Music's Gonna Set Me Free...
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というわけで、発表となりました。

SLIPKNOT
CARCASS
SONATA ARCTICA
DRAGONFORCE
APOCALYPTICA
OBITUARY
MESHUGGAH
SECRET & WHISPER


SLIPKNOTCARCASSあたりはある程度予測できていたとはいえ、こうして正式に発表となるとやはりおおっ、と唸ってしまいますね。事前にバンド側でフライングで発表していたらしいAPOCALYPTICAも正式に決定です。MESHUGGAHの日本初見参にも注目です。個人的にはなんといってもCARCASSに尽きます。これは絶対観ておかなければ。たぶんセカンド・ビルになるのでしょう。そうするともう1組のヘッドライナーが後日発表ですね。誰になるんだろう。

僕が危惧していた必要以上に日本的なラインナップにはならず、去年よりはバランスのとれたメンツになりそうですが、今後追加されるメンツはどうなるでしょうか。これは楽しみになってきた。
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RATING: 7.5/10

アタマが80'sで止まってしまったのような時代錯誤スラッシャーはMERCILESS DEATHだけではありませんでした。こちらはカリフォルニア出身の5人組がMetal Bladeからリリ-スしたデビュー作。彼らもまた、ジャケットも音も90~00年代を通過してきた人達とはとても思えないような古臭さで、リアルタイマーでない人が今作を聴いたらまるで当時RoadrunnerとかNoiseあたりから腐るほど出ていた80年代B級スラッシュ作品のリマスター再発かと信じて疑わない人が何人かはいそうな雰囲気を漂わせます。特にNWOBHM流れの煮え切らないリフの積み重ねによる緩急に気を遣った曲構成からは、今ではすっかり使われなくなってしまった“スラッシュ/パワー・メタル”というタームを思わず引っ張り出してきたくなります。MERCILESS~が新作でやらなかった、初期トム・アラヤばりの“アァ~ッ!”という発狂シャウトが時折出てくるところからは、やっぱり彼らも人里離れた山奥でひたすらスラッシュ・メタルだけを聴き続けて人生の大半を過ごしてきたかのようなダメ人間であることを実感させます。個人的にはとても懐かしい音ですし、'91年ぐらいにこれを聴いていたらもっとエキサイトしていたんだろうなぁと思いますが、やはり今の視点で聴くと古臭さは否めず、MERCILESS~に比べると今のシーンを強行突破するかのようなハチャメチャなエナジーがいまひとつ弱く感じられたので、レーティングはこんなところで。
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RATING: 8/10

前作「EVIL IN THE NIGHT」が昨年スラッシャーの間で話題となったMERCILESS DEATHの2ndが早くも登場...ですが、その前作は2006年に自主制作でリリースされていたようなので、実質2年ぶりということみたいです。前作であれだけ派手にトレンドキラーぶりをブチ上げていただけに、今作も当然80'sにドップリ漬かった理屈抜きで首を振りたくなる猪突猛進型スラッシュ一直線で、違いといえば音が若干良くなったことぐらいでしょうか。歌詞が徹底的に浮世離れしたサタニック路線で統一されているのもバカっぷりを反映しておりクールですが、やはり音楽的に前作とほぼ同一の路線であることが相対的にインパクトを弱めているのは致し方の無いところでしょうか(前作で聴かれた突拍子もないシャウトがないのも...)。しかし90年代以降のメタルを一切聴かずにここまで生きてきたかのような、ノスタルジーもクソもねーよ、と言わんばかりの不器用さをリアルに響かせる説得力が依然として健在なところに、このバンドの頼もしさを感じました。ちなみに今作のジャケットを手掛けたのはジャーマン・メタル系御用達の巨匠アンドレアス・マーシャル。祭りだ、祭り。
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60年代後半から70年代前半のロック・アルバムの中には、「音はいいのにこのジャケットはねえだろ」というものがいくつもありました。PATTOの1stとかMAY BLITZの2枚とかBLACK CAT BONESなどは当時の英国B級ハード・ロックのアングラな雰囲気を伝えるものとしてまだなんとか受け入れられる感もありますが、今回ご紹介するTOE FATが'70年にリリースした1stアルバムは「このジャケはねえだろ」アルバムの中でも最高峰に位置する1枚といえるでしょう。

今作は後にURIAH HEEPに加入するケン・ヘンズレー(Key)とリー・カースレイク(Ds)が参加したことで知られ、音楽的にも既にソロ・シンガーとして地位を確立していたクリフ・ベネットの男臭いヴォーカルを中心に据えたブルース・ベースのHRでなかなか格好良いものでしたが、そのすべての印象を一気にかっさらってしまったのがこのジャケットでした。かのヒプノシスが手がけた、人の頭を親指にとっかえてしまった、何度見ても気持ち悪いジャケットは当時イギリスでは「音の評価を必要以上に下げた」と酷評され、後にアメリカでリリースされた際には一番奥の2人がエアブラシで消され、代わりに犬が描かれていました。しかし、個人的にはこの犬がまた不気味さを増長している気がします。ヘンズレーとカースレイクは今作1枚のみで脱退、バンドは新メンバーを加えて翌'71年によりHR色を強めた2作目をリリースしますが、結局その2作目をもって解散しました。演っている音楽に全くそぐわない今作の異様なジャケットがもう少しましなものだったら、彼らへの評価はもっと違ったものになっていたのではないでしょうか。いくらブリティッシュ・ロック崇拝の根強い日本でも、今作が紙ジャケ再発されることは永遠にありえないでしょう。
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RATING: 8/10

