Music's Gonna Set Me Free...
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初期ASIAを支えたジョン・ウェットンとジェフ・ダウンズが再合流して始めたユニットがオリジナルASIAの復活と並行して制作した1年半ぶりの2作目。2人はASIAとしてではなく、あくまでもICONというプロジェクトとして活動を継続したいようで、その決意は今作の「RUBICON」というタイトルに象徴されているといえるでしょう。おそらく今後の作品にも「...ICON」というタイトルが使われるのでしょう。

その決意はタイトルだけでなく音にも表れており、前作で感じられた「ASIAっぽい音楽を演ろう」という意図さえも今作では大きく後退し、冒頭の3曲こそASIA的な色合いを感じさせるものの、その後はひたすら心の赴くままに美旋律とそれを引き立てる荘厳さを追求したかのような楽曲が続きます。中でもアネク・ヴァン・ガースバーゲン(THE GATHERING)をフィーチュアした"To Catch A Thief"はフッと心の隙間に入り込んでくるかのようなサビ(僕はふと気がついたらこの曲のサビを口ずさんでいました)が絶品すぎるキラー・チューン(この手の音楽にキラー・チューンというタームを用いるのもどうかと思いましたが)です。いずれにせよウェットンとダウンズという2人の組み合わせで期待される音以外の何者でもありませんが、もはや期待云々という次元ではなく、この2人が顔合わせて曲書いたらこういう音しか出てこないんだろうなぁ、と思ってしまうほど、メロディック・ロックとしての純度は前作より格段に高まっています。というか、もはやロックと言うことすら躊躇いたくなります。

かつて売れ線として徹底的に揶揄された“産業ロック”が逆にオルタナティヴな存在となって久しい今、他の多くの同系統のバンドがJOURNEYSURVIVORの幻影を追っただけで却って貧乏臭さを醸し出してしまっているのを横目に、ASIAの看板からも離れて純粋に美旋律を極めようとする彼らは、個人的には今のロック・シーンの中でも特にオルタナティヴだと思いました。だからこそ今作は美しい。
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コメント
この記事へのコメント
そんなあなたにNEWSです。メタルを根底から覆すなぁ。

http://x51.org/x/05/05/0327.php

2006/11/15(水) 21:40 | URL | 覇次郎 #-[ 編集]
こんばんは。
このブログではあまり取り上げませんが、
僕は結構この手の美旋律ものも聴いていたりします。
QUEENは僕のオールタイム・フェイヴァリットですし、
他にもJELLYFISHとかロビー・ヴァレンタインなんかも気に入っています。
要はメタルもポップも、徹底的にこだわったものがいいというわけです。
今回のジョン・ウェットンはあの声がとにかく好きなんですよね。
2006/11/10(金) 02:46 | URL | chaos666 #-[ 編集]
確かに産業ロックはあまり無いかもしれないですねえ...
TOTOは頑張っているみたいですけど
2006/11/09(木) 21:18 | URL | ミュジニー #-[ 編集]
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