Music's Gonna Set Me Free...
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前作「PROPHECY」でのマックス・カヴァレラ(Vo,G)以外のメンバー総入れ替えにより、名実共にマックスのソロ・ユニットと化したと思われたSOULFLYですが、前作に続いて約1年半というハイ・ペースで届けられた5作目は、初めて前作と同一のラインナップをキープして制作されました。

その前作は、3作目で微妙に垣間見えたある種の煮詰まり感を「開き直ったかのようなメタル回帰とワールド・ミュージックへのさらなる探求で強行突破を図った」快心の1枚でしたが、今作を聴くと前作の「メタル回帰」がまだまだ序の口に過ぎなかったことを誰もが感じることでしょう。ライナーでも触れられているように、今作の背景にあるものはダイムバッグ・ダレルとマックスの孫モーゼの死が大半を占めているようですが、そこから生まれたやり場のない怒りがアルバムの半数近くを占める突撃スラッシュ・チューンに乗って八方破れにブチ撒けられています。はっきり言ってSOULFLYのアルバムでこれだけ速い曲が聴けるとは予想外の驚きであり、マックス自身が在籍していた頃のSEPULTURAを思わせる激烈さには否応無く燃えました。さらに今作のメタル度を高めているのは、先頃ソロ・アルバムでギター・シュレッダーとしての実力を開花させたマーク・リゾの超絶ソロであり、彼の力量も全面的に活かされているのが嬉しかったです。反面、ワールド・ミュージック色は当然後退していますが、今作ではそんなことやる余裕なんて無いと言わんばかりの激しい衝動性が全編を支配しているため、これは自然な流れといえるのかもしれません。

怒りの感情渦巻く今作の中で唯一、この世を去ったマックスの家族に捧げられた"Staystrong"は従来路線のSOULFLY節であり、最後にムーディーなインスト・パートが延々と繰り返されるところも「いかにも」といったところで、これを余計だと思うファンは多いと思いますが、これはマックスにとって決して外せないものなのかもしれません。SOULFLYのキャリアの中で異色作になりそうな可能性が高い今作ですが、やはりこれは今、マックスがどうしても出さなければならない音だったのでしょう。たとえ次作がどんな方向に転ぼうとも、このリアリティがあれば決して失望させられることはないでしょう。
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