Music's Gonna Set Me Free...
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行ってきました。「LOUD PARK」2日目。体力の限界に挑戦するかの如き究極の耐久メタル・ライヴをたった1度の休憩でぶっ通しで見続けたためか、昨日の帰宅直後ははっきり言って何もできませんでした。今日腰を落ち着けてレポートを書いたので、長文になりますがご紹介します。当日のセット・リストはオフィシャル・サイトをご参照ください。

AS I LAY DYING
2日目のトップ・バッターとなったA.I.L.D.。前回の来日はSTORY OF THE YEARの前座という違和感ありまくりなものでしたが、今回は勝手知ったるメタル・フェスということで、のっけから気合の入りまくったパフォーマンスで十分過ぎるほどのウォーム・アップを果たしてくれました。ギターの片割れが担当したクリーン・ヴォーカルが怪しかったことを除けば、演奏面も申し分なかったです。

BLOODSIMPLE
この2日間の全出演バンドの中で唯一日本盤が発売されていないバンドながら、日本でも人気の高かったVISION OF DISORDERのティム・ウイリアムズ(Vo)のニュー・バンドということもあり、フロアにはコアなファンが多数押し寄せてきました。僕は去年発売されたデビュー作「A CRUEL WORLD」が気に入っていたため、勝手にこの日のダークホースと決めていたのですが、その期待に応える壮絶なライヴだったと思います。特に僕の昨年のベスト・チューン候補にも入った"What If I Lost It"以降の流れは圧巻で、怒涛のヘヴィ・グルーヴとウィリアムズの咆哮に心ゆくまで身を委ねて暴れまくりました。今からでも遅くはありません。日本のレコード会社はBLOODSIMPLEを日本デビューさせるべきです。

LAMB OF GOD
BLOODSIMPLEを観た後、グッズ購入と昼食のためにひとまず休憩をとり、この日の目玉のひとつであったL.O.G.に参戦。かねてからライヴが凄いという評判は聞いていましたが、その評判通りの凄まじく激烈な音の壁に圧倒されました。ランディ・ブライズ(Vo)の存在感も際立っており、既にカリスマ性すらも感じさせました。噂の“ウォール・オブ・デス”はさすがに本場アメリカに比べると規模が小さいんだろうなあという感じはしましたが、それでも暴動の如き大モッシュ・ピットが形成され、それにもまた圧倒されました。そしてこの激音にすっかりキレてしまった僕は終盤で遂にクラウド・サーフィンを敢行!最後にブライズがフロアに飛び込んだことからも、この日のライヴの充実ぶりが窺いしれました。ライヴで真価を発揮するバンドの本領を遺憾なく見せつけた彼らは間違いなくこの日のベスト・アクトの1つといえるでしょう。凄いものを見た。

UNEARTH
L.O.G.ですっかりヘトヘトになってしまったため、その次のMASTODONに備えるべくUNEARTHは後方で構えて観ることにしました。勢いは十分に感じられたものの、最新作で感じられた「決して悪くはないんだけど一本調子」なもどかしい印象がライヴでも表れてしまっていたのが個人的には残念でした。会場の大きさ故か(この日全体にいえたことですが)リード・ギターが聞き取りにくい音響もその印象に輪をかけていたように思います。パフォーマンスは決して悪くはなかったと思うのですが、最後にギタリストがギターを破壊。何かプレイに納得できなかったのでしょうか。

MASTODON
この日の目玉2つ目、MASTODON。Tシャツが早々と売り切れていたことからも注目度の高さが窺えましたが、出だしは音が全体的にこもったような感じで消化不良な印象がありました。3曲目あたりからだいぶ持ち直してきましたが、それでも「まだまだこんなもんじゃないだろ」と思ったのもまた事実です。しかしブラン・デイラーのプログレッシヴなドラミングはやはり強烈で、バンドの独自のグルーヴ感の屋台骨になっていることを改めて実感。これだけ多い手数を繰り出しつつしっかりリズム感もキープしているのは見事としか言いようがありません。中盤で新作からの曲を多数繰り出しつつ、最初と最後を必殺曲で締めるフェスティヴァル仕様のセットでしたが、音の悪さが最後まで足を引っ張ったような感じでした。ちなみに、LOUD PARKのオフィシャルTシャツにはMASTODONSLAYERの名前がプリントされていませんでしたが、何故?SLAYERだったら「俺達を他のバンドと一緒にするな」とでも言いそうな気はしますが、MASTODONはその理由がわかりません。せっかくの記念Tシャツなんだから、全バンドの名前を載せてほしかったものです。

