Music's Gonna Set Me Free...
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2010年より開始する新企画は「初期スラッシュ・メタルの素晴らしき世界」に続く特定ジャンル探究企画の第2弾です。そのジャンルは僕がここ数年ずっとハマっている“ジャズ・ロック”です。プログレッシヴ・ロックの進化にも多大な貢献を果たしたジャズ・ロックですが、音楽的には“ロックのビート感や演奏スタイルを取り入れたジャズ”から“ジャズの高度な演奏力を持ち込んだロック”まで多岐に亘っているのが特徴です。ここではジャズ・ロックが全盛であった60年代末~80年代初頭にリリースされた作品の中から、このブログで取り上げるに相応しいエキサイティングな作品を国籍を問わずピック・アップしてご紹介します。取り上げる予定の作品はスラッシュ編に比べて格段に多いのでかなりの長期に及ぶと思いますが、なんとか挫折することなくやり遂げたいと思います。

まず最初にご紹介するのは、以前TEMPESTのエントリーでフェイヴァリット・ギタリストの1人として取り上げたアラン・ホールズワースです。彼がシーンに出てきた当初は所属したバンドのほとんどをアルバム1枚のみで抜けてしまうため“脱退魔”の異名をとるほどでしたが、そんな彼が自分の音楽性を100%表現できるソロとして活動することは当然の成り行きでした。最後に参加したバンドのBRUFORDを脱退した時には経済的にも困窮を極め、自分のギターを売り払い、楽器店でバイトをして(!)食いつなぐという状況だったようです。そんなホールズワースがソロとして再起をかけるべく、借金を重ねて自主制作で'82年にリリースしたのが今回ご紹介する2枚目のソロ・アルバムです。ちなみに最初のソロ・アルバム「Velvet Darkness」は自身のオフィシャル・サイトで“録音しなきゃよかった作品”としているほど嫌っているため、本作を実質的なソロ・デビュー作として位置付けたいようです。僕も未聴です。

本作はこれ以降のホールズワースの音楽性を決定づけるアンビエント的なコード・ワークと独特のうねるようなトーンとフレージングによるフュージョン・スタイルの原点となった作品で、それ以前のプログレ時代に聴かせた凄まじい速弾きと鋭い切れ味を時折織り交ぜることにより、通り一遍のフュージョンとは一線を画した緊張感と硬質な感触を生み出しています。リズム・セクションも良い仕事はしているものの全体的に派手さに欠ける作風ですが、それも含めて魅力的と感じられる1枚です。本作リリース後、以前よりホールズワースをリスペクトしていたエディ・ヴァン・ヘイレンの後押しによりWarner Bros.との契約を得て次作「Road Games」をリリースしますが、メジャーに自身の音楽性を干渉されたくなかったのか、その1枚限りで契約を解消、その後シンタックスというシンセ・ギターを導入して独自の世界を更に突き詰めていくことになります。プログレ時代のホールズワースのプレイに心酔するファンの一部には本作以降の音楽性を認めない人たちもいるようですが、そんな声にも一切耳を貸すことなく、商業的な成功にも全く目もくれずにひたすら自身の音楽性を追求し続けたホールズワースは、まさしく求道者と呼ぶにふさわしいギタリストといえるでしょう。以前ご紹介したTEMPESTU.K.も含め、プログレ時代に参加したバンドの作品にも当然クールなものは色々あるので、それらは今後ご紹介していきます。
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