Music's Gonna Set Me Free...
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もうご存じの方も多いと思いますが...。先日DIOのヨーロッパ・ツアーがロニーが入院したことを理由にキャンセルされましたが、その後胃がんと診断されたことを妻でありマネージャーのウェンディが発表しました。幸いにして胃がんは早期であり、直ちに治療を開始して復帰を目指しているということです。このニュース"Long Live Rock and Roll, Long Live Ronnie James Dio"という見事な一文で締めくくられていますが、勿論その想いはすべてのファンにとっても同じことでしょう。

このニュースでロニーの今後が心配になったのは勿論ですが、それと同時に頭に浮かんだのは、その誕生から50年が経ったロックという音楽が、まだ誕生から50年しか経っていないんだということでした。今年2009年はロックという音楽にとって特に重要なターニング・ポイントとなった1969年(ウッドストック開催、THE BEATLES「Abbey Road」リリース、LED ZEPPELINKING CRIMSONのデビュー等)から40年が経ったということで多くの雑誌で特集が組まれましたが、その時に活躍していたミュージシャンの多くが未だ現役で活動しているということを考えると、この40年という時間は長いようでいて短いという思いを抱かずにはいられません。ロニーは今年67歳ということで、その事実にまず感慨深いものを感じてしまいます。今年「FUJI ROCK」で来日したGONGのデヴィッド・アレンが現在71歳というのもさらに凄いですが...。その一方で、今年はYESKING CRIMSON等で活躍したビル・ブラッフォードが60歳になったのを機に音楽活動からの引退を表明し、そのYESの同僚ジョン・アンダーソンも現在闘病生活を送っています。多くのロック・レジェンド達にいよいよ年齢という避けられない壁が立ちはだかろうとしているわけです。僕は現在35歳で、勿論全盛期の活動をリアルタイムで体験などしていないわけですが、その歴史の一部に立ち会えて良かったと思うようになってきました。でもまだまだ、ロニーを始めとするレジェンドの人たちには元気で活動してもらいたいと心より願っています。
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RATING: 9/10

NIRVANA直系の轟音グランジ・サウンドにUK産らしい繊細な歌メロを乗せ、日本でも一部で熱狂的なファン層を獲得しているNINE BLACK ALPSですが、やはりその音楽性は現在のトレンドには合わなかったのか、前作「Love/Hate」リリース後にIslandとの契約を切られ、オフィシャル・サイト通販およびダウンロードのみというほぼ自主制作に近い形でリリースした2年ぶりの3作目。サイトで試聴して(ちなみに全曲フルで試聴可能)あまりの格好良さにぶっ飛んだものの、熱帯雨林やHMVでも一切取扱いがなく、iTunes Storeでも配信される気配が全くないため、遂に自ら日本からオーダーをかけて同発のシングル"Buy Nothing"と共に入手に漕ぎ着けました。

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前作はノイズを抑え目にして歌の比重を強め、よりUKロックの王道へ移行した音楽性を示しましたが、レーベル・ドロップが以前のヤケクソな激情を呼び戻したのか、今作では再び1stの轟音グランジ・スタイルに回帰。しかしその1st以上にダーク、ヘヴィ&グルーヴィーな色合いが増し、その音像は90年代に日本のHR/HMファンが骨の髄まで憎み、忌み嫌ってきたグランジのフォルムそのもの。だがそれがどうした!このヘヴィネスとグルーヴが作りだす生々しさには一発で心を揺さぶられ、そこに前作で開花させた繊細なメロディ・センスが存分に活かされており、1st、2nd双方の美点を1枚に合わせた作りはこのバンドに求められているものをこれ以上ない形で表現したものといえるでしょう。ブックレットに歌詞が記載されていないため何を歌っているのかはわかりませんが、「内側から締め出された」というアルバム・タイトルからして、彼ららしいネガティヴな色合いが満載されていることは確かでしょう。もうすぐ2010年だぜ、いい加減グランジとかそういったくだらねえ固定観念なんて捨てて、単にカッコ良いロックとして聴けばいいじゃん、そう言いたくなります。NIRVANAだって最初はそう捉えられていたんだし。あえてサイト通販のみというリリース形態で勝負したところにも彼らの本気を感じます。私的年間ベスト10入り確実の傑作。
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RATING: 9/10

当初7月の予定が延期に延期を重ね、とうとう「LOUD PARK」の後になってしまった3年ぶりの10作目。今年久々の快作を出したKREATORはアルバムをほぼライヴに近い形式で録音しましたが、今回のSLAYERは曲を未完成のままスタジオに持ち込み、ジャムで完成させてそのまま録音という形式をとっています。ヴェテランのスラッシュ・バンドにとって、寄る年波をテンションでカヴァーするにはこうしたスポンテニアスな手法が有効だということでしょう。そして今作の場合は、不穏なイントロから突撃ファスト・チューンになだれこむアルバム導入部、中盤でスピードを落としてタメに入りソロとともに再び激走に転じる強引な展開、言いたいことだけ言いきってスパッと終わるエンディングといった'90年代以降のSLAYERの芸風を継承したものですが、その一方でデイヴ・ロンバード復帰で期待される往年のスタイルへの回帰が前作にもまして確信的に打ち出されています。MEGADETHの新作でも感じられた「お前らが聴きたいのはコレなんだろ、オラ」という開き直りは否が応にも過去の名作と比較されるという多大なリスクを伴いますが、先に記したスポンテニアスな制作手法がプラスに働き、何度もリピートしたくなる求心力と説得力が存分に示されていると感じました。凶暴なシャウトとギター・ソロも、ファストかつグルーヴィーなドラムも依然として健在。基本的にSLAYERのアルバムはどれもハズレがありませんが、これは久々にハズレなしのレベルを超えて燃えた。
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