THE BLACK DAHLIA MURDER
前日ここでHATEBREEDと迷っていると書きましたが、結局こっちを観ることに。2日目のラインナップで最もブルータルな音を出しているバンドだからというのもありましたが、既に雑誌上で何度も目にしているトレヴァー・ストルナッド(Vo)の短髪、デブ、メガネという異様なルックスを一目見たいという思いがあったからです。そのインパクトはやはり凄まじいものがありましたが(音的にはメイン・ステージでもおかしくなかったのにUltimate Stageに回されたのはそのせい?)、出している音が途轍もなく凶暴。特にドラマーのピエール・ラングロワがメチャウマ。涼しい顔してブラストを連発するのみならず、タム回しも速い上に正確。デビュー作で叩いていたドラマーもかなりの強者という評判でしたが、このバンドは本当にいいドラマーを探してきたものです。裏で演っていたHATEBREEDではこの日最大のモッシュ・ピットができたということでしたが、フロア左右の境界がなかったこのステージでできたモッシュ・ピットの大きさも相当なものでした。この凶暴さに圧倒され、最初は後方で観ていた僕も最後は前方の暴動に加わることに…。これは2日目の裏ベスト・アクトでしょう。見といて本当によかった。
IN FLAMES
今回僕が最も観たかったIN FLAMES。このあたりからオーディエンスの数も格段に増えてきました。これまで出てきたバンドに比べてモッシュがやりにくいバンドというハンデはありましたが、曲の良さでグイグイ引っ張っていったという感じです。特に"Cloud Connected""Trigger"は既にライヴの定番として揺るぎ無い地位に登りつめたといってもいいでしょう。その後にもう演らないだろうと思っていた"Behind Space"がプレイされたのには驚きました。終盤で飛び出したスロー・チューン"Come Clarity"には思わず感動しましたし、その後"The Quiet Place"を挟んでお待ちかねのファスト・チューン"Take This Life"では全てを解放するかのごとく大暴れしました。これで"Scream"あたりも演ってくれれば完璧だったのですが、アメリカで揉まれたバンドの逞しさが見事に表れた好演でした。

KILLSWITCH ENGAGE
新作リリース間近のKsEは後方で観戦。すっかりブレイクダウンで圧殺~サビで大合唱というスタイルが定着した感がありますが、前のIN FLAMESと同様、曲の良さですべてをリードしていったという印象です。またこのバンドは演っている音楽のヘヴィさに相反するアダム・デュトキエヴィッチ(G)のコミカルなパフォーマンスも特徴ですが、それが決して不快な印象を与えないのもアダムの人柄が為せる業でしょうか。間もなくリリースされる新作からプレイされた"As Daylight Dies"が前作と演っていることがほとんど一緒だったというのが新作への不安を募らせることになった以外は観ていてとても楽しい(という形容は彼らぐらいにしか使えないでしょう)ライヴでした。

CHILDREN OF BODOM
この日北欧からの2つ目のバンドとなったC.O.B.IN FLAMESと同様モッシュのやりにくいバンドでしたが、こちらはIN FLAMESと比べてアメリカでの経験の差がそのままステージでも表れてしまったという感じです。プレイ面は本当に申し分なかったのですが、アメリカ勢がこれだけ気合の入ったライヴを見せつけた後では彼らのテクニック重視のパフォーマンスが裏目に出てしまったような印象です。単独で観る分には良かったかもしれませんが、この舞台では荷が重かったか。僕は彼らのライヴを観るのは初めてでしたが、アレキシ・ライホは相当小柄でしたね。でも歌いながらあれだけギターを弾きこなすのは並大抵のことではできませんね。ソロも8割がたはアレキシが弾いてましたし。

DIO
出演決定当初は違和感を拭い去れなかったDIOでしたが、会場にはDIOのTシャツを着たオールド・メタラーも多数詰め掛けており、注目度の大きさを窺わせました。僕はSLAYERに備えて隣のフロアから観ていましたが、これが思いの外良かった。フェスティヴァルならではといえる、これでもかの名曲オンパレード。2曲目で早くも必殺の"Stand Up And Shout"が飛び出した時には僕も思わずエキサイトしてしまいました。この後も"Holy Diver""Rainbow In The Dark""Kill The King""Long Live Rock 'n' Roll"と名曲が続き、オールド・ファン感涙のライヴだったといえるでしょう。やっぱり名曲をいっぱい持っているバンドは強い。しかし、さすがのロニー御大も60分間ぶっ通しで歌うのはもうキツいのか、合間にドラム・ソロとギター・ソロを挟んで“休憩”したようですが、これはもう仕方ないでしょう。ラストはBLACK SABBATH"Heaven And Hell"でしたが、DIOとしてのライヴなんだから、最後は"We Rock"あたりでキメてほしかったですね。

