Music's Gonna Set Me Free...
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RATING: 9/10

最近イーサーンの「After」にサックス奏者としてゲスト参加したJorgen Munkeby率いる、スウェーデンのディプレッシヴ・ブラック・メタル・バンドとは縁もゆかりもないノルウェーの5人組による通算5作目。過去の作品は未聴。当初はアコースティック・ジャズを演奏していたものの、その後メンバーのデス・メタル好きが反映されて現在の音楽性に辿り着いたということですが、いったいどうやったらジャズからこんな音に行き着くのかと思ってしまうほどにジャズの面影はほとんど消え去ってしまっており、デス、インダストリアル、ポスト・パンク、プログレなどをごちゃ混ぜにしてハイ・テンションで吐き出したかのようなカオティックな音像が全編で展開されており、冒頭からその驚異的なテンションの前にみるみるうちに引きずり込まれていきます。特にMESHUGGAH + SQUAREPUSHERと表現できる、圧殺リフとせわしなく動き回るビートが交錯する"Blackjazz Deathtrance"は圧巻としか言いようがありません。

今作ではラストに"21st Century Schizoid Man"の異常にノイジーな凶悪カヴァーを収録していますが、これは「'69年のKING CRIMSONが今存在していたら、きっとこんな音を出していただろう」という解釈も可能であり、彼らが今作で表現しているのはロックとジャズが渾然一体となった初期プログ・ロックのスピリットを現代の視点で解釈したものといえるかもしれません。マイク・ポートノイがこっそりチェックして年間アルバム・ベスト10にしれっと入れていそうなアルバムです。

 
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コメント
この記事へのコメント
しかし!聴いてみたら今まで聴いたことのないタイプの音楽で思いのほか気に入っています。サックスが『After』のゲスト奏者だとわかってからはなおのこと。これから注目していきたいバンドです。
2010/04/27(火) 22:08 | URL | warawannsi666 #-[ 編集]
あ、スウェーデンのほうの『V - HALMSTAD』というアルバムを今日偶然にもamazonで注文しました(全作品未聴です)。僕は未聴のバンドの作品を買う場合、まず最新作から、それが気に入ったらその他はランダムに聴いていくタイプなのですが、Blackjazzはスウェーデンのほうの最新作かと思って購入してしまいました。
2010/04/27(火) 22:01 | URL | warawannsi666 #-[ 編集]
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2010/05/29(土) 01:22:08 | 非思量
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