Music's Gonna Set Me Free...
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RATING: 6.5/10

ノルウェジアン・ブラック界の達人ドラマーであるヘルハマーが現在、共にシーンを代表しながら全く正反対の立ち位置にいる2つのバンドに在籍し、その2組の新作がほぼ同時期に出たというのは実に興味深いものがあります。一方は1つ前のエントリーでご紹介した、劣悪な音質で怨念剥き出しの地獄絵図を描いた新作で再びアンダーグラウンドの住人と化したMAYHEM。そしてもう1つは今や本国ノルウェーでは駅の構内にアルバムの広告がデカデカと貼り出され、ノルウェー国王の面前でプレイするほどのメジャー・バンドと化したDIMMU BORGIR。4年ぶりとなる7作目はそのイメージに忠実に作られた、極めてプロフェッショナルな1枚となりました。ちなみに曲名は昨年のTHE HAUNTEDの向こうを張って?、ボーナス・トラックも含めてすべて"The"で始まるツー・ワードで統一されています。

シンフォニック・ブラックの頂点を極めた前作の流れに従い、荘厳なオーケストラ・アレンジとクリーンでありながらやたらに音圧の高いバンド・サウンドが作り出すゴージャスなプロダクションに圧倒されますが、曲自体はバンドの全カタログ中でも聴き易い部類に入り、さながらハリウッド映画の如く、ひたすらエンターテインメントとしてのブラック・メタルを追求したものといえるでしょう。それ故に初期の彼ら自身や他のバンドと比べるとブラック・メタルとしてのスリルやエキサイトメントはどうしても弱く、さらにブラストの使用頻度が前作よりさらに減ったこともあって、「STORMBLAST」再録盤と同様、せっかくヘルハマーを起用しているのにいかにも彼らしいドラミングの見せ場が殆ど無いのにももどかしさを感じます(逆に言えば、それだけ曲のスタイルを理解したプレイに徹したといえるわけですが)。同じシンフォニック・スタイルを突き詰めたRHAPSODY OF FIRETHERIONMANOWARの新作のように、日本の市場では受けが良さそうですが、コアなリスナーからは徹底的に袋叩きに遭いそうな予感が全編から漂う1枚ではないでしょうか。
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2008/12/11(木) 18:06:45 | blogring.org
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