Music's Gonna Set Me Free...
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RATING: 9/10

“ディオSABBATH”としては「Dehumanizer」以来17年ぶりとなる新作。その前作はリリース当時、モダン・ヘヴィネス云々と言われて否定的な反応が多かったと記憶していますが、今聴くとちっとも“モダン”でもなんでもないことがわかります。そして、今作はその流れを順当に受け継ぎつつ、キーボードによる叙情性をオミットしてオジー期のドゥーミーな色合いを加えた、前3作とは異なる感触の内容に仕上げてきました。しかしその重さは前作を遙かに上回っており、全編通してアイオミのクールなリフが冴えわたっています。個人的には重さ、邪悪さ、威厳のすべてを備えた"Atom And Evil"のイントロ・リフが飛び出した時点で既に勝負はあったというところです。そこにディオの衰え知らずのヴォーカルがさらなる凄味を加える。中にはオジーが歌ってもよさそうな歌メロも出てきますが、やはりこの音にハマるヴォーカルはディオ以外にありえないというのが奇跡的ですらあります。ほぼ全曲のサビで曲のタイトルを連呼するわかりやすさもあって(実はこれが今作の肝ではないでしょうか)、速い曲が終盤に固められた構成もさほど気にならない。「LOUD PARK」でのステージの充実ぶりをそのまま反映させたかのような、2009年の今、このメンツに期待されるものに理想的な答えを出した、問答無用の傑作でしょう。「Dehumanizer」以降、散々こき下ろされながらも同時代的な重さを自らの音楽に取り入れてきたディオの執念はここで遂に実を結びました。前作をモダンだとして否定してきたくせに今作を素晴らしいというのは全くもって筋が通らないし、そもそも“ヘヴィ”にモダンもクソもねえんだよ。

  
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コメント
この記事へのコメント
HEAVEN and HELLは(ブラックサバス結成時から)敢えてへヴィ・メタルを錦の御旗にしてないし(プリーストやMANOWARのような意識は絶無でしょう)、日本でモダン=悪という風潮が今更まかりとおっているのかどうかも疑問です。モダン、コンテンポラリー、同時代的なんてのは日ごと塗りかえられているわけで。
ま、保守や伝統なんていうのも、各自の判断に任せるだけでいいのではないでしょうか。
2009/05/05(火) 22:17 | URL | ダウンロードLOWIQ #-[ 編集]
確かに、僕も書いててこれは矛盾してるかなぁ、とは思いました。

しかしヘヴィ・メタルを名乗る以上、
その時代においてヘヴィだと思える音を出していくのは当然だと思うし、
その一方で日本ではいまだに「モダン=悪」という風潮がまかり通っており、
それに我慢がならなかったという思いもあって、
あえてそのままの表現で通しました。
2009/05/05(火) 13:13 | URL | chaos666 #-[ 編集]
同時代的な重さを自らの音楽に取り入れてきたディオの執念はここで遂に実を結びました。

そもそも“ヘヴィ”に
モダンもクソもねえんだよ。

ヘヴィにモダンもクソもねえらしいが、同時代的な重さはあるんすか?

矛盾した表現では?
2009/05/05(火) 08:46 | URL | ダウンロードLOWIQ #-[ 編集]
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