Music's Gonna Set Me Free...
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さて、「LOUD PARK 07」2日目のレポートです。この日は前日の疲れを残したまま朝からフル参戦。かなりの長文になりますがご容赦ください。

(ALL THAT REMAINS)
この日唯一の暴れ系バンドといえるATRはグッズ購入のため途中から観戦。まさに典型的なメタルコアとしか言いようのない音でしたが、オープナーとしてフロアをウォーム・アップさせるには十分な働きをしていたのではないかと思います。暴れたい人がモッシュやクラウド・サーフを遠慮なくやれるのはここぐらいしかありませんでしたしね。

(AMORPHIS)
近作2枚で日本での人気を取り戻したAMORPHISですが、そのイメージに違わぬ堅実なライヴ運びが印象的でしたが、フェスティヴァルで見るには少々地味だった感もありました。正直2番手という位置で良かったような気が。そんな中トミ・ヨーツセン(Vo)がブライアン・フェア(SHADOWS FALL)ばりの長いドレッド・ヘアを振り回すアクションが見ものでしたが、ヴォーカルもライヴでもかなり巧かったですね。ホント、いいヴォーカルを探してきたものです。

(ANTHEM)
今年のLPで唯一のドメスティック・バンド(自国語で歌うバンド)だったANTHEMはスタンドで座って見ていましたが、やはり日本語のMCがダイレクトにオーディエンスに伝わると盛り上がりもかなり変わりますね。音自体はいかにもB!誌の編集長が好んで取りあげるのがよく判る、まさに教科書通りのHMとしか言いようがないものでしたが、彼らはそれを信念を持ってやり続けてきたからこそ、これだけの説得力を生み出せたのだと、バンドにさほど思い入れのない僕でも感じました。清水昭男(G)がやけに普通の人っぽいルックスで熱く弾きまくっていたのがいい味出してましたね。

(ANDRE MATOS)
この人は最初マイクの不調でかなり損をしていた感がありましたが、常々指摘されるファルセットの違和感がライヴではさほど感じられず、その点は好印象ではなかったかと思います。バックのメンバーも巧い演奏で単にヴォーカルの引き立て役以上の仕事をしていたと思います。MCは大半が日本語でしたが、モロにモニター前のカンペを見ながら喋っていたのがイタかったですね。後半は勿論"Carry On"も含むANGRA時代の持ち歌の連発でしたが(途中JOURNEY "Separate Ways"もあり)、それで盛り上がるのはまあ当然でしょう。この人にこそ歌う権利があるわけだし。しかし"Carry On"はいつ聴いても名曲ですね。個人的にはそれだけで満足でした。

(WIG WAM)
この日の場違いバンドその1、WIG WAM。しかしパフォーマンス自体は結構良く、北欧色を強めたBON JOVIとでもいえそうな曲の数々は素直に楽しめるものでした。バンド自体のキャリアは短いもののメンバー各人は結構長い前歴があるようですが、それに裏打ちされたショウマンシップも見事だったと思います。すっかりセレブの世界の人達となって久しいBON JOVIと違った親しみやすさもあり(当然か)、確かにこれは日本で人気出るよな、と納得しました。

(LACUNA COIL)
メタル・ディーヴァとして揺るぎない地位を築いたクリスティーナ・スカビアに注目が集まったLACUNA COILですが、ここを休憩タイムに置いていたため、あまりマトモには観ておらず傍目に観ていただけでしたが、予想していたのと違ってアグレッシヴなステージングが印象に残りました。

(TESLA)
この日の場違いバンドその2、TESLA。もうみんなおっさんとしか言いようのないルックスでしたが、オヤジ・パワー炸裂というべきヤケクソ気味なプレイ、フェスの性格を考慮したと思われる勢いのある曲を中心に組んだセットが思いの他良かったですね。しかし"Love Song"が一番盛り上がったというのは「LOUD PARK」的にどうなの?という感じでしたね。まあ、TESLA最大のヒット曲ですし、演らないわけにはいかないでしょうが…。

(SATYRICON)
それまでの80’sに傾いていたムードを、SATYRICONが一気に暗黒色に塗り替えてくれました。彼らも最初マイクの不調で1曲目がほぼインスト状態になってしまったのが残念でしたが、その後はそんなアクシデントをものともしないステージングで押し切ったという感じです。サティアー(Vo)のカリスマ性もさることながら、バックのプレイも実にタイトで強烈。僕は次のSAXONに備えてBig Rock Stage側のフロア最前で観ていましたが、ブラスト・ビートが飛び出した瞬間にはやっぱりこれが「LOUD PARK」だろ、と唸ってしまいました。速さを抑えてストロング・スタイルに移行した近作の曲がメインでしたが、ライヴでの即効性はそれ以前と同等だったと思います。特にまさかのメジャー・リリース作「VOLCANO」のリーダー・トラックだった"Fuel For Hatred"は当初違和感が拭えませんでしたが、こうしてライヴで聴くと相当なキラー・チューンですね。

