Music's Gonna Set Me Free...
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さあ、今年もやってきました、メタルの祭典「LOUD PARK」。無事3年連続の参戦を果たすことができました。本当は2日間行きたかったのですが仕事の都合により初日のみ、さらに途中からとなってしまいました。昨年最高のライヴを見せてくれたMACHINE HEADが2日目に組み込まれたのが本当に残念です。2時過ぎに会場入りしてまずグッズ売り場に行ったら既にオフィシャルTシャツとCARCASSのTシャツは完売。これは凄い。中に入るとこれまたオーディエンスの数が(2時過ぎの時点で)昨年とはケタ違いで、既にフロア前方も入場規制がかかっていました。やはりSLIPKNOTがヘッドライナーだと全然違いますね。というわけでまずは既に始まっていたOBITUARYの演奏を遠目から眺めていましたが、ヴェテランならではの貫録あるプレイと圧倒的な音圧、ジョン・ターディの唯一無二のデス・ヴォイスにウォーム・アップされました。去年は一般層向けのバンドが多くてバランスが崩れかけた感もありましたが、やっぱりこれが「LOUD PARK」でしょう。なお、本エントリーのセット・リストはすべて「POWER ROCK TODAY」サイトから若干アレンジして転載しました。

MESHUGGAH

今年の目玉の一つであったMESHUGGAHの初来日には僕も大いに注目していましたが、その期待通りのライヴを見せてくれました。最大の特徴であるポリリズムによる気持ち悪いグルーヴ感はライヴだとより迫力を増してきますが、実はドラムは大半の曲でシンプルな8ビートを叩いているので意外なほどノリ易い。サウンドも実にタイトで、バンドのもうひとつの魅力であるシュレッド・リフの気持ち良さがダイレクトに伝わってきました。セットは最近のツアーに準じたものでしたが、持ち時間の関係で数曲削られてしまった(特に"Suffer In Truth"!)のが残念でした。最初はバンド側のフロアで見ていましたが、CARCASSを最前で見るために途中で脱出、MESHUGGAHの名を知らしめた名曲"Future Breed Machine"を遠巻きに見るしかなかったのがなんとも勿体無かったですが、これは仕方ありませんね。

(Set List)
01. Perpetual Black Second
02. Bleed
03. Electric Red
04. Rational Gaze
05. Pravus
06. Straws Pulled At Random
07. Future Breed Machine


DRAGONFORCE

'06年に続いて2回目の「LOUD PARK」出場となったDRAGONFORCE。僕は2年前は観ることができなかったので、これが初めてとなります。しかしライヴでもやっぱり速いのなんの。問答無用に暴れさせてくれます。CDで聴くと時々その長さが余計に感じられたりする光速シュレッド・ギター・バトルも、ライヴだとある種のトランス状態さえももたらしたような気がします。ちょっと演奏が乱れようが関係ねぇ、速けりゃいいんだコノヤロー的な突き抜けた爽快感。今後ド定番となるであろうラストの"Through The Fire And Flames"ではイントロのためだけにアコースティック・ギターをセット。このこだわりにも痺れました。ここではドラム・サウンドがこもり気味だったのがやや残念でしたが...。思わず暴れたくなる衝動を抑えられなくなる、椅子つきのスタンドではなくスタンディングで観るべき、モッシュやサークル・ピットさえも可能な猛烈なスピードとパワー。これまでのメロディック・スピード・メタル・バンドとの違いはすべてここにありました。まさしく唯一無二のDRAGONFORCEワールド。来年3月には単独のジャパン・ツアーも決定しましたが、全公演クラブ・ギグで正解!

(Set List)
01. Heroes Of Our Time
02. Fury Of The Storm
03. Reasons To Live
04. The Last Journey Home
05. Valley Of The Damned
06. Through Fire And Flames


SONATA ARCTICA

僕がSONATAを観るのは今回と同じさいたまアリーナで行われた2004年の「IRON MAIDEN FESTIVAL」以来2度目となりますが、その時とは違い、速さを抑えてトニー・カッコの歌を主軸に据えた現在の本格派メロディック・メタル路線そのままのライヴが展開されました。その前のDRAGONFORCEがあれだけのカオスを生み出した後だけに、余計に落ち着いた印象がありました。ましてやフェスティヴァルなんだからもっと速い曲演ってもいいだろう(今回は"San Sebastian"も"Wolf & Raven"もプレイせず)とは思いましたが、そのトニーのヴォーカルに前回観た時とは違った堂々たる自信が漲っていたのもまた事実であり、ライヴでもこれだけ歌えるなら今の路線で行きたくなる気持ちもなんとなくわかるような気がしました。「来年ニュー・アルバム出して日本に戻ってくるぜ!」と宣言していましたが、もう初期のスピード・メタル路線は期待してはいけないんだろうなぁ。個人的には曲の最後に、シリアスなムードをかき消すかのように妙に流暢な日本語で「どうも!」とか「ありがとうございました」と言うのが面白かったですね。

