Music's Gonna Set Me Free...
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Rating: 8/10

メンバー全員が博士号を持つ病理学者、というまるでネタとしか思えないキャッチで話題のトリオ(バンド名は“郡監察医”の意)による2作目。今作より加入した新ベーシストは63歳(!)のやはり病理学者ということですが、どうやらその爺さんはジャズ・ベーシストをやっていたようで、一応ちゃんと弾けるらしいです。

音楽性はこのジャケットから想像がつく通りの初期CARCASSに影響されたゴア・グラインドで(元々CARCASSのトリビュート・バンドとしてスタートしたそうですが)、他の同系統のバンドがシンプルなスタイルに走りがちな中、今作ではしっかりと作り込んだ曲展開やメロディアスなギター・ソロなど、本家の3作目「屍体愛好癖」を意識した作りになっていますが、プロダクション(妙にドタバタしたドラムも“狙って”いるのか?)やギター・ソロのタメの作り方など、CARCASSへの入れ込み方は単なるフォロワーを超え、もはやクローンの域に達しています。にもかかわらず決して怒る気にならないのは、やはりそのリスペクトぶりが音からちゃんと伝わってくるからということでしょう。それがかつてのKINGDOM COME、最近のバンドでいえばEKTOMORFなどとの違いですね。曲そのものも総じて良くできており、この時期のCARCASSが好きな人なら思わずニヤけてくることでしょう。あとは、下のアーティスト写真に写っている3人のメンバーが本当にこの服装でライヴを演ってくれれば“本物”ですね。 

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これ見ると右の人だけは本物のような気がしますが、あとの2人は...?

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Rating: 7.5/10

90年代中盤に2枚のアルバムをリリースし、'98年に解散したスウェーデンのA CANOROUS QUINTETが2005年に解散時のメンバーのままで再結成され、バンド名をTHIS ENDINGと改めてリリースした復活作。フレドリック・アンダーソン(Ds)は現在AMON AMARTHにも在籍しています。

僕はA CANOROUS QUINTETのアルバムは未聴なのですが、ここで聴けるのは90年代中盤のスウェディッシュ・メロディック・デスを現代的なプロダクションのもとで進化させたもので、立ち位置としてはGATES OF ISHTARに対するTHE DUSKFALLに近いものがあります。アンダーソンのドラムもAMON~ではできないブラスト大幅増量のブルータルなプレイで迫ってきます。ザクザク刻まれる分厚いリフとド迫力で凄むヴォーカルによる硬派な雰囲気が叙情味を上回るストロング・スタイルで固められた曲は素直に格好良いといえるものですが、個人的にはもう少しメロディアスなプレイを盛り込んでも良かったかも、という気もしました。しかしあまりベタベタにやられるよりはこのぐらいのほうがバランスがとれていて良いのでしょうし、SOILWORK以前の初期メロディック・デスを現在に継承する存在として、THE DUSKFALLと同様に大切にしたいバンドではあります。
From BLABBERMOUTH.NET

フィンランドの極悪エクストリーム・メタラーIMPALED NAZARENEが4作目「LATEX CULT」と5作目「RAPTURE」をリマスター+ボーナス・トラック追加で再発することになりました。バンドからのコメントは以下の通り。

"Latex Cult""Rapture"Finnboxスタジオでミカ・ユッシーラによってリマスターされた。言うまでもなく、音質は控えめに言っても666%は良くなってるぜ。俺達お抱えのアーティスト、Ritual"Rapture"のジャケットを手がけてくれた。その後"Latex Cult"も同様に手がけてもらうことになっている。ジャケットもレイアウトも全部新しくなる。両方のアルバムにはボーナス・トラックも入れるよ。("Latex..."には1996年のライヴ音源4曲、"Rapture"にはLP盤のみのボーナスだった2曲の他、やはり1996年のライヴ音源8曲が追加される予定)」

「もっと前向きな話に行こう。俺達は10枚目となる新作"Manifest"の曲作りを開始した。凄くスムーズに進んでいて、既に6~8曲ぐらい完成している。ブルータルでファストで真正面から向かってくるような音になるぜ。」


666%良くなってるとは...これは買い直しの価値ありでしょうか。個人的に初めて聴いたIMPALED NAZARENEのアルバムが「LATEX...」だったので、思い入れもあります。今のところリリース時期は未定のようですが、早く聴けることを楽しみに待つことにしましょう。また、年内に新作の音が聴けるのにも期待しましょう。
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RATING: 7/10

サンタクルーズ出身の6人組インスト・バンドの通算4作目。前3作は僕は未聴です。今作のリリース元はメタル・レーベルのThe End Recordsですが、彼らはその中でも毛色の違ったバンドといえるでしょう。
 
