Music's Gonna Set Me Free...
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以前当ブログでもご紹介した、凍死場EMIの株式売却の件ですが、6月29日に東芝が自身の持ち株全てをEMI本社に売却したことが発表され、これに伴い本日6月30日より社名が「EMIミュージック・ジャパン」に変更されました。

当ブログでは一貫してこの会社のことを怒りの意味を込めて「凍死場EMIっていう会社」と呼び続けてきましたが、CCCDからの撤退とiTunes Plusの開始により、そろそろ元の東芝EMIと呼んでもいいかな...と思っていたところにこの一件。個人的には非常に感慨深いものがあります。かつて忌野清志郎に「日はまた昇るよ 東の芝から」と歌われたことも、もう遠い昔の話になっていくのでしょうか。
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RATING: 7.5/10

最初にYouTubeで試聴した"Constant Motion""The Dark Eternal Night"だけの段階では、今作は「TRAIN OF THOUGHT」系のメタリック路線かと思いましたが、こうして全曲を通して聴くと曲ごとのカラーがはっきりと分かれており、(ジョーダン・ルーデス加入後の)集大成という前評判は確かにその通りという感じがします。

しかし、同じそれまでの集大成であった歴史的名作「SCENES FROM A MEMORY」の、ヘヴィネスとテクニックとメロディが完璧なまでに拮抗して形成されたスケール感には及んでおらず、さらにはラスト2曲の長編がどうしても冗長な印象しか残らないこともあって、今作は依然として並のプログ・メタルが到達し得ない領域にはあるものの、彼らだからこそこれでは物足りないという印象に落ち着いてしまいます。前作あたりから見え隠れしていた、元ネタが透けて見えるアレンジが今作でさらに露骨になったのも(今作はOPETHMUSE)なんだかなぁ...という感じです。というわけで今作は個人的には前半部にはかなり聴き応えを感じたものの、後半のアレンジをもう少し練ればもっと印象は良くなったかもしれません。最近のライヴでは「IMAGES AND WORDS」の完全演奏をやっていましたが、今作が完全演奏するに値するアルバムかというと、今はそうでもないといったところでしょうか。
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RATING: 8/10

もはや自分でも把握しきれていないんじゃないかと思えるほどに数多くのプロジェクトに関わっている北欧デス・メタル界の鬼才、ダン・スワノがデス・メタルから離れて自身のメロウ・サイドを表現するNIGHTINGALEの、意味不明の漢字4文字(最後の字はいったい何て読むの?)だけのジャケットに思わず「なんじゃこりゃ」と呆気にとられてしまった4年ぶりの6作目。ゴシック/メランコリック・メタルから出発して、4作目「ALIVE AGAIN」で叙情AORハード・ロックに転身しましたが、今作ではそこからさらに歩を進め、'70年代後半のアメリカン・プログレ・ハードを彷彿させる荘厳かつドラマティックな路線へと移行しました。とはいえ曲は最長でも5分半とコンパクトにまとめられており、前2作に比べてゴージャスな装飾が取り払われて音作りが随分とシンプルになったせいか、普通声で歌わせてもかなり巧いスワノのダンディなヴォーカルがより際立った作りとなり、いずれにせよ肩肘張らずに聴ける大人向けの雰囲気がより強まった1枚といえます。過剰な哀愁、泣きをこれみよがしに押し出すことなく、あくまでライトな叙情性をサラッと聴かせる作りに個人的には好感が持てただけに、このジャケットではとても日本盤が出そうにないのが何とも勿体ありません。
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RATING: 8.5/10

2年ぶりの3作目。相も変わらずゴリ押し突貫リフとデズ・ファファーラの怒りの咆哮でバカの一つ覚えのように押しまくるメタル・サウンドはそのままながら、今作ではそこに、前2作では殆ど聴かれなかったメロディアスなギター・プレイを大量導入。曲によってはメロディック・デス・メタル的な様相を呈するようになりましたが、それと共に音圧とスピード感もさらに増強されており、そのすべてが既に使い古された手法ながら、気迫だけで一気に押し切ってしまう1枚といえます。確かに前2作と比べて幾分メロディアスにはなっているものの、ありがちなメタルコアに堕することなく、あくまで自らのアイデンティティを保持したまま進歩してみせたのが何よりも嬉しかったです。やっぱりメタルってこういうもんだろ。
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RATING: 9/10

