Music's Gonna Set Me Free...
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RATING: 7/10

あのRoadrunnerが久々に契約したデス・メタル・バンドとして話題となっている、元CHIMAIRAのケヴィン・トーリー(Ds)を擁するアトランタ出身の6人組のデビュー作。しかしそこは今や殆どメジャー同然のRoadrunner故、今更オールドスクールなバンドと契約するわけもなく、プロデューサーにジェイムズ“デス・メタルを更生させる男”マーフィー、エンジニアにアンディ“安全研磨、毒抜き滅菌”スニープ、ミックスにコリン・リチャードソンという豪華な制作陣を迎え、洗練されたサウンドと単なるデスの枠に留まらない現代的なアイディアを盛り込んだ、シーンの最前線を意識した1枚に仕上がっています。

いかにもデス・メタル的な暴力性、邪悪さよりもソリッドな切れ味を重視した音作りは流石の格好良さですが、なんといっても最大の特徴は全編で鳴り響くキーボード。時にギター・リフと融合して不穏な響きを聴かせたかと思えば、壮麗なオーケストラ・アレンジからトランス~ハウスにまで踏み込んだエレクトロニック・アレンジまで縦横無尽の活躍ぶり。既存のデスの枠を踏み越えんとするこの貪欲さからは、まるでMORS PRINCIPIUM ESTが先頃新作であっさりと放棄した(と思える)「THE UNBORN」 の先進性を、まるでこのバンドがそのまま引き継いだかのような趣さえ感じさせます。楽曲面ではFEAR FACTORYや後期CARCASSなど、あちこちに元ネタが見える部分もありますが、それを些細に思わせるだけのオリジナリティは既に確立されています。個人的にはもう少し速さで押す場面があればなお良かったと思いますし、1stにしてあまりに完成され過ぎという感も無きにしもあらずですが、どうやらこのキーボーディストが音楽性の鍵を握るバンマスらしいので、M.P.E.がメイン・ソングライターの脱退で先行き不透明になっている今、次作以降でもこのアヴァンギャルドなセンスに更なる磨きをかけてくれることに期待したいものです。
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コメント
この記事へのコメント
ご無沙汰しております。
個人的に非常に気になっていた新人バンドで、私は到着待ちといったところです。
数曲試聴しただけですが、キーボードに対するコメントには大いに同感いたしました。到着が楽しみです。
2007/03/21(水) 10:39 | URL | ファラン #-[ 編集]
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