Music's Gonna Set Me Free...
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先頃発売された山崎智之氏総監修のムック「ダークサイド・オブ・ロック2」は昨年発売の「ヘヴィ・メタル ハードロック黄金伝説」からの使い回しのネタが大半を占めていたとはいえ、やはり期待通りの内容の濃さを示してくれましたが、その中で特に興味深かったのが「殺人、人種差別、下ネタを歌ったカントリー・ミュージック」であり、これを読むと全くの無縁と思われていたヘヴィ・メタルとカントリーに意外な共通点があることがわかり、何故PANTERAのメンバーがカントリー・ミュージシャンとコラボレートしたのか(SUPERJOINT RITUALREBEL MEETS REBEL)が少なからず理解できました。

そして新たに“実は恐ろしいカントリー・ミュージック”に着目したのが元CARCASSのジェフ・ウォーカーです。CARCASSのラスト作「SWANSONG」収録の"Keep On Rotting In The Free World"のタイトルの元ネタとなった"Keep On Rocking In The Free World"(ニール・ヤング)も収められていますが、メインとなるのはアルバム・タイトルが示す通り、ジョニー・キャッシュ、ハンク・ウイリアムズ、ジョン・デンヴァーなどの有名カントリー・ソングをダーティーかつワイルドなハード・ロック・アレンジでカヴァーしたものです。バックを固めるのはCARCASS時代の盟友ビル・スティアー(G)、ケン・オーウェン(Ds)の他、AMORPHISのギターとベース、ニッケ・アンダーソン(THE HELLACOPTERS)、ビル・グールド(ex.FAITH NO MORE)などで、契約の問題があるせいか変名となっていますが、どうやらHIMのヴィレ・ヴァロ(Vo)とガス(Ds)も参加している模様です。

やはり元曲が元曲のせいか、末期CARCASSBLACKSTARあたりの緊迫感は希薄で、幾分リラックスしたムードが全編を貫いていますが、曲は至って真面目に仕上げられており、さらに久々のシーン復帰となるウォーカーのダーティー・ヴォイスが決して聴いていて心地よい気分にはさせずに不快な印象を残すあたりは、流石はウォーカーの面目躍如といったところでしょう。今作に「カントリーは実はこんなに恐ろしいんだぜ」というコンセプトがあるのかどうかは知りませんし、単にやりたくてやっているだけかもしれませんが、今作がメタルとカントリーの共通項を世に知らしめる格好のサンプルとなることは確かでしょう。
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