Music's Gonna Set Me Free...
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現在のデス・メタル界で最も新譜のリリースが待ち望まれていたCRYPTOPSYの実に5年ぶりの5作目です。これだけリリースが延び延びになっていたのは当然相次ぐメンバー・チェンジによるところが大きく、今作ではデビュー時のヴォーカリスト、ロード・ワームが復帰するとともに、ギターはアレックス・オウバーンが独りですべてプレイしています。

ロード・ワーム不在時に作られた前2作でブルータル・デスにジャズ的なインタープレイを取り入れ、カオティック・ハードコアにもリンクする超絶技巧サウンドを作り上げたCRYPTOPSYが新作でどのような方向に進むのかが注目でしたが、意外なほどにある意味予想通りのカオティック路線に向かったような感じでした。しかしながら、相変わらず驚嘆の思いしか浮かんでこないフロ・モーニエの激速ブラストを軸とした高度な演奏はカオティック系ならではの「混沌から生まれる美」なんてクソ食らえといわんばかりに、デス・メタルならではの野蛮さ、暴力性に収束していきます。その思いを後押しするのが出戻りロード・ワームのヴォーカル。以前は歌詞の聞き取りが殆ど不可能な超低音デス・ヴォイスが彼を神格化までさせましたが、久々に聴く彼のヴォーカルは以前とは変わり、歌詞はなんとか聞き取れるようになりました。しかし、相変わらずインテリジェンスのカケラもない汚い吐き捨て声と知的な演奏とのミスマッチ感は以前と何ら変わることはありません。

楽曲のさらなる複雑・長尺化によりやや明快さに欠けるところを除けば、やはりCRYPTOPSYは孤高の存在であることを再認識させられる1枚です。
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