Music's Gonna Set Me Free...
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2004年末に起こったスマトラ島沖大地震・津波によりミエツコ・タラーツィック(Vo,G)を失い、潔くその歴史に幕を下ろしたNASUM。その最期を飾るべくリリースされたのが、14年に及ぶバンドの歴史の中で発表されたノン・アルバム・トラック(日本盤ボーナスとなった曲も含む)全152曲をまとめた2枚組ディスコグラフィー盤です。このディスコグラフィー盤は元々2000年頃から「BLUEPRINT FOR EXTINCTION」というタイトルでリリースする計画を持っていたそうですが、オリジナル作の制作を優先したため制作が先送りになっていました。そしてバンドの解散に伴って遂に陽の目を見ることになったわけですが、当初のタイトルはミエツコに対して不謹慎だという理由で「GRIND FINALE」という、いかにも彼ららしいものに変更されました。

なぜこのタイトルが彼ららしいのか?それは彼らが「絶対的にグラインド・コア。NASUMの為に。」という名言に象徴される、グラインド・コアへの並々ならぬこだわりをもっていたからに他ならないでしょう。初期NAPALM DEATHCARCASSというスタイルから出発し(当初はドラマーがリード・ヴォーカルを兼任していたというのが凄い)、年代を追ってより激烈に進化していく過程が聴き取れる構成となっていますが、その過程において常にグラインド・コアへの信念が1本貫き通されているのが驚異的です。その信念こそが、自らが多大な影響を受けたNAPALM DEATHに逆に影響を与えてしまうほどになったわけです。その凄さが152曲に亘って味わえる圧倒的なヴォリューム感もさることながら、最期までNASUM一筋を貫き通したアンダース・ヤコブソン(結成当初はギター、ベースでしたが、先のヴォーカル兼ドラマーが脱退した際に代わりを探したものの見つからず、自分で叩くことにしたというエピソードがまた凄い)によるライナーノーツが読み応え十分。これは是非とも日本盤で購入して読んでいただきたいものです。バンドの最終章を締め括るに相応しい、ファン必携のドキュメンタリーです。
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