Music's Gonna Set Me Free...
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創刊25周年記念号となった今月のBURRN!誌の記事で個人的に最も目を引いたのが「スラッシュ・メタルの25年」でした。最初目にした時にはまた単なる懐古趣味かよ、と思いきや、シーンの当事者から近年の若手まで幅広い世代のミュージシャンへのアンケートに思わず見入ってしまいました。その中でも最も興味深かったのがMANTIC RITUALのダン・ウェットモアで、先日発売されたデビュー作で徹底的にオールドスクールなスラッシュを演っていた人物がスラッシュ・メタルを「カテゴライズのためのラベル以外の何物でもない」と言い切り、「多くのスラッシュ・ファンは考え方が偏狭で、そのことが音楽の創造性や進歩を妨げていると思う」と語ったのは実に痛快でした。しかしそのウェットモアは先日、フォトグラフィーに専念するためバンドを脱退してしまいました。

この特集が組まれたのは今月キングレコードからCombat Recordsのスラッシュ・メタル・アルバム22タイトルが紙ジャケットで再発されることに関連したものだと思いますが、その中でも最大の目玉はEXODUSの1stが初めて日本盤としてリリースされることでしょう。今回のアンケートでの「お気に入りのスラッシュ・アルバム」でブッちぎりのNo.1を勝ち取った本作がスラッシュ・メタルの歴史的名盤として語り継がれる理由として、その音楽もさることながら、何よりも“アティテュードとしてのスラッシュ・メタル”がこの1枚にすべて凝縮されているからだと僕は考えています。スラッシュは元々メタルが持っていた速さ、激しさ、怒りというコアな側面のみを突き詰めたものと僕は解釈しますが、スラッシュ・メタルが登場した80年代前半の作品の中で、最もそれを端的に表現していたのが本作でした。速さという点で本作を上回るものはいくつもあったし、演奏もお世辞にも完璧とはいえないものがありましたが、本作で表現される、スラッシュらしい怒りや暴力性は今なお強いインパクトを残し、しかもそれはここにきてさらに凄味を増しているように感じます。ゲイリー・ホルトがしばしば口にする“スラッシュ・メタル”というタームは、物理的な速さよりも“暴力性”を指しているのではないでしょうか。特に再結成後のアルバムにはその意識が強く反映されているように感じます。"A Lesson In Violence""Strike Of The Beast"なども勿論最高ですが、"Exodus"のリフは未だもってキラー!昨年発売された本作の再録盤「Let There Be Blood」でもその格好良さは奇跡的ですらありました。
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