Music's Gonna Set Me Free...
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RATING: 8.5/10

前作「DEMIGOD」を2005年の私的年間ベストで2位に挙げたポーランドのブルータル・ブラック・メタル・バンドの8作目。海外のサイトやミュージシャンの間でもその前作が好評を博したにもかかわらず、日本ではほとんど話題にならなかったのが寂しかったですが、今作でその過小評価は覆るのでしょうか。とりあえず演っていることは前作とほとんど一緒の、重量感と速さ、激烈さを突き詰めた上にドラマティックな構成を巧みに取り入れたものですが、荘厳かつエスニックなSEやギター・フレーズ、コーラスを増量したことにより全体のスケール感が増しており、先日今作とほぼ同時期に新作が出たNILEと大部分でイメージが被ってきたという印象です。長いキャリアが為せる安定感は流石のものですが、やはりちょっと聴いたところで前作と音像が似通っているせいか、個人的には前作を初めて聴いた時の衝撃には及ばなかったというところです。しかし今作がポッと出の並のバンドには到底作りえない、途轍もなくハイ・レヴェルな作品であることは間違いありません。"Inner Sanctum"にはNEVERMOREのウォーレル・デイン(Vo)がゲスト参加し、一発で彼と判る声で曲の印象度アップに貢献しています。
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HAREM SCAREMは7月19日にオフィシャル・サイト上で、最新作「HUMAN NATURE」に伴うツアーがバンドにとっての最後のツアーとなることを表明しました。この後もう1枚スタジオ・アルバムを制作して解散ということになりそうです。

個人的には2003年の「HIGHER」を最後に彼らの動向はフォローしていなかったので、あまり偉そうなことを言える立場にはないのですが、やはり彼らにとって最も大きかったのは「MOOD SWINGS」が日本で大当たりした後に作った「VOICE OF REASON」がダークになったという一点だけで全否定され、それ以後ファンが求める音しか作れなくなってしまった、ということに尽きるのではないでしょうか。すなわち、その次作「BELIEVE」で以前の音に戻った時点で“ロック・バンド”としてのHAREM SCAREMは死んだといえるのではないかと思っています。まあ、一時RUBBERと改名してパワー・ポップ化した時期もありましたが、そちらのほうが僕にとってはまだロックを感じられました。しかしRUBBERでも成功できず、結局HAREMに戻っていくわけですが...。僕はハリー・ヘスの声が実は結構好きで、なんだかんだ言って「HIGHER」の頃まで聴いていましたが、他に興味をひく音が多くなってきたこともあって、その後のアルバムに手が回らなくなってきたというのが正直なところです。ハリーにはソロでもニュー・バンドでも何でもいいですから、引き続きあのヴォーカルを聴かせてほしいものです。
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RATING: 8.5/10

大阪のメロディック・デス・メタル・バンドが専任ヴォーカリストを加えて6人編成となっての4作目。前作「IDOLATOR」でそれまでのCHILDREN OF BODOMフォロワーから脱却し、サイバーなシンセ・アレンジを導入してオリジナリティを打ち出してきましたが、今作ではその路線がさらに推し進められ、サイバーどころかもはやトランスの領域にまで突入したベタなシンセ音が単なる味付けを超えてアレンジの重要な役割にまで踏み込んできており(M8"C.E.0079"は曲調までモロにトランス)、オリジナリティはここにきて揺るぎないものになりました。こうなると前作では貧弱に感じられたクリーン・ヴォイスが、今作ではトランシーなアレンジと相まみあって“アリ”だと感じられるようになったのだから面白いものです。それでいて以前のストレートな攻撃性が一切失われていないのが見事。今年“レイヴ meets メタル”というキャッチでデビューしながら、メタラーには全く薦められないバンドがいましたが、“レイヴ meets メタル”というならここまでやってみろ、という強烈なステートメントをトランスの一大市場である日本から発信した痛快な1枚です。前作でカヴァーしたLUNA SEA"True Blue"も凄かったですが、今作では日本盤ボーナス扱いとなるTRFの大ヒット曲"EZ DO DANCE"の、“とにかくサビで速くすればいいだろ”的な単純な発想による壮絶なメタル化がまた痛快です。
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RATING: 8.5/10

