Music's Gonna Set Me Free...
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RATING: 6/10

前作「STABBING THE DRAMA」のレビューで、「次作は正念場」と記したSOILWORKの、その“正念場”となる7作目。前作は衝動性よりも先に頭で考えて作り込んだ印象が先に立ってしまった感がありましたが、今作でその課題をどう乗り越えるか...と思っていた矢先になんと曲作りのイニシアティヴを握っていたピーター・ウィッチャーズ(G)が脱退。さらなる袋小路に入り込みそうな不安を感じさせましたが、残念ながらその不安が的中してしまったような内容となりました。プロダクションはよりシャープに研ぎ澄まされ、必殺のヴォーカル・ワークの表現の幅もより広げられており、SOILWORK以外の何者でもないスタイルは堅持されていますが、前作の問題点となった「作り込み感が曲(リフ)が本来持つべきエキサイトメントを殺している」印象がウィッチャーズの脱退によりさらに大きなものとなっていまっています。今作に先立ってリリースされた、ウィッチャーズが指揮をとって制作されたNUCLEAR BLAST ALLSTARS「OUT OF THE DARK」にクールな曲が多数収められていたことが皮肉にもその思いを更に際立たせています。当然"Rejection Role""Figure Number Five"級のキラー・チューンも存在せず、ウィッチャーズの抜けた穴があまりにも大きすぎたこと、そして前作で一度失ってしまったものを取り戻すのが極めて困難であることを痛感させる結果となってしまいました。「鯉の争い、奪い合い!」はもはや遠い日の記憶となってしまうのか?
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さて、「LOUD PARK 07」2日目のレポートです。この日は前日の疲れを残したまま朝からフル参戦。かなりの長文になりますがご容赦ください。

(ALL THAT REMAINS)
この日唯一の暴れ系バンドといえるATRはグッズ購入のため途中から観戦。まさに典型的なメタルコアとしか言いようのない音でしたが、オープナーとしてフロアをウォーム・アップさせるには十分な働きをしていたのではないかと思います。暴れたい人がモッシュやクラウド・サーフを遠慮なくやれるのはここぐらいしかありませんでしたしね。

(AMORPHIS)
近作2枚で日本での人気を取り戻したAMORPHISですが、そのイメージに違わぬ堅実なライヴ運びが印象的でしたが、フェスティヴァルで見るには少々地味だった感もありました。正直2番手という位置で良かったような気が。そんな中トミ・ヨーツセン(Vo)がブライアン・フェア(SHADOWS FALL)ばりの長いドレッド・ヘアを振り回すアクションが見ものでしたが、ヴォーカルもライヴでもかなり巧かったですね。ホント、いいヴォーカルを探してきたものです。

(ANTHEM)
今年のLPで唯一のドメスティック・バンド(自国語で歌うバンド)だったANTHEMはスタンドで座って見ていましたが、やはり日本語のMCがダイレクトにオーディエンスに伝わると盛り上がりもかなり変わりますね。音自体はいかにもB!誌の編集長が好んで取りあげるのがよく判る、まさに教科書通りのHMとしか言いようがないものでしたが、彼らはそれを信念を持ってやり続けてきたからこそ、これだけの説得力を生み出せたのだと、バンドにさほど思い入れのない僕でも感じました。清水昭男(G)がやけに普通の人っぽいルックスで熱く弾きまくっていたのがいい味出してましたね。

(ANDRE MATOS)
この人は最初マイクの不調でかなり損をしていた感がありましたが、常々指摘されるファルセットの違和感がライヴではさほど感じられず、その点は好印象ではなかったかと思います。バックのメンバーも巧い演奏で単にヴォーカルの引き立て役以上の仕事をしていたと思います。MCは大半が日本語でしたが、モロにモニター前のカンペを見ながら喋っていたのがイタかったですね。後半は勿論"Carry On"も含むANGRA時代の持ち歌の連発でしたが(途中JOURNEY "Separate Ways"もあり)、それで盛り上がるのはまあ当然でしょう。この人にこそ歌う権利があるわけだし。しかし"Carry On"はいつ聴いても名曲ですね。個人的にはそれだけで満足でした。

(WIG WAM)
この日の場違いバンドその1、WIG WAM。しかしパフォーマンス自体は結構良く、北欧色を強めたBON JOVIとでもいえそうな曲の数々は素直に楽しめるものでした。バンド自体のキャリアは短いもののメンバー各人は結構長い前歴があるようですが、それに裏打ちされたショウマンシップも見事だったと思います。すっかりセレブの世界の人達となって久しいBON JOVIと違った親しみやすさもあり(当然か)、確かにこれは日本で人気出るよな、と納得しました。

(LACUNA COIL)
メタル・ディーヴァとして揺るぎない地位を築いたクリスティーナ・スカビアに注目が集まったLACUNA COILですが、ここを休憩タイムに置いていたため、あまりマトモには観ておらず傍目に観ていただけでしたが、予想していたのと違ってアグレッシヴなステージングが印象に残りました。

