Music's Gonna Set Me Free...
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再結成がアナウンスされてから一向に出る気配がなかったヨーロピアン・ダーク・メタルのカリスマCELTIC FROSTの復活作ですが、遂に届けられた音はトマス・ガブリエル・フィッシャー(Vo,G)の「俺達の復活作は過去の作品を超えるものでなければならない」という固い信念が貫かれた、一切の妥協なき強烈な一撃となりました。

アルバム全編を覆う、一般社会から完全に隔絶された歪み切った世界観と聴き手をドス黒い闇に突き落とすかのような怨念が圧倒的なリアリティを伴って襲い掛かってきます。言うなれば「TO MEGA THERION」「INTO THE PANDEMONIUM」の頃のアート性をキープしつつ、荘厳さと耽美性を一気に邪悪な方向にシフトした、といったところでしょうか。元々スラッシュ勢の中では速さを売りにするバンドではなく、今作もミドル~スロー主体のリズムに加えてシンプル極まりないリフの連続ですが、途轍もない緊迫感と怖さを増幅させるシンセや女声コーラスが効果的に用いられていることもあり、聴き手の“怖いもの見たさ(聴きたさ)”に訴えかける要素が満載です。それがクライマックスを迎えるラストの3部構成組曲"Triptych"は圧巻の一言。それらを実現させたピーター・テクレン(HYPOCRISY/PAIN)のプロデュースも完璧。加えてジャケットも最高。この現代社会の中で、この人達は再結成を決めてからアルバムを完成させるまで一体何を思って過ごしてきたんだろうかと思わずにはいられません。膨れ上がった期待に十分過ぎるほどに応えてみせた文句無しの1枚です。
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