(Set List)
01. Intro
02. In Black And White
03. Paid In Full
04. White Pearl, Black Oceans
05. It Won't Fade
06. Draw Me
07. 8th Commandment
08. Don't Say A Word
09. The Cage
10. Vodkaaaa
11. Outro


CARCASS

今回僕が最も観たかった、今年の最大の目玉であったCARCASS。歴史的名盤「HEARTWORK」のツアーでの'94年来日公演は観ることができず、そのまま解散してしまっただけに、CARCASSを観ることは僕にとっての夢でした。そして今年遂に再結成を果たし奇跡の日本上陸。まさに15年越しの夢が叶った瞬間でした。当然、僕はフロア最前に陣取ってその時を待ち続けていました。聞くところによるとフロア後方は大混乱だったそうですが...。そしてイントロSEから"Impropagation"がスタートした瞬間、僕の心は完全にブッ飛んでしまいました。その後も名曲のオン・パレードで容赦無く僕の体力は奪われていきました。両ステージ間のスクリーンには通常はバンドの演奏が映されますが、CARCASSだけは演奏の代わりに、人によっては思わず目を覆いたくなるであろうゴアな映像が次々と飛び出してきました。これは演出効果もさることながら、「本当に俺達を観たいヤツだけにこのステージを見せてやる」という意思表示かもしれません。サウンドは至ってクリアでド迫力。ジェフ・ウォーカーの噛み付きシャウトはさらに凄味を増し、FIREBIRDの活動でレイドバックが不安視されたビル・スティアーも、それを吹き飛ばすクールなリフと流麗なソロをキメる。しかし期待されていたケン・オーウェンの同行は実現せず。健康上の問題で仕方がないとはいえ、これは実に残念です。マイケル・アモットとダニエル・アーランドソンのARCH ENEMY組がメンツに加わっていたこともあり、フロアにはARCH ENEMYのTシャツを着たファンも多数いましたが、滅多に吐かない暴言を吐かせてもらうならば、去年のARCH ENEMYなどCARCASSの足下にも及ばない。ラストで遂に登場した"Heartwork"のツイン・リードが乱れてしまったのが残念でしたが、もうそんなことはどうでもよくなっていました。CARCASSは僕の夢を100%裏切らない最高のライヴを見せてくれました。本当にありがとう!

(Set List)
01. Inpropagation
02. Buried Dreams
03. Corporal Jigsore Quandary
04. Carnal Forge
05. Incarnate Solvent Abuse
06. No Love Lost
07. Edge Of Darkness (intro)
08. This Mortal Coil
09. Embodiment
10. Keep On Rotting In The Free World
11. Genital Grinder (intro)
12. Death Certificate
13. Ruptured In Purulence (intro)
14. Heartwork
15. Carneous Cacoffiny (outro)


AVENGED SEVENFOLD

'06年、'07年と2年連続「SUMMER SONIC」出場を経て、今年いよいよ満を持して「LOUD PARK」初出場となったA7X。僕はCARCASS後で、最後にSLIPKNOTが控えていたこともあり、全部観たかったのを諦めて前半を水分補給と食事に充てることに...。でも音は何とか拾って聴いていました。もはやメタルコアの枠を超えた、アメリカン・アリーナ・ロック的なスケール感を身につけた自信に溢れたパフォーマンスが伝わってきましたが(客層もサマソニからそのまま引っ張ってきたような人達が多かったような気がします)、逆にそれ故に暴れ系としての色合いが薄かったのが個人的にはなんとも歯痒いところでした。セットは持ち時間の中で必要不可欠な曲で固め、来日前のツアーで演っていた"A Little Piece Of Heaven"がプレイされなかったのは残念でしたが、(これを書いている時点ではまだ行われていない)BULLET FOR MY VALENTINEとの対決ライヴではきっとプレイされることでしょう。

(Set List)
01. Critical Acclaim
02. Afterlife
03. Beast & The Harlot
04. Scream
05. Unholy Confessions
06. Synyster Gates Guitar Solo
07. Bat Country
08. Gunslinger
09. Almost Easy


DOWN

フィル・アンセルモとレックス・ブラウンにとっては「BEAST FEAST 2001」以来7年ぶりの来日、DOWNとしては「BF2002」の出演キャンセル以来6年越しのリヴェンジとあって、SLIPKNOT前にもかかわらずDOWNのステージには筋金入りのコアなファンばかりが集まっていた感がありました。それ故にライヴの熱狂ぶりもハンパないものでした。とことんルーズな超ド級ヘヴィ・グルーヴを全身全霊で繰り出し、そこにフィルのあのスクリームが乗る。そして思わずその流れに身を委ねてしまう。その流れが頭からケツまでひたすら続く。人によっては思いっきり退屈極まりないであろう、それまでに出てきたバンドとは全く異質のノリでしたが、これもまた「LOUD PARK」にふさわしいものだったと思います。楽器陣もルーズではありながら締めるべきところはキチッと締めるプレイに唸らされましたが、特に印象に残ったのがペッパー・キーナン。ギブソンES335であれだけヘヴィな音を出せるのは凄い。ラストの"Bury Me In Smoke"終盤のインプロヴィゼーションはまるで普段のジャム・セッションの延長のようだなと思っていたら、演奏中に弦楽器陣が次々にステージに飛び入りしてきた人たちに楽器を渡し、さらにはフィルがレックスからベースを渡されてそのまま弾いてしまいます。挙句の果てにはドラム以外のメンバーが誰も楽器を持っていないという事態に。これこそがDOWNというバンドの自由なノリを象徴していた光景だったと思います。

