Music's Gonna Set Me Free...
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デス・メタルがHR/HM界でその名を知られるようになった頃、わざとやっているかのような下手な演奏、劣悪な音質、邪悪なデス・ヴォイスなどで一般のメタル・ファンにさえ「こんなもの音楽じゃない」と忌み嫌われていたのはご存知の通りだと思います。今ではデス・メタルに対してそんなイメージを抱いている人は殆どいなくなり、逆に高度な演奏技術を要する音楽スタイルとして認知されています。メンバー各人がずば抜けたテクニックを誇り、ジャズ的な素養までも取り込んだCRYPTOPSYや、人間離れした体力でひたすら打ちのめされるブラスト・ビートにこれまた狂ったような速弾きギター・ソロをキメるKRUSIUNなどはその代表格といえるでしょう。今回ご紹介するドイツのNECROPHAGISTもその流れで語られるバンドです。6年ぶりとなるらしい2作目となる今作は実は既に昨年リリースされていたものですが、僕は今までノー・チェックで、今回日本盤リリースにあたって興味を持って聴いてみたところ、あまりの凄さにブッ飛んでしまいました。

スタイルとしてはCANNIBAL CORPSE的なUSスタイルのブルータル・デスですが、何よりもまず耳がいくのはギター。頭からケツまでリフ、ソロ両面とも過剰なまでにテクニカルで、殆どギター・アルバムといっても差し支えないでしょう。随所に高速スウィープやネオ・クラシカルなパッセージ、ロックからも逸脱せんというフュージョン的なソロをこれでもかとブチ込み、それが地味ながらも音数の多いベースやブラスト・ビートに乗り、今にも破綻してしまいそうな展開の曲調の中でスリリングに突進していきます。ドラムもブラスト主体ながらアタックの効いたスネアを正確無比なリズム感で叩きまくるからまた凄い。

しかし今作の最も凄いところは、全編超絶プレイで埋め尽くされながらも、それがデス・メタルらしいブルータリティを一切スポイルすることなく、テクニックとブルータリティを奇跡的ともいえる次元で融合し、さらに高いレヴェルに引き上げていることでしょう。かつて「こんなもの音楽じゃない」と罵られたデス・メタルは今やこれだけのことができるのだ、と胸を張って誇りたい驚異の1枚です。なんでこんなアルバムをもっと早く聴いていなかったのだろう、と後悔したい気分です。
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コメント
この記事へのコメント
面白いですね。検索からきました。コメントで失礼しました。
2008/11/05(水) 18:50 | URL | sy #-[ 編集]
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