Music's Gonna Set Me Free...
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60年代後半から70年代前半のロック・アルバムの中には、「音はいいのにこのジャケットはねえだろ」というものがいくつもありました。PATTOの1stとかMAY BLITZの2枚とかBLACK CAT BONESなどは当時の英国B級ハード・ロックのアングラな雰囲気を伝えるものとしてまだなんとか受け入れられる感もありますが、今回ご紹介するTOE FATが'70年にリリースした1stアルバムは「このジャケはねえだろ」アルバムの中でも最高峰に位置する1枚といえるでしょう。

今作は後にURIAH HEEPに加入するケン・ヘンズレー(Key)とリー・カースレイク(Ds)が参加したことで知られ、音楽的にも既にソロ・シンガーとして地位を確立していたクリフ・ベネットの男臭いヴォーカルを中心に据えたブルース・ベースのHRでなかなか格好良いものでしたが、そのすべての印象を一気にかっさらってしまったのがこのジャケットでした。かのヒプノシスが手がけた、人の頭を親指にとっかえてしまった、何度見ても気持ち悪いジャケットは当時イギリスでは「音の評価を必要以上に下げた」と酷評され、後にアメリカでリリースされた際には一番奥の2人がエアブラシで消され、代わりに犬が描かれていました。しかし、個人的にはこの犬がまた不気味さを増長している気がします。ヘンズレーとカースレイクは今作1枚のみで脱退、バンドは新メンバーを加えて翌'71年によりHR色を強めた2作目をリリースしますが、結局その2作目をもって解散しました。演っている音楽に全くそぐわない今作の異様なジャケットがもう少しましなものだったら、彼らへの評価はもっと違ったものになっていたのではないでしょうか。いくらブリティッシュ・ロック崇拝の根強い日本でも、今作が紙ジャケ再発されることは永遠にありえないでしょう。
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親指タイタニックとかバットマンとかスパイダーマンとかいろいろあるね!
2008/05/16(金) 20:55 | URL | z #-[ 編集]
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