(SAXON)
僕が今年の2日間で最も観たいバンドだったSAXON。なにしろ26年ぶりの来日であるからして、ファンの飢餓感は昨日のMACHINE HEADどころの騒ぎではありませんでした。SATYRICONの終了直後から早くも"SAXON! SAXON!"コールが飛び出したのがそれを如実に物語っていました。僕は当日は知らなかったのですが、ここで今日初めてのフロア入場規制がかかったということです。開始前に司会の人からバイクの駐車違反が通達されましたが、その後遂に登場したSAXONの1曲目が"Motorcycle Man"だったというのは笑うしかありませんでした。しかしこの超名曲で一気に僕のスイッチが入り、往年の名曲と未だ現役を誇示する近作の曲の数々に昨日痛めた首のことも忘れて、本能の赴くままにヘッドバンギングしまくりました。中盤でビフ・バイフォード(Vo)が今後DVDを出すことを予告し、そのマテリアル用と思われるビデオでフロアを撮影していました。僕も映っているといいなあ。演ってほしい曲は殆ど演ってくれて(これで"747(Strangers In The Night)""20,000 Feet"あたりもあれば完璧でしたが、55分の持ち時間ではカットせざるを得ないのは仕方ないでしょう)、間違いなく思い出に残るライヴとなりました。しかし、ラストのド定番"Princess Of the Night"のリフはいつ聴いても最強!

(HANOI ROCKS)
ともすれば彼らも“場違いバンド”といえるかもしれないHANOIは、SAXON後で疲れ切ったため後方で眺めていましたが、フロアの盛り上がりがそう言わせるのを許さないような雰囲気もありました。しかしそれにしても音量デカ過ぎ。時に何弾いてるのか判らなくなるほど。マイケル・モンローのロック・スター然とした佇まいの一方で、僕はアンディ・マッコイのニヒルな渋さに惹かれましたね。

(ARCH ENEMY)
ARCH ENEMY目当てに集まったファンはそれまでの比ではありませんでした。僕はMARILYN MANSONファンの仲間とUltimate Stage側で観ていましたが、フロアの密集度と突き上げられる拳の数がそれまでとはケタ違い。さすがにBURRN!の表紙を飾ると全く違いますね。オープニングは新作の1曲目"Blood On Your Hands"でしたが、例の"Re-mem-ber!!"のシャウトをオーディエンスが絶叫した瞬間に、この曲は定番になるな、と確信しました。当然選曲はアンジェラ・ゴソウ加入後限定で、途中にはお約束のアモット兄弟のツイン・ギター・ソロ・タイムもあり、最後は"Fields Of Desolation"のリード~エンディング・ソロで締めるという(これは以前からそうでしたが)、もはや彼らも様式美の領域に突入したことを実感させるライヴでした。新作の評判から考えても、これで彼らも日本での人気は完全に鉄板ですね。

(MARILYN MANSON)
ARCH ENEMYがあれだけの熱狂を生み出した上、終演後に帰路についたファンの数の多さ、そして新作について良い評判を殆ど聞かないことから、さすがのMANSONも“食われて”しまうのではないかと思いましたが、それは杞憂に過ぎなかった気がします。セット・チェンジの際に彼らだけ幕が下ろされて期待感を煽っていましたが、いざ始まってみるとステージはいたってシンプル。スモークの中から現れたマンソン師は離婚のショックから完全に立ち直ったかのような怪し過ぎるパフォーマンス全開。そして事あるごとにフロアに降りて最前のファンに寄り掛かるというサーヴィス満点のステージングを展開しました。気になる選曲も新作からの曲は最小限にとどめ、"Sweet Dreams""Rock Is Dead"を始めとするヒット曲、定番曲を惜しみなく大放出。そのテンションだけで最後まで押し切ってしまい、ヘッドライナーとしての面目を保った感がありました。ハイライトはやはりアンコール"Antichrist Superstar"での演説シーンで聖書を燃やしたところでしょう。もう理屈抜きに楽しめました。大ラスは勿論"The Beautiful People"で、フロアに降りたマンソン師がクルーに担がれて袖に引っ込み、そのままあっけなく「LOUD PARK 07」は終了。なんじゃそりゃ。


昨年に比べて暴れ系バンドが激減したせいか、物足りなくなってしまうのではないかと思った今年のLPでしたが、何だかんだ言っても楽しめました。来年以降もやるのであれば、規模は今年ぐらいでいいので、もう少しクラシック・メタル系と暴れ系のバランスがとれたラインナップにしてほしいというのが今後への希望ですね。かつて“自分自身の確認の場”として毎年元旦の「プロスポーツマンNO.1決定戦」に出場した古田敦也選手のように、僕は「LOUD PARK」を自分自身の確認の場として、体力の続く限り(そして観たいバンドがいる限り)毎年参戦するつもりです。今年もこの言葉でこの長文を締めくくりましょう。

Long Live Loud Park And Rock'N'Roll!!!
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コメント
この記事へのコメント
なかなか楽しめました...
なるほどねえ...
てかレポほんと楽しいというか
かなりうけました...
2007/10/27(土) 21:47 | URL | ミュジニー #-[ 編集]
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