Music's Gonna Set Me Free...
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今日はHR/HMとは何の接点もない音楽ですが、個人的には非常に気に入っている1枚をご紹介します。この"Retrospective"というカテゴリーでは「出来は良いんだけど世間的には過小評価されてしまった作品」を好んで取り上げていますが、今回ご紹介するRIALTOもそれにあたります。まさに「良い音楽をやっているバンドが売れるとは限らない」という典型的な見本といえるでしょう。

KINKY MACHINEというロック・バンドの元ヴォーカルとギターを中心に'95年にロンドンで結成されたバンドが'98年にメジャーのEast Westからリリースしたデビュー作ですが、“映画的”な音を作るというコンセプトのもとで結成されただけあり、シンプルな曲構成ながら徹底的にゴージャスに作り込んだプロダクションと美旋律がドラマティックに曲を盛り上げていき、どの曲も70~80年代の映画のサウンドトラックに使用されてもおかしくなさそうなものばかりです。いわゆるブリティッシュ・ロックのイディオムとはまた違った英国的な気品が全編で感じられる傑作といえます。特にオープニングの"Monday Morning 5.19"、バラードの"Summer's Over"、シングル・カットされた"Untouchable"はキラー・チューンと呼ぶにふさわしい逸品です。

しかし、当時のUKはOASISを筆頭とするシンプルなギター・ロックやTHE PRODIGYTHE CHEMICAL BROTHERSなどのデジタル・ロックの嵐が吹き荒れており、そうしたトレンドにマッチしなかった彼らの音は全く受け入れられず、今作1枚限りで契約を切られてしまいました。その後紆余曲折を経て2001年にインディから2作目「NIGHT ON EARTH」をリリースしますが、日本ではリリースされたことすら一切知らされることなく、そのまま解散してしまいました。ホントにいいバンドだったんですけどね。今世に出ていたら、彼らの評価はもう少し違ったものになっていたかもしれません。
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