Buchanan
50. Beat It - Eddie Van Halen (MICHAEL JACKSON)


ギタリスト別ではジミー・ペイジとジミ・ヘンドリックスが4曲でトップ、次いでエリック・クラプトンとエディ・ヴァン・ヘイレンが3曲エントリーしています。

HR/HM系のみでなくロック全般を対象としていることもあり、通常この手のランキングで滅多に俎上に乗ることのないTHE BEATLESSTONESが入っているのが新鮮といえば新鮮であり、以前「ネタが出尽くした」と書いたギター・ソロ・ランキングも対象を広げればまだまだ発見があることを実感します。個人的にはFREE(ポール・コゾフ)の曲が入っていないのが残念ですが...。
「SUMMER SONIC 06」以来4年ぶり、単独では7年ぶりとなるMETALLICAの来日公演初日に行ってきました。3時過ぎにさいたま新都心駅に着き、仲間と一杯飲んでから会場に向かいましたが、何しろ物販の列が異常に長い。そこでMETALLICAFEAR FACTORYのTシャツを1枚ずつとツアー・パンフを購入して開演目前にアリーナBブロックに入りました。

THE SWORD
ラーズのお気に入りというメタル・バンドのTHE SWORDがトップ・バッターとして登場。近年のHIGH ON FIREあたりにも通じる、一切のギミックを用いないストレート過ぎるほどにストレートで武骨なヘヴィ・メタル。ヴォーカルはB級でしたが、演奏はステージの大きさに負けないほどの見事なもので、今後もっと伸びていってほしいと思わせるステージングを展開していきました。

FEAR FACTORY
僕がCARCASSと共にずっと観たいと思っていたFEAR FACTORYが2番手として登場。僕にとってはまさに待ちに待った瞬間といえるものでしたが、それにしても音量がやけに小さい。中盤で少し上がってはきましたが、それでも前のTHE SWORDよりも音が小さかったというのは今回のライヴで最も致命的だったような気がします。殆どのオーディエンスはオープニングで2バンドつくことは知っていたと思いますが、それでもこのあまりの盛り上がらなさは残念としか言いようがなかったと思います(Aブロックがどうだったのかはわかりませんが...)。もっともそれは音量や観客側だけではなく、バンドのステージングにも問題はあったと思います。なにしろ新作からプレイしたのは"Powershifter"1曲のみで、1stからは1曲も演らず(直前のオーストラリア公演は日本よりも持ち時間が長かったためか"Martyr""Fear Campaign"も演っていたようですが、よりによって何故その2曲を外す?)。バートンは出だしでは咆哮とクリーン・ヴォイスの切り替えが今一つで、中盤以降なんとか持ち直してはきましたがそれでも完全復調には至らず。ジーン・ホグランのドラムはやはり凄いとしか言いようのないものでしたが、小音量と選曲のまずさ(と言ってしまいますが)が祟って全体的に消化不良と言わざるを得ないライヴとなってしまいました。期待は大きかっただけに、あまりにも残念。

(Set List)
1. Shock
2. Smasher/Devourer
3. Acres Of Skin
4. Linchpin
5. Powershifter
6. Demanufacture
7. Self Bias Resistor
8. Replica
[METALLICA@さいたまスーパーアリーナ(9/25)]の続きを読む
From mike portnoy.com

家に帰ってきてネットをチェックしていたら、何やら騒然とした雰囲気になっていたため、それを調べていくと衝撃のニュースが...マイク・ポートノイが自身のサイトでDREAM THEATERを脱退することを表明したというニュースでした。声明の要点はこんな感じになります。

「近年HAIL!TRANSATRANTICAVENGED SEVENFOLD等と共にプレイするという素晴らしい体験をして、最近他のプロジェクトと個人的な関係を持つことがDREAM THEATERにいる時よりも楽しいと思えるようになった。でも誤解しないでほしい。俺はDTのヤツらが大好きだし、彼らとは長い歴史、友情、信じられないほどに深い絆がある。ただ、俺達は真剣に少し休みをとる必要があると思っただけなんだ」

DTは俺の子供のようなもので、俺はずっとその面倒をみてきたし、1985年から起きている間ずっとDTの終わることのない責任から離れた時はなかった」

「約20年間休みなしで働き続けてきて、DTの仕事が俺を燃え尽きさせ始めた。このため俺はバンドから離れて休息をとる必要があると考えるようになり、バンドもそれに同意してくれるだろうと願っていた。しかし話をしたら、彼らは俺の気持ちを共有してくれず、休みをとるぐらいなら俺抜きでバンドを続けようと決めてしまった」


