Music's Gonna Set Me Free...
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今やUSメタルコアの影響元として、アメリカでの話題がどうやら凄いことになっているらしいIN FLAMES。逆に世界で最も早くIN FLAMESを認めた国といえる日本では、アメリカ侵攻への足掛かりとなった「REROUTE TO REMAIN」「SOUNDTRACK TO YOUR ESCAPE」の2作に対する評価は否定的なものが多かったのですが、メタルコア百花繚乱の今、本家本元としての誇りを叩きつけてきた新作を聴くと、やはり前2作は“間違い”ではなかった…という思いに駆られます。

アメリカから自らのフォロワーが出始めてきた矢先、アメリカ進出を視野に入れた「REROUTE~」では「CLAYMAN」でいったん完成形をみた自らのスタイルを敢えて解体し、先駆者としてのプライドを“フォロワーの一歩先を行く”という形で提示したものでした。続く「SOUNDTRACK~」では前作のスタイルをさらに推し進めつつ、失われた要素をも補完してより高い完成度を見せつけましたが、いかんせん今考えると「これぞ」というキラー・チューンがなかったのが痛かったような気がします。そして今作はその前2作で模索してきた新たなIN FLAMESのスタイルが遂に結実した…そんな印象を受けました。

フォロワーであるメタルコア勢の活躍が刺激となったのか、攻撃性は間違いなく過去最高であり、全作品中最も多いストレートなファスト・チューンの即効性もさることながら、ミドル・チューンの出来も素晴らしく、何度も聴き込みたくなる深みに溢れています。特にパワー・バラードといえるタイトル・トラックでのアンダース・フリーデンのクリーン・ヴォーカルは今までになく説得力に満ち溢れており、そして前2作ではさほど目立たなかったイエスパー・ストロムブラッドの“あの”ギター・ワークが遂にこの新路線で蘇り、キラー・チューンの連発に多大な貢献を果たしています。スウェーデンでは超有名だという女性シンガーのリサ・ミスコフスキーがフィーチュアされたのがアップテンポの"Dead End"だったのは驚きでしたが、これも見事にハマっています。

近年はTERROR 2000に「IN FLAMESSOILWORKがセルアウトしたところだろ」とジョーク交じりに揶揄されるほどにもなってしまいましたが、揺るぎ無い自信に満ち溢れた今作を前にして、もはやそんなジョークは言えなくなるはずです。そして、「今のIN FLAMESをメタルだというなら、メタルコアをメタルと認めないのはどう考えたっておかしいだろ」「こんな凄いアルバムを作ったのにBURRN!は何故IN FLAMESを表紙にしないんだ」とも言いたくなります。とにかく文句無しの傑作です。初回盤のみ付属のDVDはMETALLICA「ST. ANGER」ばりにラストの"Your Bedtime Story Is Scaring Everything"以外の全曲をスタジオ・ライヴ演奏した(といっても実際の音はスタジオ音源。要は当て振り…何故?)映像を収録したもの。当て振りとはいっても、イエスパーが異様に格好良いですね。
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コメント
この記事へのコメント
2回ありましたか...失礼しました。
しかし、今月号は特に酷かったですね。
来月号にはDTのライヴ・レポが載るはずですが、
今月の発言からしてDTが表紙になることはまずないと考えていいでしょう。
昔はフィル・アンセルモが表紙になったこともありましたが、
今その手の新しめの人が表紙になることはあるのでしょうか。ないでしょうねえ。
PRIESTがベスト・バンドになることが判明した、来月号で発表されるリーダーズ・ポールでのコメントが違う意味で楽しみです。
2006/02/09(木) 23:22 | URL | chaos666 #-[ 編集]
>そういえば、僕の記憶が確かならばDREAM THEATERもBURRN!の表紙になったことは一度しかありませんよね。

確認したところ、
97年10月号 マイキー&ペト
02年3月号 ラブリエ&ペト
以上、2回です…。

Burrn!の表紙は、ここ数年、まるでローテーションを組んでるかのように、同じ面子…
昔のように、SLAYERとか、ロブとデイヴ・ムステインのドッキングのように、思わず声をあげそうなものはないですね。
2006/02/09(木) 22:14 | URL | いい音 #j3T/fhN6[ 編集]
>いい音さん
以前のファンを失った上、新規ファンの開拓にも失敗したという例は過去にいくつもありましたが、
それを考えると今作の凄さはより際立っていますね。
そういえば、僕の記憶が確かならばDREAM THEATERもBURRN!の表紙になったことは一度しかありませんよね。
これだけ日本で人気あるバンドなのに。
まあ、実際DTが「LIVE IN JAPAN」演ってるのを観て、「スティーヴ・モーズは凄い」と思うような人では...。
僕もDTの東京2日目を見ましたが、本当に楽しめました。

>strombladさん
確かに、僕にとってIN FLAMESはSENTENCEDと同等に思い入れの深いバンドです。
イエスパーは僕にとってのギター・ヒーローの1人です。
新作は即効性と聴き込みたくなる深みが共存した奇跡的な1枚といえるでしょう。
早くも2006年ベスト10入りは確実です。
2006/02/06(月) 21:43 | URL | chaos666 #-[ 編集]
>Tommyさん
こんばんは。
僕は初期というよりは「WHORACLE」に衝撃を受け、
それから彼らを追いかけていったクチです。
そのアルバムでは僕のブログ名の元となった曲よりも、実は"The Hive"のほうが気に入っていたりします。特にラストのギター・ソロが...。
新譜で特に好きな曲は"Dead End"でしょうか。

>ファランさん
本文ではあんなことを書いていますが、
あの編集長のままでIN FLAMESが表紙になることは決してあり得ないだろうと思っていました。
冒頭からリッチー、RAINBOWのDVD、ヴィヴィアン・キャンベルを立て続けに並べるような人では...。
IN FLAMESなんてどうでもいいと思っているのは明白ですね。
救いようがありません。
2006/02/06(月) 21:28 | URL | chaos666 #-[ 編集]
「EPISODE666」をブログタイトルにする所から
初期作品には、かなり思いいれがあると思ってました。初期作品が良いなんて書いてるのは、俺1人だったりします…。・・・(+_;)

新譜で1番気に入ったのは、6曲目です。
2006/02/06(月) 19:17 | URL | Tommy #-[ 編集]
こんばんは。
私は前二作には余り馴染めなかったんですが、今作を聴くと、chaos666さんのおっしゃる「前2作は“間違い”ではなかった」という部分に非常に共感しました。「CLAYMAN」をデビュー以来の頂点だとすると、今作は新たなスタイルも貪欲に吸収した後の第二の頂点と言えるかもしれないですね。
私もリッチーもいいけど、IN FLAMESも表紙に値する素晴らしいバンド・アルバムだと思います。
TBさせていただきました。
2006/02/06(月) 19:11 | URL | ファラン #-[ 編集]
こんばんは。TBさせていただきました。
IN FLAMESに関してはド素人ですが、本当に傑作ですね。完全にハマってます。
私のような新規参入者を開拓できる強力な作品だと思います。
Burrn!の表紙を飾って欲しいですね!!!
2006/02/05(日) 22:47 | URL | いい音 #j3T/fhN6[ 編集]
こんばんは。chaos666さんもblogタイトルから察するにIN FLAMESはお気に入りのバンドの1つとお見受けします。そして新譜の出来の良さに、私も感銘を受けました!私深い聴き込みはこれからなのですが、聴き込んでいくのが楽しみな1枚です。 不躾ながらTBさせていただきました。
2006/02/05(日) 19:28 | URL | stromblad #-[ 編集]
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