Music's Gonna Set Me Free...
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
area.jpg

イギリスに次ぐプログレ大国であるイタリアにも当然ジャズ・ロックを指向するバンドはいくつも存在しましたが、その中でも唯一無二ともいえる独自性を打ち出したのが今回ご紹介するAREAです。

音楽性の根本にあるのは当然ジャズ・ロックですが、その枠にとどまらない圧倒的な個性を'73年リリースのデビュー作となる本作「Arbeit Macht Frei(自由への叫び)」にして早くも確立しています。イタリアらしい熱気と地中海のエキゾチックなムードを振りまきつつインスト陣が驚異的な演奏を激しくぶつけ合うサウンドもさることながら、最大の特徴といえるのがデメトリオ・ストラトスのヴォーカル。独特の歌唱法で歌われる妖艶なメロディに加え、時にインストの一部と化して演奏と渡り合うエキセントリックなスキャットが圧巻。このヴォーカル・パフォーマンスや怒涛のインプロヴィゼーションによって単なるジャズ・ロックの域を超えたとてつもないエナジーを生み出し、聴き手をグイグイと自らの世界に引き込んでいく求心力は今なお色褪せていません。

バンドはこの後本作の路線を維持しつつフリー・ジャズやノイズ・アヴァンギャルドなども取り入れてその音楽性を拡大、ライヴ盤も含め5枚のアルバムをリリースしますが、'79年にバンドの顔であったストラトスが白血病のため死去、残されたメンバーはこのショックから立ち直れず、その翌年に解散。'97年に再結成されますが、'00年にジュリオ・カピオッツォ(Ds)の死去によりバンドはその歴史に永遠に幕を下ろすことになりました。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://episode666.blog21.fc2.com/tb.php/508-0df212a8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。