Music's Gonna Set Me Free...
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前回ご紹介したAREAと並び、イタリアン・プログ・ジャズ・ロックの最高峰に位置するバンドと称されているのがARTI E MESTIERIです。特に'74年リリースのデビュー作「Tilt」はジャズ・ロック史に残る超名盤として語り継がれる1枚とされていますが、当ブログ的にはその1stの路線を引き継ぎつつ、より演奏重視に傾いた'75年リリースの2作目「Giro Di Valzer Per Domani(明日へのワルツ)」を推したいと思います。

このバンドを語る際になんといっても外せないのがフリオ・キリコの強烈なドラミング。恐ろしいほどの手数足数を駆使して必要以上と思えるほどにスピーディに叩きまくるプレイにまず耳を奪われますが、そのドラムに絡むインスト陣もタイトな技巧を聴かせつつスムーズに流れるようなプレイに終始し、凄まじくテクニカルでありながらも優雅なサウンドを展開しています。スタイルとしてはMAHAVISHNU ORCHESTRAの影響下にあると思われますが、そのインド風味とスピリチュアルなムードをバロック音楽の格調に置き換えたと言えば判り易いでしょうか。本作では新たに専任のヴォーカリストを迎え、曲もコンパクトにまとめられたものが並びますが、その一方で演奏はより激しさを増しています。特にキリコは最初は抑制したプレイで始めるものの、途中からもうガマンできんといわんばかりに激しく叩きまくる。その瞬間のカタルシスが個人的には本作の魅力と感じています。それでいて前作で提示した高度な演奏と優雅な世界観が依然として高次元で両立されており、そこにこのバンドの力量を見ることができます。しかし本作リリース後、作曲面の中心人物であったジジ・ヴェネゴーニが脱退してその勢いは急激に衰え、その後バンドは解散~再結成を繰り返しつつ現在も活動中です。
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