
スウェーデンの4人組による1年ぶりの3作目です。ちなみに前2作はLPのみでリリースされ、今年に入って2作をカップリングし「AGALMATOPHILIA」というタイトルでCDでもリリースされました。僕がこのバンドを知ったのは都内の某大型レコード・ストアで大プッシュされていたのを見たことですが、’60年代を思わせるレトロな音像と現代的な爆走感の融合が他の北欧ハイ・エナジーR&Rとは違ったベクトルを向いていたところに興味を持ちました。
そして今作ですが、そのレトロな側面がきれいサッパリ一掃され、より音圧を増したクリアなサウンドに象徴されるハイ・エナジーな側面に焦点を絞りきったことにより、一気に大化けしました。1曲のミドル・チューンを除いて全12曲24分、ほぼ全力疾走状態のキャッチーなR&Rが貫かれ、聴き手を否応無くエキサイトさせる好盤に仕上がっています。前作のレトロな風情もまた味わい深いものがありましたが、今作の即効性の高さは筆舌に尽くし難い。感触としてはHR的な豪快さよりもTHE HIVES的なガレージ色が強いですが、そんなことはどうでもよく、一度ライヴを体感したいと思わせる勢いに溢れています。
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