音楽的な面とは関係のない理由で脱退、という結論に至ってしまったのは本当に悲しいし、残念だとしか言いようがありません。少し休んでリフレッシュしたいポートノイと、常に前進し続けたい残りのメンバー双方の気持ちは理解できますが、何よりもポートノイはDTを結成した人物であり、常に音楽的なイニシアティヴを握っていた存在だったわけで、個人的には(他の多くの方もそう思われているでしょうが...)ポートノイ抜きのDTというのは正直なところ考えたくない気持ちもあります。もう少し何らかの接点を見いだせないものだったのでしょうか。そのDTオフィシャル・サイト上で、2011年1月より新作のレコーディングを開始し、その後ワールド・ツアーを行う予定であることを発表しています。果たしてその時に誰がドラムを叩くことになるのかはまだわかりませんが、いずれにせよDTが新たな局面を迎えることになるのは間違いないでしょう。今はそれを待つしかありません。勿論、ポートノイのその後も...。
From BLABBERMOUTH.NET

8月に入り突如入院し、予定されていたBEHEMOTHのツアーをすべてキャンセルしたネルガル(Vo,G)ですが、これまで明らかにされていなかった病名が白血病であることが判明し、同時に早急な骨髄移植を要する状態であることも明らかになりました。バンドのアメリカでの所属レーベルであるMetal Bladeは「メタル界のリーダーの1人だけでなく、同じ病気と闘っている数えきれないほどの人たちも救うために、我々が今すぐにできる最善のことは骨髄提供の過程について学ぶことだ」とのコメントを発表しています。

頼む、もうこれ以上メタル界から才能ある素晴らしいミュージシャンを奪わないでくれ...本当に、そう思わずにはいられません。ましてやネルガルはある意味BEHEMOTHそのものとも言ってもいい存在であり、さらにこれ以外にも今年は悲劇が続いただけに...。日本に住む僕が今すぐに何かできるというわけではありませんが、とにかく復帰を信じて待ちたいと思います。
From SMASH

というわけで、いよいよ正式発表となりました。既にMETALLICAが自身のサイトで発表しており、その後オープニングを務める両バンドもTwitterMySpaceなどで発表していましたが、こうして正式にアナウンスされると感慨がありますね。特にFFは個人的に今年もパスする予定の「LOUD PARK」で来るのではないかと思っていたので、これは嬉しさ倍増です。絶対、最初から観に行きます。
GUNS N' ROSESがトリの2002年、METALLICAがトリの2006年に続いて3度目となる「SUMMER SONIC」参戦です。今年は観たいバンドがすべて"MOUNTAIN STAGE"に固まっていたため、ずっと幕張メッセに張り付いていました。なんとなくスティーヴィー・ワンダーのステージの盛り上がりも見てみたいという興味はありましたが、やはりDREAM THEATERを観たいという思いが勝りました。僕が到着した時には既にトップバッターのTHE DEVIL WEARS PRADAが最後の曲をプレイしており、それを遠目から見た後にグッズ購入と昼食を済ませ、最初の目当てとなるBIGELFに臨みました。

BIGELF
ステージ中央に目玉のキーボード・セットが組まれて期待感が高まる中、客電が落ちる前に何気なくデーモン・フォックスが現われてBIGELFのライヴがスタート。BLACK SABBATHDEEP PURPLEURIAH HEEPATOMIC ROOSTERといった70年代ブリティッシュHRにドップリ漬かったサウンドは正直サマソニという舞台には似つかわしくなく、どちらかというとクラブ規模のハコで観るとより楽しめそうな感じはしましたが、オールド・ファンを唸らせそうな確かな力量とデーモン・フォックスのカリスマ性は実感できました。

COHEED AND CAMBRIA
エモの域を超えてすっかり新世代プログ・ロックとしての評価が定着した感のあるCOHEEDですが、フェスティヴァルで持ち時間が限られていたことも影響してか、ライヴでは意外なほどにエモ色の強い曲を固めてきた印象がありました。個人的にはこのままではキツいかなと思いましたが、ラスト2曲で一気にプログ方面にシフトしたスケールの大きな展開に持ち込み、一気に引きずり込まれました。全編この流れで行ってくれたらよかったのに、とは思いましたが、これだけでも彼らを観た価値はありました。

MICHAEL MONROE
ジンジャー(THE WILDHEARTS)がメンツに加わっていたこともあり、アリーナにはTHE WILDHEARTSのTシャツを着ていたファンも多かったマイケル・モンローのライヴですが、当然ながら主役はやはりモンローでした。とにかく本当に良く動く。アンプによじ登り、何かあるたびにアリーナに飛び込み、そのハイ・テンションぶりに最後まで圧倒されまくり。勿論HANOI ROCKSの曲もプレイして熱狂に拍車を掛けることも忘れず。彼らの時からステージ両側のスクリーンにアリーナのオーディエンスを映すようになりましたが(言い換えればCOHEEDより前のバンドにはスクリーンに映せるほどの数の客がいなかったということになるわけですが)、それも思わず納得のグレイトなロックンロール・ショウでした。この後、再び食事とビールで臨戦態勢を整え、いよいよ目玉のスラッシュとDREAM THEATERに備えることに。しかしこんな暑い時に飲むコロナはノド越しがよくて格別。
[SUMMER SONIC 2010@幕張メッセ(8/8)]の続きを読む
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