SLAYER
DIOが充実したライヴを見せたにもかかわらず、それでもSLAYERの前では“前座”に過ぎなかった…開演前のSLAYERコールの大きさがそれを物語っていたように思います。僕はこれまでSLAYERは'98年と'01年の2回観ていますが、本格的にスタンディングで観るのは初めてであり、それだけに興奮度も前の2回とは桁違いでした。しかしトム・荒谷は本当に老けましたね。ヒゲに白髪が混じってるし。ちょっとロブ・ゾンビが入ったような感じになりましたが、いったん演奏が始まればいつものSLAYERワールド。かつてのアラヤの世界一美しいといわれたヘッドバンギングもさすがに鈍ってきたような気がしますが、そんなことはもうどうでもいい。否応無く燃えた。SLAYERもやはり最初は音の悪さに気勢を削がれましたが、中盤で完全復調。初めて生で観るデイヴ・ロンバードのドラムもスタジオ・ヴァージョンでの“あの”ノリを完全に再現していたのが嬉しかったです。70分の持ち時間にもかかわらず2回のアンコールを入れ、大ラスは勿論"Angel Of Death"。中盤のミドル・パートからソロに突入する瞬間は何度聴いてもゾクゾクします。最後の気力を振り絞るかのように我を忘れて暴れ狂いました。これ以上ない至高のエンディングでLOUD PARKは大団円を迎えました。

最後は気力・体力ともに尽き果て、帰りの京葉線の車内では立っていることさえもつらいほどでした。今回の「LOUD PARK」の原点といえる'01年と'02年の「BEAST FEAST」をはじめ、過去に何度もフェスティヴァルを経験しているとはいえ、もはや年齢的なものもあってか、ここまでハードなものは初めてでした。1日だけでもコレなのですから、2日間通しで観た人はどれだけ疲れたのでしょうか。しかしこれだけメタルを全身で浴びるほど体感できるライヴはこれしかないのですから、一過性のもので終わらせることなく、「FUJI ROCK」「SUMMER SONIC」のように毎年継続的に行われることを期待しましょう。ロニー・ジェイムズ・ディオ御大がステージで叫び、僕が思わず感動した一言でこの長文を締め括ることにしましょう。

“Long Live Loud Park And Rock 'n' Roll!!!”
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コメント
この記事へのコメント
こんばんは。
14日に行けたら何よりもNAPALM DEATHを観たかったですね。
"You Suffer"も演りましたからね。今年は1日目が普通のメタル、2日目がひたすらコアなバンドと偏りがありましたが、
来年やるなら2日間バランスのとれたラインナップにしてほしいですね。
2006/10/20(金) 00:57 | URL | chaos666 #-[ 編集]
自分は14日のみの参戦でしたが、かなりグダグダでした。
15日のほうが過酷な(?)ようでしたが、ほぼ休憩なしとは、恐れ入ります。
来年もあるといいですね。
2006/10/19(木) 15:19 | URL | よろけ牛 #-[ 編集]
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2006/10/19(木) 12:27 | URL | e-アフィリ #SFo5/nok[ 編集]
>ファランさん
お疲れ様でした。
僕も本当は2日間参加したかったのですが、
仕事の都合でどうしても2日目にしか行けませんでした。
僕は現在31歳ですが、この歳でクラウド・サーフをやるのはかなり勇気がいりましたね。むしろモッシュ・ピットに近づくのが怖いですね。
2002年のBEAST FEASTの時は2,3回ぐらいクラウド・サーフをやった記憶があります。

>ミュジニーさん
本格的な休憩は1回だけでしたが、後方で観ていた時はセットの合間でドリンク買ったり食事したりしてすぐ戻って観ていました。
帰り道は本当に死にそうになるほどぐったりしたので、自分の体力の衰えを実感しました。
来年もやるなら是非参加したいと思いますが、
体鍛えておかないといけませんね。
2006/10/18(水) 00:40 | URL | chaos666 #-[ 編集]
満喫できて良かったですね!
それにしてもほぼ、休憩無しっていうのは若いですね...
自分はBFの時は、かなり休憩しましたからねえ...
そんな大きなモッシュですか?
見てみたいですねえ...
2006/10/17(火) 22:06 | URL | ミュジニー #-[ 編集]
こんばんは。私は二日間参加しましたが、爽快な疲労ながらも、疲労度はかなりの物でした。個人的にはかなり満足のフェスでした。
COBについては、私も全く同感です。演奏力は高いですが、客を盛り上げるのに一工夫欲しいですね。それにしてもクラウド・サーフ敢行とはchaos666さんは相当の猛者ですね!私は年のせいもありますが、モッシュピットさえおっかなびっくりの参加でしたので。
2006/10/17(火) 19:56 | URL | ファラン #-[ 編集]
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 ラインナップからして体力的に非常に厳しいことを予想していましたが、まさに予想通りでした。終わってから、ホテルに帰った後はベッドの上で何も出来ないままでした。結局夕食もとらずに、月曜日は4時半起きで6時半の福岡行きの飛行機でした。 以下はホテルに帰ってきた
2006/10/17(火) 19:49:04 | My Hobby ファラン
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