(TESLA)
この日の場違いバンドその2、TESLA。もうみんなおっさんとしか言いようのないルックスでしたが、オヤジ・パワー炸裂というべきヤケクソ気味なプレイ、フェスの性格を考慮したと思われる勢いのある曲を中心に組んだセットが思いの他良かったですね。しかし"Love Song"が一番盛り上がったというのは「LOUD PARK」的にどうなの?という感じでしたね。まあ、TESLA最大のヒット曲ですし、演らないわけにはいかないでしょうが…。

(SATYRICON)
それまでの80’sに傾いていたムードを、SATYRICONが一気に暗黒色に塗り替えてくれました。彼らも最初マイクの不調で1曲目がほぼインスト状態になってしまったのが残念でしたが、その後はそんなアクシデントをものともしないステージングで押し切ったという感じです。サティアー(Vo)のカリスマ性もさることながら、バックのプレイも実にタイトで強烈。僕は次のSAXONに備えてBig Rock Stage側のフロア最前で観ていましたが、ブラスト・ビートが飛び出した瞬間にはやっぱりこれが「LOUD PARK」だろ、と唸ってしまいました。速さを抑えてストロング・スタイルに移行した近作の曲がメインでしたが、ライヴでの即効性はそれ以前と同等だったと思います。特にまさかのメジャー・リリース作「VOLCANO」のリーダー・トラックだった"Fuel For Hatred"は当初違和感が拭えませんでしたが、こうしてライヴで聴くと相当なキラー・チューンですね。

[LOUD PARK 07(Day 2)@さいたまスーパーアリーナ(10/21)]の続きを読む
今年も無事開催された「LOUD PARK」。昨年と比べてメンツの弱さに若干引いてしまった感もありましたが、結局今年も参戦しました。今年は2日間参戦となりましたが、初日は仕事の都合でどうしても夕方からしか観れないことが決まっていたため、初日はマトモに観たのはNOCTURNAL RITES以降のバンドとなりました。

(NOCTURNAL RITES)
会場に着いたときにはもうNOCTURNALのライヴは始まっていましたが、とりあえずはまずTシャツ購入に走り、それからフロアに入りました。ジョニー・リンドクヴィストの熱血ヴォーカルはライヴでもそのまま。これは嬉しかったですね。あのヴォーカルが好きな僕にとっては。ライヴ自体も良好なサウンドと堅実なプレイで、クラシック・メタルの格好良さを伝えきっていたと思います。

(MACHINE HEAD)
僕も観た’01年の「BEAST FEAST」以来6年ぶりの来日となるMACHINE HEAD。バンド、ファンの双方とも飢餓感が高まっていたようで、ロブ・フリンはMCでも異常なほどに高いテンションでアジテートしまくっていました。その熱さは音にも当然表れており、のっけから"Clenching The Fist Of Dissent""、Empirium"、"Aesthetics Of Hate"という激烈メタル・ソング3連発が凄まじい音圧で迫り、容赦なく僕の体力を奪っていきました。この日最新作からは先述の2曲の他"Halo"と合計3曲がプレイされましたが、CDで聞くとどうしても冗長さが先立ってしまう新作の曲はライヴではその長い展開が良いアクセントになっていると感じました。その長さ故に55分の持ち時間でプレイされたのは7曲にとどまりましたが(中盤には"Old"という意外な選曲もあり。個人的にはこれがMHで初めて聴いた思い出の曲だったので嬉しかったですが)、それを補って余りあるほどの密度の濃さに圧倒されるばかりでした。定番といえる"Take My Scars"で一気に我を忘れて暴れまくり、その後ラストの"Davidian"のイントロがプレイされた瞬間は感動的ですらありました。6年待った甲斐のある最高のライヴでした。まだまだMACHINE HEADは終わってはいません。やっぱり積み重ねてきたものが違うんだよ。

(TRIVIUM)
この日TRIVIUMのTシャツ着用率が高かったことからも、日本でのTRIVIUM人気がすっかり定着したことが窺えましたが、ライヴは個人的にはその前のMACHINE HEADが凄すぎただけに、(昨年のCHILDREN OF BODOMがそうだったように)彼らのテクニック重視のプレイが相対的にインパクトを弱めていたような気がしました。出だしの音量が低かったのも痛かったですね。力押しとテクニックのバランスがもう少しとれるようになるともっと凄くなりそうな気がしました。しかしそれでも"Anthem(We Are The Fire)"には燃えましたね。ぶっちゃけMOTLEY CRUE "Live Wire"IRON MAIDEN "The Trooper"METALLICA "Creeping Death"を混ぜたような曲ですけど。

