Music's Gonna Set Me Free...
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RATING: 8/10

ウィスコンシン州出身の4人組新世代スラッシャーによる2作目。前作は古典的なスラッシュをベースとしながらも、決してレトロ指向に陥ることのない現代的な感性で解釈した力作でしたが、今作では早くも路線を変更。サウンドの重量感は大幅に増したものの、それと引き換えにスピード感は大きく後退し、加えてヴォーカルの歌の比重が強まる...という、多くのスラッシュ・バンドがPANTERA以降に大挙して辿った道のりを、2011年の今再び歩むかのような変化をみせています。というわけで、前作の路線を期待したファンはダーク、ヘヴィ&グルーヴィーというスラッシュ原理主義者にとってのネガティヴ・ファクター満載の1曲目"American Dreams"を聴いた時点で、「せっかく古き良きスラッシュがまた盛り上がってるのに、何もお前らがこんなこと演るこたねぇだろう」と肩を落とすことは必至でしょう。

しかし彼らが90年代のバンド達と決定的に違うのは時代が一回りしたのもさることながら、決してPANTERAの単なる模倣に陥るでもなく、また単にグルーヴの垂れ流しに終始するでもなく、リフ展開や曲構成を丹念に練り上げた痕跡が隅々まで窺えることでしょう。しかもそのリフがいちいちクールなものばかりだからこそ、こうした変化も説得力をもって響く。歌っている時のヴォーカルが時折バックの音に負けてしまっているのがもったいない気がしますが、個人的には“前作は良かったけどこれはこれでアリ”という次元を超え、終始突撃一辺倒でなくてもクールな音を作り出せる真の実力派であることを証明した1枚ではないかと思います。「何がなんでも速くなけりゃダメなんだーーっっっ!!!」という人には無理には薦めはしませんが。



 
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