リリース時に一部で話題になっていたスラッシュ・メタル・バンドのデビュー作ですが、最近になってようやく聴きました。確かにこれは凄い。勢い一発の演奏に汚い吐き捨て声と突拍子もないシャウトがクールな音はもとより、メンバー写真からエド・レプカによるジャケット、ライヴ写真をコラージュしたインナーまで、すべてが80年代中盤のB級スラッシュを今頃になってそっくりそのまま絵に描いたかのようなアルバム。当然のごとく全曲速い。前にあったスラッシュ・メタル専門のレビュー・サイトで「スロー・ダウンしたバンドはもう死んだ」「(いわゆるモダン・ヘヴィネス系の)1コードで押すだけのクソつまらないリフで暴れられるヤツの気が知れない」と書いていた人達に手放しで絶賛される要素が満載...というか、その要素だけでアルバムが出来上がっています。当のバンド自身もブックレットの最後にそういった旨のヘイト・リストを載せており、俺達コレしか演る気はないというスラッシュバカ一代ぶりを表明しています。まさにスラッシュ・メタル・ファンによるスラッシュ・メタル・ファンのためのスラッシュ・メタル・アルバム。それ以上でも以下でもありませんが、メタルを聴き始めた頃にスラッシュばかり聴き漁っていた僕にとっては、そのダサ格好良さと熱さと懐かしさにどうしようもなく燃えました。レトロ・ハード・ロックがちゃんと認知されているのですから、以前レビューしたSSSとかこのバンドのようなレトロ・スラッシュと呼ぶべきバンドが2007年の今、存在したっていいですよね。
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RATING: 8/10

前作「UNDOING RUIN」を“問答無用の傑作”と評したDARKEST HOURが再びデヴィン・タウンゼンドをプロデューサーに迎えた2年ぶりの5作目。というわけで路線は前作を順当に継承しつつ、メロディと攻撃性の両面を更に強化した結果、元々バンドが入れ込んでいた北欧メロディック・デスの域に達するベタさ全開のツイン・ギターがこれでもかとブチ込まれることになりましたが、プロダクションは前作同様シャープな切れ味をキープしており、ヴォーカルもハードコア流れの切迫感で“本場”との差別化を図っています。

しかし今作に関しては、あまりにメロディを盛り込み過ぎたために焦点がぼやけ気味になってしまい、前作における"With A Thousand Words To Say But One""Sound The Surrender"のようなキラー・チューンの不在という結果を招くことになってしまったのが惜しまれる、といったところです。前作以上に速さで押す場面が増えたのは嬉しいですし、クリーン・ヴォイスも使うようになったとはいえそれを前面に出さずに、必要がある場面だけで使っているところに好感を持ちました。ともかく北欧メロディック・デスのベタさとUSメタルコアの洗練の共存という、他のメタルコアと一線を画す存在感は確実に増したとはいえます。
公式発表はまだですが、ラジオでの発表があったようなのでこちらでも掲載します。「LOUD PARK 07」の第3弾出演アーティストと日割りが決定しました。

(10/20)
HEAVEN AND HELL
BLIND GUARDIAN
TRIVIUM
MACHINE HEAD
AS I LAY DYING
NOCTURNAL RITES(New)
THERION
STILL REMAINS(New)


(10/21)
MARILYN MANSON
HANOI ROCKS(New)
SAXON
WIG WAM
LACUNA COIL
ANTHEM
AMORPHIS
ALL THAT REMAINS(New)


この感じでいくと今年は1ステージだけになる線が強そうです。会場も会場ですし。明らかに規模の縮小は否めません。しかし、WIG WAMに続いてHANOIっつうのはどうなの?と首を捻らざるを得ない気分です。意図的にモッシュやクラウド・サーフを巻き起こすバンドを回避しているような気がしてなりません。去年観た人間からすると。HANOIに一切罪はないのですが。同じクリエイティヴマン主催の「SUMMER SONIC」も今年はかなり一般層を意識したメンツとなりましたが、LPも今年はサマソニと同じ傾向でいくようですね。個人的には20日のメンツのほうが魅力的ですね。SAXONもこっちにしてほしかった。まあ、なんだかんだ言っても今年も参戦するつもりでいます。
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