歌詞カードの作りがモロにMY CHEMICAL ROMANCEの「THE BLACK PARADE」をパクっていることから、レーベルが第2のマイケミに仕立て上げようとしていることがよくわかるイギリスの5人組のデビュー作。KERRANG!あたりが結構プッシュしているらしいです。あざといまでのベタな泣きメロ連発にピアノとストリングスが絡みながら疾走するエモ・サウンドで畳み掛ける出だしを聴いたところではマイケミの安っぽいフォロワーか(質は高いですが)と思いましたが、後半に入ると様相が一変。泣きメロの質はUSエモよりも一時期流行ったUK叙情派ロックからの影響が大きくなり、ストリングスが一層派手にブチ込まれて無意味なまでに壮大なスケール感を伴った、映画音楽のような世界観を作り上げています。さながらマイケミが次のアルバムあたりでやりそうなことをこのバンドが先取りしてしまったかのような印象もありますが、今作の時点では人によっては飽きるの早そうだなと思わせてしまうのも確かです。この壮大さを突き詰めていったら次作はさらに面白くなりそうです。ライヴで再現するの大変そうですが。

なお、5月21日にリリースされる日本盤はジャケットが単なるバンド・ショットに変更。今作の音楽性を伝えるにはこのままのほうがいいと思うのですが、何故にそういうことするかなぁ。
今月号のBURRN!誌の「ここだけの話」。ちょっと前のパンクに対する罵詈雑言ぶりも凄かったですが、今回も実にツッコミ甲斐のある内容ですね。僕が去年ここで書いていたことに今頃になって気づいたのか、それとももっと前には判っていたけれども、自分達のメンツもあって言えなかったのか、という感じですが。

「世界の動きにヴィヴィッドに同調する術を忘れた」って、何寝ぼけたこと言ってるんだ。そうするように仕向けたのは他ならぬお前ら自身じゃないのか。文中で指摘されている日本のHM/HRマーケットのピークとされる1997年にはFEAR FACTORYKORNMACHINE HEADMARILYN MANSONSENTENCEDSOULFLYWHITE ZOMBIE等がいました。しかし彼らの殆どは自分達がHR/HMと認定する音楽とは違う、流行に毒された音楽という理由だけで「今時のヘヴィ・ロック」の一言で片づけられ、リアルタイムで正当に評価される機会を逃してしまいました。ちゃんと評価されていたのはせいぜいPANTERAぐらいのものです。そして今、日本が無視してきた'90年代のHR/HMを通過したバンドがHR/HMのメインストリームを形成し、逆に“ビッグ・イン・ジャパン”として持て囃されていたバンドの殆どは消えてしまいました。

しかも当時自分達がやってきたことを「危険な延命措置」と自覚した上でそこまで書いておいてなお、世界の動きに同調しようという気が毛頭無いことは今月新譜を出すOPETHではなく7月に新譜を出すイングヴェイを表紙にし、「新たなビッグ・イン・ジャパンの登場を待つしかないのだろうか」と書いていることでも明らかです。いったいどうしたいんだよ。別に新たなビッグ・イン・ジャパンなんていらないよ。どうせまた自分好みの音を出してくれるバンドじゃないといけないんだろう?そんなのが出てきたって、またそれまでの歴史が繰り返されるだけですよ。もう日本は取り返しのつかないところまできてしまっているような気がします。現在未発表のLOUD PARK 08のラインナップが日本と欧米のシーンの温度差の尺度となることでしょう。さあどうなることやら。
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RATING: 8.5/10

'96年のSEPULTURA分裂以来、12年ぶりのマックスとイゴールのカヴァレラ兄弟の“共謀”となるプロジェクト作。この2人の共演で誰もが期待する通りの100%スラッシュ・メタルとしか言いようのない内容ですが、往年のSEPULTURAよりもシンプルかつストレートでソリッド、そしてSOULFLYのトライバル・リズムも味付け程度にとどめられており、明らかに両バンドとの差別化を図りつつ、兄弟のメタルのルーツに立ち返ったといえます。決して往年の焼き直しではないとはいえ、この兄弟が組むと“あの頃”と同質のエキサイトメントを感じてしまい、格好良いリフが多いこともあってあれこれ邪推する前に首を振ってしまうわけですが、そこに新風を吹き込んだのが今やマックスの片腕として欠かせない存在となったマーク・リゾのハイテク・シュレッド・ギター。もはや一聴して彼とわかるほどの独特の音色とフレージングはやはりクールであり、特に"Hex"は彼のプレイなくしては成立しなかったとさえ思えるほど。兄弟の再合流ばかりに目が行きがちですが、今作ではリゾの存在感も特筆すべきでしょう。7月にリリースが決まったSOULFLYの新作でもリゾの活躍に期待しましょう。CONSPIRACYでもSOULFLYでもどっちでもいいからまた日本に来てほしいですね。LOUD PARK 08の開催も決まったことだし。
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