スラッシュ・メタルのリヴァイヴァルはもう何度も叫ばれているような気がしますが、これまでが'80年代の再結成組ばかりだったのに対し、最近は若手の台頭も著しく、サイ・キーラー(ONSLAUGHT)の「今、またスラッシュ・メタルがキてるぜ」という発言も大風呂敷ではなくなっているような気がします。

その現在の若手スラッシャーの中でも筆頭格に位置するMUNICIPAL WASTEの2年ぶりとなる3作目がまた素晴らしい。2つ前のエントリーでご紹介したSSSと同様に'80年代クロスオーヴァー・スラッシュを継承した音楽性は前2作と一切変わることはありませんが、よりシャープに研ぎ澄まされた音像と前作から約1割増しとなった疾走感で矢継ぎ早に繰り出される怒涛のリフ展開が単なるノスタルジーを超えて、現在にも十分通用する緊迫感を生み出しています。それらを一手に支えているといっても過言ではないデイヴ・ウィットのドラムはもはや最盛期のデイヴ・ロンバードに比肩するほどの領域に達していると言ってもいいでしょう。別にチューニングを下げなくても、デス・ヴォイスで吠えなくても、センスとスキルとテンションがあれば今のメタルの最前線に十分匹敵するだけの音を作れることを証明した力作。ホントはこういうバンドを「THRASH DOMINATION」で見たいんだよなあ。「LOUD PARK」でもいいですけど。
本日「LOUD PARK 07」の第2弾出演アーティストが発表されました。

HEAVEN AND HELL
MARILYN MANSON
BLIND GUARDIAN
SAXON
TRIVIUM
MACHINE HEAD(New)
AS I LAY DYING(New)
WIG WAM
LACUNA COIL(New)
THERION
ANTHEM
AMORPHIS(New)


MACHINE HEAD! 久し振りですね。僕も観た2001年の「BEAST FEAST」以来6年ぶりの来日です。今年は新作も出ましたから、日本に来るならやはりここしかないでしょう。これは俄然楽しみになってきました。

さて、今月号のBURRN!誌でのMetal Bladeのブライアン・スレイゲルCEOへのインタビューの中で、「日本は欧米に比べてメタルの盛り上がりがいま一つだと感じられてしまう」という質問がありましたが、僕だったらその質問には「それはお前ら自身の責任だ」とはっきり言いますね。いつまでもヴェテランばかり表紙にし続けて、勢いのある若手を大フィーチュアしようとしなかったツケがここにきてはっきりした形となって表れたというだけの話ですよ。それは現在アナウンスされているLOUD PARKのラインナップにも見てとれるのではないでしょうか。まあ、今の日本で13~15歳ぐらいのキッズがJOB FOR A COWBOYを聴いていたらちょっと怖い(苦笑)というのはありますが、日本も欧米の流れをしっかりフォローしていたら、少なくとももっと良い状況にはなっていたんじゃないでしょうかね。今後追加されるであろうアーティストに引き続き期待したいものです。
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RATING: 8/10

英国リヴァプール出身の4人組(バンド名は"Short Sharp Shock"の略)によるデビュー作。元々昨年暮れにリリースされていたものを先日Earacheが出し直したもののようです。UKではMUNICIPAL WASTEの新作と同じ日にリリースされるということですが、それも思わず納得のまさしくスラッシュ・メタルとしか言いようのない音です。パッケージには"Early METALLICA meets S.O.D. & D.R.I."というステッカーが貼ってありましたが、音像といい荒っぽい演奏といい傍若無人な吐き捨てヴォーカルといい、はっきり言ってほとんどS.O.D.そのものといったところで、いずれにせよ'80年代のクロスオーヴァー・スラッシュを遺伝子レヴェルで継承した、洗練という言葉とは程遠いヤケクソな熱さで充満しており、あの頃のスラッシュを肌で知る人にはドンピシャの1枚ではないでしょうか。ラストにボーナス扱いで収められた"Black Night White Light"はクリフ・バートンに捧げられた、いかにも1st時のMETALLICAがやりそうな、オールドスクール・メタルのマナーに則った7分弱の長編ですが、ヘタクソなリード・ギターが色んな意味で涙を誘います。
ワーナーミュージック・ジャパンが本日6月6日よりiTunes Storeでの楽曲販売を開始しました。