ジャズ、クラシック、60年代映画音楽、ジプシー・ミュージックなどをミックスした曲が中心で、BGM的に聞き流されそうな部分も決して少なくはありませんが、今作を単なるBGM集に終わらせていないのが時折導入されるメタルやインダストリアルの色合い。叙情的なストリングスと変拍子ドラムが絡み、中盤でいきなり三味線(!)ソロが飛び出し、終盤で一気にエクストリーム・メタル化する"A Corporate Merger"は今作の音楽性を1曲に集約したような曲だし、何かにとりつかれたかのように弾きまくるヴァイオリンと疾走するリズム(ブラストも入る)が爽快な"Smuggled Mutation"はさしずめ発狂したKORPIKLAANIFINNTROLLか、といった雰囲気です。まあ、メタルを感じさせるのはこの2曲とラストの"The Return"ぐらいしかないので、普通のメタル・リスナーには大っぴらにお勧めできる代物ではありませんが(全編インストだし)、一筋縄ではいかないヘンな音楽を求めている人にはうってつけの1枚ではないでしょうか。フュージョン~プログレ~クラシックへと展開しつつ終始三味線が鳴り続ける"Those Who Know..."などは並みの感性を持った人では作れないでしょう。しかし、ここのギターとドラムは普通にデス・メタルとかやらせても相当上手そうな気がしますが、おそらくマトモに演る気はないんだろうなぁ。
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RATING: 8.5/10

今年から"CD Reviews"でレーティングをつけることにしました。このブログデザインの元ネタにしているBLABBERMOUTH.NET同様、10点満点で0.5点刻みで点数をつけていきます。

そのレーティングつきレビューの第1回目にご紹介するのはカナダ出身の4人組による6年ぶりの3作目ですが、前2作は僕は未聴です。中心人物のダン・モングレイン(Vo,G)はジョン・レヴァサーの後任として一瞬だけCRYPTOPSYに参加したことがありますが、CRYPTOPSYが目をつけるのも納得の、また6年ぶりという長いスパンも納得の、恐ろしくテクニカルな音を叩きつけてきます。

やっていることはWATCHTOWERATHEIST以降の流れにあるテクニカル・スラッシュを2006年時点での流儀でアップデートしたものですが、あくまでもスラッシーな攻撃性、ヘヴィネス、スピード感を前面に押し出しているのが嬉しいところで、特にメカニカルとさえいえるリフの刻みは思わず身を乗り出してしまうほどの格好良さ。目まぐるしい展開で聴き手を掻き回しつつ、すべてのインスト陣が卓越したスキルで繰り出す(ソロ・パートではジャズ/フュージョン度数も高い)スリリングなリード・プレイが絶妙なフックとして作用し、凄まじい緊迫感を増長させるところが今作の聴き所でしょう。80年代スラッシュ的な吐き捨てヴォーカルもクール(ライヴでギター弾きながらこの通りに歌えたらもっと凄い)。総じてこれだけ複雑でテクニカルなことをやっていつつも、メタル的な熱さが一切スポイルされていないところが何よりも素晴らしいですね。僕が聴いたのは昨年末だったため、年間ベストでは"Honorable Mentions"扱いとなりましたが、聴くのがもう少し早かったらベスト10入りしてもおかしくなかった1枚です。ラストのVOIVODのカヴァー"Brain Scan"には本家の元メンバー、ブラッキーがゲスト参加。しかし彼らも次作が出るのはいったい何年後になるのでしょうか。
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From BLABBERNMOUTH.NET

新年あけましておめでとうございます。1発目のエントリーはニュースからです。

どうやら本格的に再結成して活動しそうな(再結成は2度目ですが...)THE ALMIGHTYが2月5日(US)にアンソロジーCD/DVD「ANTH'F***IN'OLOGY (THE GOSPEL ACCORDING TO...)」をリリースすることになりましたが、CD/DVD両方の曲目が明らかになりました。

CD:
01. Destroyed
02. Power
03. Wild And Wonderful
04. Free 'n' Easy
05. Devil's Toy
06. Little Lost Sometimes
07. Addiction
08. Over The Edge
09. Out Of Season
10. Wrench
11. Jonestown Mind
12. All Sussed Out
13. Do You Understand
14. Jesus Loves You But I Don't
15. Welcome To Defiance
16. Way Beyond Belief
17. Ongoing And Total
18. Broken Machine
19. Ruse

DVD:
01. Destroyed
02. Power
03. Wild And Wonderful
04. Free 'n' Easy
05. Devil's Toy
06. Little Lost Sometimes
07. Addiction
08. Out Of Season
09. Over The Edge
10. Wrench
11. Jonestone Mind
12. All Sussed Out
13. Do You Understand


イギリスでリリースされたシングル全13曲を中心とした構成で、CDに入っている残り6曲はバンドの選曲によるものと思われますが、何故"Crucify"が入ってない!? まあこれは個人の意見だから仕方ありませんが、今まで日本では殆ど目にすることのなかったバンドのPVをDVDでまとめて見ることができるのは嬉しいですね。日本発売は無さそうなので、DVDが日本で見れることを願いましょう。
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