Music's Gonna Set Me Free...
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RATING: 8/10

NECROPHAGIST(新作はまだ?)とPESTILENCEの元メンバーを擁するドイツの4人組の2作目。前作は未聴。基本はNECROPHAGIST譲りのハイテク・デスラッシュですが(カッチリした生真面目なプロダクションがいかにもドイツっぽい)、そこに大ファンだという後期DEATHCYNICからの影響が取り込まれており、特にヴォコーダーとフレットレス・ベースでアトモスフェリックな浮遊感を演出するパートはモロにCYNICといったところ。各メンバーの力量は申し分なく(特に全編で活躍するフレットレス・ベースは聴きどころ)、リリース元のRelapseが掲げるテクニカル・デスのキャッチに恥じないクオリティはキープされていますが、現時点では先達の影響を自身のスタイルとして昇華させるまでには至っていない感がありました。今のままでも十分聴き応えはありますが、次作でこれをクリアできたらもっと凄くなる可能性はありそうです。次のアルバム出すまでに平気で5~6年は間を空けそうな音楽性ではありますが(苦笑)。
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From BLABBERMOUTH.NET

2005年に惜しまれつつ解散したSENTENCEDのギタリストでメイン・ソングライターであったミーカ・テンクラが2月19日に自宅で死亡しているのが発見されました。死因は現時点で明らかになっていません。享年34歳。

テンクラは長年にわたりアルコールの問題を抱えており、SENTENCED解散後さらに悪化したということですが...他のメンバーがPOISONBLACKKYPCKなどで再始動しているにもかかわらず、音楽的な中心人物であったテンクラがなぜか表に出てこなかったのはそんな理由があったからでしたか...。SENTENCEDには「飲み過ぎて大暴れして、次の朝にそれを後悔する」という題材をいかにもな絶望的な色合いで表現した"Guilt And Regret"という曲がありましたが、それを地で行く以上のことをしなくてもよかっただろうに...死因がそれでなかったとしても、と感じてしまいます。

SENTENCEDは解散にあたって「復活も再結成もあり得ない」と断言しましたが、これで再結成は永遠に無くなってしまったと言ってもいいでしょう。返す返すも一度も来日しなかったのが本当に惜しまれます。僕が大好きだったバンドの一員として、せめてシーン復帰ぐらいは果たしてもらいたかったと思います。僕にとって、テンクラを送り出すにはこの曲しかありません。

Rest In Peace, Miika Tenkula...

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RATING: 8.5/10

イギリス出身の7人組がRise Aboveから昨年秋にリリースしたデビュー作。レーベルのキャッチ通りプログレッシヴ・ジャズ・ロックというべき音楽性で、SOFT MACHINECOLOSSEUMNUCLEUSCRESSIDAあたりからの影響を感じさせる、徹底的にヴィンテージなスタイルを貫いていますが、あからさまに○○っぽいと感じさせるところが少なく、ジャズ・ロックからハード・ロック、サイケまでを自在に行き来する構成からは、それらの影響をしっかり消化しきった上で自身の表現手法として確立していることがわかります。インプロヴィゼーションよりもアンサンブルを重視した、人によっては地味に聞こえるであろう曲想ながらも常に緊張感が持続しており、そこにバンドの実力を窺い知ることができます。全5曲で47分というアナログを意識した長さもいかにもといったところ(実際、LP盤もリリースされています)。どこを切ってもブリティッシュ・ロックらしいシケた空気が充満した、70年代初頭にVertigoNeonあたりから出ていたB級プログレが好きな人達にはまさにジャストな1枚でしょう。若いバンドがレトロ・ロックをやると大抵はHRに流れがちな中、今ではほとんどいなくなってしまったプログ・ジャズ・ロックに当時のスタイルのままで真っ向から取り組んだのが個人的には嬉しく、久々に長く付き合えるアルバムだと思いました。
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RATING: 8.5/10

これまでで最も地味なジャケットからして、前作にもまして音に全てを語らせようという姿勢が明らかな3年ぶりの11作目。速さという点では前作より落ちるものの、前作譲りの音圧はそのままにムダな贅肉をとことん切り詰めた末に、どの曲もアレンジがこれ以上ないくらいの絶妙なバランス、必要な音だけで成り立っている印象を受けました。だから一気に聴き通せる上に、聴いた後には心地よい爽快感さえも残る。やっていることは至ってスタンダードなデス・メタルでしかないのに、もはやどこから聴いてもCANNIBAL CORPSEとしか言いようのない絶対的な軸のブレなさが今までになく際立っており、単なる安定感、安心感を超えた聴き応えはまさしく横綱相撲。不変の美学ここにあり。
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RATING: 5/10

オハイオ出身の5人組がMetal Bladeからリリースした2作目。前作は未聴。ゴシック・メタルっぽいバンド名ですが、実際にやっているのはデスコアであり、デスコアの基本要素をきっちりと押さえつつ、トレモロ・リフやハイ・ピッチ・スクリームなど北欧ブラック・メタル的なカラーをも取り込んでいるのが特徴といえば特徴ですが、肝心のリフとオブリガードが限られた音域の中でひたすら蠢いているだけで抑揚もクソもあったもんじゃなく、重量感たっぷりのブレイクダウンもその単調さに拍車を掛けるだけにしかなっておらず、しかもそれが頭からケツまで延々続くとあって、いくら演奏やプロダクションのクオリティが高かろうとも、これではアルバム1枚聴き通すのはあまりにもキツい。ジャケットは格好良いんですけどね...。ブラック色をもっと強く押し出していけば化けそうな気もしますが、次はどうなることやら。
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