Music's Gonna Set Me Free...
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From BLABBERMOUTH.NET

ポーランドのデス・メタル皇帝戦士VADERから、昨日ワルシャワで行われた結成25周年記念ライヴを最後にマウザー(Ds)とダレイ(Ds)が相次いで脱退しました。マウザーは自身のプロジェクトであるUNSUNに専念し、ダレイはなんとDIMMU BORGIRに加入するようです。なお、その現ラインナップでの最後のライヴはDVD用に録画されており、来年リリースの予定だそうです。2人の後任として、ドラムに元LOST SOULのアダム・シエルツェガ、ギターにSCEPTICのジャツェック・ヒロもしくはDECAPITATEDのヴァクロウ・キエルティカに白羽の矢が立てられているということです。

しかしながら、ダレイはあのドックの後釜を見事にこなしていただけに、脱退は非常に痛いですね。VADERも今やエナジー・ドリンクを共同開発するほどのステータスを築いているとはいえ、やっぱりDIMMU BORGIRから声掛けられたらそっちに行きたくなる気持ちはなんとなくわかりますが...ヴォーカルがニコラス・ケイジの元妻と結婚するほどのバンドだし。
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RATING: 8.5/10

これまでほぼ年1枚ペースでアルバムをリリースしてきたエクストリーム・スピード・メタル多国籍軍が初めて2年半以上という長いスパンを置いた4作目。前作ではブラスト・ビートに乗せて歌うという荒業まで披露し、ジャンルの枠を超えたインパクトを与えることに成功しましたが、今後音楽性の鍵になると思われたブラスト・ビートは意外にも減り(ブラストに乗せて歌うパートもなし)、初めてミドル・テンポの曲にもトライするなど(途中から速くなりますが)、曲調は相変わらずのDRAGONFORCE節ながら、物理的なスピードという点では前作より若干落ちる感もあります。前作に対する「速いだけ」という批判に「このスタイルをやっているのは俺達だけだ、文句あるか」と開き直りながらも、多少は配慮したんじゃないかと思えます。

しかし前作から増量された、バンド・サウンドの間に必要以上に詰め込まれたゲーム・ミュージックをルーツとするシンセ音やプログラミング、これまた相変わらず弾きまくりのソロが体感速度を上げる役割を果たしており、前作までの彼らがひたすら物理的なスピードを追求していたとするならば、今作での彼らは「いかにして実際の速さ以上に曲にスピード感を持たせるか」というスタンスに変わってきたような気がします。ブラストが減ったのもその結果でしょうか。そのシンセとプログラミングは次作でさらに発展する余地を残しており、毎回ネタ切れを危惧されながらテンションとストイシズムで強引に乗り切ってきた彼らが、ただでさえオリジナルだったところからいよいよ孤高の存在になろうとしていることを実感させます。今やDRAGONFORCEでしか味わえない、スピードとメロディが生み出す高揚感は未だ鮮度を失わず。LOUD PARKが楽しみですね。
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RATING: 8/10

無料配信という形で最初に公開されたタイトル・トラックがブラスト炸裂しまくりの、SLIPKNOTのパブリック・イメージにほぼ忠実な曲でしたが(しかし本編ラストの曲を最初に公開するというのも凄い)、そのイメージのまま聴き始めると肩透かしを食らうことは確実の4年ぶりの4作目。出だしこそいかにもな激烈さで襲い掛かってきますが、曲が進むにつれて前作のダークかつメロディアスなスタイルをより深化させた、エモーショナルともいえる路線へと踏み込んでいきます。ラス前の"Snuff"に至ってはもはやバラードとしか言いようがありませんが、それも含め、さながらコリー・テイラーがSTONE SOURで築いたスタイルをSLIPKNOTのフォーマットに持ち込んだかのような趣です。ファンの求めるものよりも自らの表現欲求に忠実である道を選んだ、というべきか。

作風はあくまで前作の流れを順当に踏襲したものであり、よりダークな重さとグルーヴを強調した音作りも含めて、目指す方向性には一切の迷いが無いことが分かってホッとする内容ではありますが、同時に、かつて「Fuck it all! Fuck this world! Fuck everything that you stand for!!」とか「If you're 555, then I'm 666!!」と抑え切れないほどの衝動を爆発させてシャウトしていた時からもうかなりの年月が経ってしまったんだなぁ...仕方ないんだけど、という気持ちを抱く人が続出しそうな(もうしてるか)気配を漂わせる1枚です。個人的には彼らは上手くやれているとは思いますが、SLIPKNOTとしてコレ演るなら、STONE SOURはもう要らないような気が...単純にそういう類の問題ではないということは判りますが。
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RATING: 8.5/10

前作「TEMPTATION COME MY WAY」から1年半というハイ・ペースで出たテネシー出身のクリスチャン・メタル・バンドの3作目。ごった煮メタルコアから歌モノアメリカン・メタルへとほぼ180度の転身を敢行しつつ圧巻の聴き応えを示した前作でしたが、その音楽性は前作でやり尽くしたと思ったのか、今作ではまたしても路線を変更。重厚なイントロに続いて飛び出すのはゴリゴリのリフとファストなリズム、野太い咆哮が襲い掛かるスラッシュ・メタル。アメリカンな色合いはそのままながら総じて前作で聴かれたキャッチーな歌メロはほぼ姿を消し、ヴォーカルも含めてひたすらパワーで押しまくる、PANTERA+DROWNING POOLともいえそうな体育会系ハードコア・メタルへと変化しました。前作ほどドラスティックな変貌ではありませんが、前のアルバムを無かったことにするかのような割り切り方は今作でも同様。しかし目指す方向性への一点集中型の入れ込みようが今作のド迫力の圧迫感、破壊力として結実しているのもまた事実であり、もはや次作に何を期待したらいいのか全くわからなくなりましたが、どう転ぼうとも決して損した気分にはならないだろうという思いを抱かせる、ユニークな存在感を示すバンドになったと思います。

ところで今作ではすべての曲名の前にギリシャ神話に登場する神の名がつけられていますが、歌詞もその神にちなんだ内容になっているようで、自らの思想を神話になぞらえて伝えようという意向がありそうです。
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RATING:8/10

前作「PITCH BLACK PROGRESS」リリース後の活動状況が殆ど日本に伝わってこなかったこともあって、いつの間にか出ていたという感が強い2年ぶりの3作目。個人的にはやたらと洗練され過ぎという印象があった前作の路線をそのままに、1stのベタなメロディと攻撃性を戻しにかかった結果、前作を大きく上回る聴き応えを獲得したといったところです。このバンドの最大の特徴である、クリスチャン・アルヴェスタムのとても同一人物が歌っているとは思えないディープなグロウルとAORシンガーばりのクリーン・ヴォイスの振り幅もさらに広がり、近作でのMERCENARYあたりにも通じる、メロディック・デスから“デス・ヴォイス入りパワー・メタル”への移行を果たしたといえるでしょう。もうひとつの看板であるテクニカルなギター・プレイも増量され、現時点でのバンドのポテンシャルはほぼ出し尽くしたのではないでしょうか。

まあ、彼らについては1stのインパクトが依然として強すぎるため、爆発力のあるサビやリード・ギターを伴ったキラー・チューンが今作にも無いことが少し不満ではあるものの("Ghost Prototype I"はイイ線行っていると思いますが)、完成度は間違いなく過去最高でしょう。ライヴは殆どやっていないようですが(ヴォーカルをライヴで再現できないから?)、ここらでライヴでもやればもっと人気出ると思うんだけどなぁ。その辺が勿体無いですね。
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