昨年Napsterの旗揚げ時に1社だけ1曲210円という高額をゴリ押しして参加した経緯から、ワーナーがiTSに参入することは永遠にありえないだろうと思っていただけに、これは本当に驚きましたね。勿論、iTSではワーナーも価格は洋楽1曲150円、邦楽1曲200円です。洋楽のめぼしいところは大体網羅されていますが、LINKIN PARKの新作でアルバム一括購入のみのボーナス・トラックが用意されているなど、かなり気合の入っているところが窺えます。

しかしワーナーにいったい何があったのでしょうか。やはり1曲210円は不評だったというのが容易に想像できますが(ちなみにNapsterでは現在も1曲210円を継続していますが、これもいずれ150円になるのではないでしょうか)、遂にワーナーもiTSの勢いを無視できなくなってきたのでしょう。

僕が日本の音楽配信の発展を妨げるガンだと思っていた2大メジャー・レーベルの一角であったワーナーが遂に参入し、さらにはiTunes Plusの開始、ポール・マッカートニーのカタログ配信開始が立て続けに重なり、iTSはいよいよ他を圧倒する勢力になったといえるのではないでしょうか。ソニーよ、さあどうするよ。

(6/9 追記)
6/6の配信開始時より洋楽のカタログは大幅に増えましたが、それにしても"パーシャルアルバム"がやたらに多くないですかねえ。これは他国のiTSも同じなので仕方ないとしか言いようがありませんが、別に権利関係の問題で配信できない曲がそんなにあるはずもないでしょうし、もう少し何とかならないものでしょうか。
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RATING: 7.5/10

僕がいわゆる正統派HR/HMバンドの中で最も信頼しているバンドの2年ぶりとなる、タイトルが示す通りの通算8作目。メロディック・スピード・メタルからの脱却を図り、よりストロングなスタイルを目指した前作「GRAND ILLUSION」の流れにある音ですが、ジョニー・リンドクヴィストの熱唱をより前面に押し出した作りとなり、それに伴ってかほぼ全曲がポップス的なシンプルな展開になっており、ある意味ヴォーカル・アルバムと言っても差し支えないものになっています。これは前作の超絶キラー・チューン"Still Alive"がウケたことも関係しているのでしょうが、今作の曲は(プロダクションが依然としてヘヴィではあるものの前作よりこじんまりとしていることもあってか)そこまでの熱さに至っていない、というのが正直なところです。まあ"Still Alive"ほどの曲はそう簡単に連発できるものではありませんし、歌メロ自体の充実は流石であり決してファンの期待を裏切る出来ではないので、リンドクヴィストの熱血ヴォーカルを満喫したい向きにはお勧めですが、僕個人にはそれ以上の弾けたものが欲しかったですね。
というわけで、いよいよ発表になりました。

HEAVEN AND HELL
MARILYN MANSON
BLIND GUARDIAN
SAXON
TRIVIUM
WIG WAM
THERION
ANTHEM


今後誰が追加されていくのかはわかりませんが、とりあえずは日本的なイディオムとしてのHR/HMばかりで固められましたね。この中で個人的に最も観たいSAXONは単独公演中止のアナウンスがあったばかりですが、もうこの時既にLOUD PARKの話が出ていたのでしょう。また、WIG WAMが思いっきり浮いていますね...。でも、全部こういうラインナップというのはいくらなんでもアレなので、去年のLAMB OF GODTHE BLACK DAHLIA MURDERのような狂乱を呼び起こしてくれるコア系バンドの参戦を強く望みたいですね。
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