
RATING: 7.5/10
最初にYouTubeで試聴した"Constant Motion"と"The Dark Eternal Night"だけの段階では、今作は「TRAIN OF THOUGHT」系のメタリック路線かと思いましたが、こうして全曲を通して聴くと曲ごとのカラーがはっきりと分かれており、(ジョーダン・ルーデス加入後の)集大成という前評判は確かにその通りという感じがします。
しかし、同じそれまでの集大成であった歴史的名作「SCENES FROM A MEMORY」の、ヘヴィネスとテクニックとメロディが完璧なまでに拮抗して形成されたスケール感には及んでおらず、さらにはラスト2曲の長編がどうしても冗長な印象しか残らないこともあって、今作は依然として並のプログ・メタルが到達し得ない領域にはあるものの、彼らだからこそこれでは物足りないという印象に落ち着いてしまいます。前作あたりから見え隠れしていた、元ネタが透けて見えるアレンジが今作でさらに露骨になったのも(今作はOPETHとMUSE)なんだかなぁ...という感じです。というわけで今作は個人的には前半部にはかなり聴き応えを感じたものの、後半のアレンジをもう少し練ればもっと印象は良くなったかもしれません。最近のライヴでは「IMAGES AND WORDS」の完全演奏をやっていましたが、今作が完全演奏するに値するアルバムかというと、今はそうでもないといったところでしょうか。
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