(BLIND GUARDIAN)
実は僕は今年2月に渋谷C.C.レモンホールでのANGRAとのカップリング公演も観ており、BGは今年2度目になるのですが、その時とセットの流れが(短縮版とはいえ)ほぼ一緒だったこともあり、ほとんど印象は変わりませんでした。その前には'92年に一度観ていますが、あの時のほとばしるような勢いはもう戻ってはこないんだろうなあという感じでした。それを知っているだけに、バンドの自信は伝わってきてもなにか物足りなさを感じてしまうのでした。オーディエンスがコーラスで“参加”するライヴなのに、肝心のそのコーラスが小さかったのも残念でした。2月に演らなくて個人的に悔しい思いをした"Lost In The Twilight Hall"はこの日もプレイせず。なんだかなあ。

(HEAVEN AND HELL)
昨年DIOが最後に"Heaven And Hell"をプレイしましたが、今年ロニー・ジェイムズ・ディオが“ディオSABBATH”として来日し、再びこの曲を歌うことになるとは去年の今頃に想像できたでしょうか。今年最大の目玉といえるこのライヴは城門を模したステージでまさしく様式美の権化。しかしそれをあざ笑うリスナーをぶっ飛ばすかのような、ヘッドライナーにふさわしい貫禄出しまくりのプレイに、誰が文句をつけることができるでしょうか。ディオのヴォーカルの素晴らしさは言うに及ばず、トニー・アイオミの年季の入ったプレイもさることながら、ギーザー・バトラーの唸りまくるベースと、ヴィニー・アピスの腹に響きまくるバスドラと鋭くヒットするスネアが際立ったドラミングの存在感があまりに強烈。そんなわけで本編最後の"Heaven And Hell"中盤のインプロヴィゼーションが長すぎたことを除けば、プレイも素晴らしく(昨年のDIOのように名曲だらけというわけにはいかないまでも)セットも完璧、そこに若手には決して出せない凄みが加わるという、まさに横綱相撲というべき見事なライヴ・ショウでした。アンコールは勿論"Neon Knights"で、凄まじい熱狂の中でLP初日は終了。これは観ておいて本当に良かった。

僕は今年はクラウド・サーフはやりませんでしたが、それでもMACHINE HEADの凄さに一気に首を痛めてしまい、2日目は大丈夫かと心配しながら帰路につきました。その2日目のレポートはまた明日以降に。
THE HELLACOPTERSは10月13日、オフィシャル・サイト上で現在制作中の新作を最後に解散すると発表しました。以下はそれに関するバンドからの声明です。

THE HELLACOPTERSとして約13年間やってきたが、悲しいが俺達は解散すると言わなければならない。この難しい決断の理由はいっぱいあり、言及するにはあまりにパーソナルなものだ。

ロックンロール・バンドでプレイすることは公園を散歩するようなものではない。しかし汗ばんだクラブや雨のフェスティヴァルや家のステレオなどで、長年俺達と共にロックしてくれたみんなには感謝したい。素晴らしいトリップだった。君達のサポートは決して忘れない。

今俺達はラストとなる7枚目のアルバムのミックスを終えたところだ。まずは来年の初めにそれがリリースされるだろう。俺達は君達に最後にサヨナラを言って強くタオルを投げたい。春のいつか、ヨーロッパとスカンジナヴィアでフェアウェル・ツアーをやる予定だ。だから君達はまだ俺達とは別れてはいない。


4作目「HIGH VISIBILITY」で本格的に彼らのファンになり、その後7年近くフォローしてきたバンドでしたが、それまで解散しそうな雰囲気が全くなかったこともあり、本当にショックで残念です。願わくば最後に日本にも来てほしいものですが、近作がロクにプロモーションしてもらえなかった日本では無理でしょうか。気になるニック・アンダーソン(Vo,G)の今後ですが、先頃EPを出したDEATH BREATHが活動のメインになるのでしょうか。そうなったら喜ぶファンも沢山いそうですが...。
既に再結成に向けてジェフ・ウォーカー(Vo,B)、ビル・スティアー(G)、マイケル・アモット(G/ARCH ENEMY)、ダニエル・アーランドソン(Ds/ARCH ENEMY)というラインナップでリハーサルを行っていたCARCASSが来年の「WACKEN OPEN AIR」に出演することを発表しました。健康上の理由で不参加となっているケン・オーウェン(Ds)も数曲だけプレイする可能性もあるということです。EMPERORのようにライヴ活動限定となりそうですが、これは是非日本にも来てもらいたいです。当分先の話になりそうですが...。

しかし現在世界最大のメタル・フェスティヴァルといえる「WACKEN」は出演バンドの発表も本当に早いですね。ヘタすりゃ開催中に来年の出演発表もありますし。他とはえらい違いです。僕もその時期に長い休みが取れれば一度観てみたいですね。はっきり言って「WACKEN」参戦は僕の夢です。
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