Music's Gonna Set Me Free...
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SCAR SYMMETRYの新作におけるヴォーカルでの「同一人物と思えなさ」が更に強くなったクリスチャン・アルヴェスタムがギタリストおよびメイン・ソングライターとして参加しているスウェーデンのメロディック・デス・メタル・バンドの2年ぶりの2作目。他のメンバーもSATARIELUNMOOREDINCAPACITYなどを掛け持ちしており、プロジェクト的な色合いが強そうです。

今作は第1次世界大戦においてイギリスとドイツが激しい戦いを繰り広げたユトレヒト沖海戦を題材にしたストーリー・アルバムのようで、先頃スターリングラード攻防戦を題材にした新作をリリースしたイタリアのDARK LUNACY(近日レビュー掲載予定)もそうでしたが、戦争というテーマは悲哀のメロディをブルータルな音に乗せるメロディック・デスによく合っているような気がします。かつてBURRN!の前田岳彦はこの手のメロディック・デスに対して「戦地へ赴く男の挽歌」という形容をよく使っていましたが、確かにそれは的を得た表現だと今更ながら思うようになりました。

中盤にインタールード的なインストを挟んでいる以外はほぼ全編ストレートに突進する曲で固められており、ブルータル・デスの色合いが強いこともあってストーリー/コンセプト・アルバムとしての視点で捉えるとやや疑問符が付く内容ではありますが、ヴァイキング・メタル的な勇壮なメロディをブラストに乗せた"Burial Waters, Deepsome Graves""The Blunted Weapon"あたりのサビはまさしく激情の洪水といった様相を呈しており、さほどSEを使っていないにもかかわらず激戦の情景が目に浮かぶようです。こういった曲がもう少しあればもっと良くなったような気もしますが、それでも十分デス・メタルとしてのハイ・クオリティはキープされており、アルヴェスタムの多才ぶりを改めて実感できます。
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