(Set List)
01. Underneath Everything
02. Hail The Leaf
03. The Path
04. Lysergik Funeral Procession
05. Lifer
06. Pillars Of Eternity
07. N.O.D.
08. New Orleans Is A Dying Whore
09. Losing All
10. Stone The Crow
11. Bury Me In Smoke


SLIPKNOT

さあ、いよいよSLIPKNOTです。フロア前方入口の混乱ぶりから考えて、さすがに最前行くのは厳しいかと思いましたが、DOWNの演奏が始まるとともにあっさりと入ることができました。セットはLP前に行われたジャパン・ツアーと同様に、これまではずっと大ラス曲だった"Surfacing"でスタート。これで燃えないわけがない。その後も容赦無くブルータルなナンバーで一気呵成に畳み掛ける。日本公演ではおなじみとなったコリー・テイラーの「ナカユビタテロ!」「テヲアゲロ!」「トベ!」といった煽りも健在。その一方で、MCでは新作が日本の洋楽チャートで1位を獲得したことや、来年デビュー10周年を迎えることについてファンに感謝の意を表するなど、律儀な面も垣間見せました。僕はSLIPKNOTのライヴは初めてでしたが、ブルータルな曲とキャッチーな曲がセットの中で違和感なく共存できるところが一番の魅力と感じました。だからエクストリーム・メタル・ファンもヴィジュアルから入ったファンも共に楽しめる。そこにジョーイの回転ドラムやクリスの回転パーカッションなどの視覚的エンターテインメントも加わり、メタル・ライヴ・ショウとして文句のつけようのない楽しさを味わえました。新作からプレイされたのは2曲にとどまりましたが、これも上手くハマっていました。その後定番の"The Heretic Anthem"の666コールで再び戦闘モードに戻り、ダークな余韻を残す"Only One"で一旦終了。しかしまだコレを聴かなきゃ帰れない。その期待を裏切らない"People = Shit""(sic)"のアンコール2曲で最後の気力を振り絞り、大満足のうちに「LOUD PARK 08」初日は終了しました。

(Set List)
01. Surfacing
02. The Blister Exists
03. Get This
04. Before I Forget
05. Liberate
06. Disasterpiece
07. Dead Memories
08. Psychosocial
09. The Heretic Anthem
10. Prosthetics
11. Spit It Out
12. Duality
13. Only One
(encore)
14. People = Shit
15. (sic)



ほぼ休憩なしでひたすらステージを見まくった2年前と比べて、現在33歳の今年は明らかに体力の衰えを痛感しました。ましてや今年はレコード会社のブースに行く余裕がないほど見所満載。でもやっぱり自分がメタルが好きだと実感できるのは今やこの「LOUD PARK」以外にはありません。そう思い続けている限り、僕はまだまだスタンディング・ライヴへの参加をリタイアするわけにはいきません。メタルは反逆の音楽。それこそまさしく普遍であるべきメタルの本道。昨年のラインナップに何組か含まれていた“場違いバンド”がおらず、よりターゲットが明確となった今年のLPが明らかに去年以上の盛り上がりを見せたことがそれを証明したと思っています。会場内では来年も幕張で「PUNKSPRING」開催が決定したことが告知されていましたが、ここまできたらもはやパンクには負けてはいられません。この盛り上がりをキープしたまま、是非とも来年は再び会場を幕張に戻してくれることを強く期待します(椅子は無くなるかもしれませんが...)。では、今年もこの言葉を長文の締めとしましょう。

Long Live Loud Park & Rock 'n' Roll!!!!
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コメント
この記事へのコメント
>xxxさん
幕張になると椅子が無くなるという懸念もありますが、
今年のフロアの混乱ぶりから考えても、
来年はもっと広いスペースをとるべきでしょう。
それにふさわしいヘッドライナーが来年アルバム出してくれることに期待します。

>セニョールさん
いくらなんでもステージに飛び入りするのがクルーやローディーだとは思えないので、
きっと共演のミュージシャンなんだろうとは思っていましたが、
なんとロブ・フリンもいましたか。
SLIPKNOT側でスクリーン見ていたのでよくわかりませんでしたが、
これは嬉しいサプライズでしたね。
2008/10/21(火) 18:18 | URL | chaos666 #-[ 編集]
DOWNのラストに飛び入りしてたのはMachine Headのロブですよ。
2008/10/21(火) 12:18 | URL | セニョール #-[ 編集]
ラウドパーク参戦お疲れ様です。
CarcassとMeshuggah見たさに初日だけ参戦しました。
その2バンドもヤバかったですが、Obituaryがスゴすぎた印象があります。
来年は幕張で、同感です。
2008/10/21(火) 00:16 | URL | xxx #-[ 編集]
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