Music's Gonna Set Me Free...
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RATING: 8.5/10

MORBID ANGELのライヴ・ギタリストという肩書きから常に元のバンドと比較される運命を背負いながらも、今やプロデューサーとして確固たる地位を築いたエリック・ルータンが自分以外のメンバーを総入れ替えして制作した2年ぶりの4作目。既に1stの時点でMORBIDから荘厳さを取り去って速さと激しさのみに焦点を絞り切った、元のバンドとの比較など全くもってナンセンスなブルータル・デス路線を追求していましたが、ここにきてその暴力性がさらに突き詰められた印象です。全曲徹底してブラスト主体の曲調もさることながら、リズム・セクションがとことん重心を低く、かつクリアに録られていることもあり、全編凄まじいほどのド迫力(特にギター・リフに重なる2バス連打の嵐は圧巻)で襲いかかってきます。今作は'06年に急死した元メンバーのジャレッド・アンダーソン(B)に捧げられていますが、音やヴォーカルを聴く限りでは感傷的なムードなど殆ど感じられず、むしろその感情をやり場のない怒りとして無差別にブチ撒けるかのようなキレ方が凄い。ジャケットは前作に続いてダサいし、今作はアルバム・タイトルも個人的にはダサく感じてしまいますが、そのタイトルに偽りなしの燃え上がる怒りが全編に渦巻く快作です。
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RATING: 9/10

VITAL REMAINSVILE等でプレイした経歴を持つマルコ・ピトゥルゼラ(Ds)を擁する4人組がMetal Bladeからリリースしたデビュー作。バンド名やジャケットはB級ですが、中身は超A級を誇っています。CRYPTOPSYORIGINBENEATH THE MASSACREあたりの系譜に連なるハイテク・ブルータル・デス・メタルですが、既に速さ、テクニックの両面とも前述のバンドを凌駕しています。アルバムの9割方は人間業の域を遥かに超えたブラスト。さらにギターも狂ったように超速スウィープを繰り出し、普通はその2つの影に隠れがちなベースもなんと7弦でタッピングしながらギターとの高速ユニゾンをキメまくる。昨年のB.T.M.は暴虐性の中にも若干の知性が感じられましたが、ここに至ってはその知性すらもほぼゼロに近いほどに激音を休みなく繰り出すことしか頭になさそうで、はっきり言って曲の判別などほぼ不可能。しかしそんなことなどもはやどうでもよくなるくらいに、一度聴き始めたらストップ・ボタンを押したくなくなる緊迫感が全編を貫いています。はっきり言ってここまでやられたらもう笑うしかありませんが、そんな中ほぼ全編ソロかというほどにギターが絶え間なく弾きまくり、ヴォーカルなどお構いなしといわんばかりにベースとドラムとのバトルを繰り広げ、終盤に明確なメロディを伴ってエンディングまで突進する、ある種ドラマティックとさえいえる展開を見せるラストの曲には笑いを通り越して感動すら覚えました。上記のバンドが好きな人には問答無用でお勧めです。
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