Music's Gonna Set Me Free...
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スコットランド出身の5人組のデビュー作。彼らの名前は例のKERRANG!「MASTER OF PUPPETS」トリビュート・アルバムで初めて目にしており、その時はどんな音楽をやっているのか想像がつかなかったのですが、ここで聴ける音は予想を遥かに超えるブルータルなものでした。

アンガー・ヴォーカル(時折クリーン・ヴォイスも入る)とファストなメタル・サウンドのコンビネーションは今のメタルコアの典型といえるものながら、彼らの場合はブラスト・ビートを多用しながらもメロディック・デス・メタルからの影響がさほど感じられないのがポイント。むしろNWOBHM流れのスラッシュ/パワー・メタル(それこそ1st時のMETALLICAか)やメロディック・スピード・メタルの手法を現在のメタルの流儀で激化させたという印象です。この時点で既にオリジナリティは確立されていますが、現時点ではヴォーカル、プロダクションの面で若さ故の粗さが目立っています。しかし次作以降でこの路線のままグレード・アップしたら凄いものができるかもしれない、という期待を抱かせるダイヤの原石のような1枚です。このところデビュー作の時点で妙に完成された印象のあるバンドが多い中、今後への期待料込みで評価したくなるバンドは久しぶりです。
今日夕方にTVを見ていたらこんなニュースが。

サントリーは20日、電通を介して東京・渋谷区から、現在改築中の「渋谷公会堂」の命名権(ネーミングライツ)を取得したと発表した。ロックの殿堂“渋公”が10月1日から、サントリーの清涼飲料水「C・C・Lemon(レモン)」の名を冠した「渋谷C・C・Lemonホール」として運営される。契約金額は年間8000万円で期間は5年間。


野球の「スカイマークスタジアム」やサッカーの「味の素スタジアム」、このリンク先記事の「サロンパスルーブル丸の内」はまだ百歩譲って許せるとしても、このセンスの無さはなんとかならないものでしょうか。仮にもあのロックの殿堂ですよ。憧れの武道館を目指してバンドを結成し、これまでは「やっと渋公まで辿りついたぜ...」と感慨に浸るところが、これからは(少なくとも5年間は)
「やっとCCレモンホールまで辿りついたぜ...」
となるわけで、これではあまりにも格好つかないし、思わず脱力モノでしょう。それに、既にスタンダードとして認知されているCCレモンを今更ネーミング・ライツでアピールしたところでさほどメリットは無さそうな気もするのですが、いかがなものでしょうか。僕も昔何度か渋公に足を運んだことはありますが(最後に行ったのは確か'97年のJUDAS PRIEST来日公演のはず)、そんな思い出の場所がいきなりCCレモンホールに名前が変わってしまうのは複雑な気分です。誰か止める人はいなかったのでしょうか。

これがまかり通るなら「渋谷ポリデントホール」とか「ブルーレットおくだけスタジアム」なんてのもアリになってしまうわけで、今後のネーミング・ライツのあり方をも左右することになりそうで怖いですね。
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「Paramour Mansion」という有名スタジオでレコーディングしたからという単純明快な理由でこのタイトルがつけられた2年ぶりの4作目。過去3作はすべてジャケットが物議を醸して検閲ヴァージョンが作られてしまったことにウンザリしたのか、今作は黒地にバンド・ロゴのみというこれまたシンプル極まりないジャケットです。

前作はバンドの本来の音楽性とは異なる青春ロック・ナンバー"Scars"がヒットしたことにより地味に息の長いヒットを記録しましたが、やはり"Scars"のヒットは今作に大きく影響しており、中盤以降に固められた歌モノ系ナンバー(壮大なストリングスを用いたラストの"Roses On My Grave"のエンディングがあっさりしすぎているのは勿体無い)をはじめ、メタリックなヘヴィ・チューンでも歌メロは今までになくコマーシャルでキャッチー。それ故に今作を売れ線狙いとして切り捨てる人が続出しそうな気配が濃厚ですが、このキャッチーさに取ってつけたようなあざとさがさほど感じられないのは、ラップ・メタルだった1stの時点で既にキャッチーな歌メロ作りに定評があった(と個人的には思っています)ことに加え、ジャコビー・シャディックスの声に歌メロを格好良く聴かせるだけの魅力が備わっているからでしょう。確かにHM的な格好良さは前作より後退したものの、この声に魅力を見出せる人にとっては今作もきっとOKでしょう。
VENOMオフィシャル・サイト上で、クロノス(Vo,B)が重度の肺炎に冒されドクター・ストップがかかったため、明日から2日間行われるTHRASH DOMINATION 06への出演をキャンセルしたと発表しました。これを受けて、クラブチッタではチケットの払い戻しに応じることを発表しましたが、スラッシュ・メタルが好きで見に来る人でVENOMのキャンセルだけで払い戻ししようと思う人はあまりいなさそうな気がするのですが...。しかしTD06最大の目玉であったVENOMのキャンセルというのは本当に痛いですね。僕は観に行けないのですが。

それにしても今秋のメタル・フェスティヴァルはキャンセル続出ですね。既にLOUD PARKでもBULLET FOR MY VALENTINEKORPIKLAANIMINISTRYの3組がキャンセル。個人的にキャンセルに泣かされたのは'96年のSEPULTURA来日公演の中止(その後バンドは分裂、さらに悔しさが増大したのは言うまでもありません)でしたが、滅多に日本で観れないバンドが多いだけに、マネージメントやプロモーターにはもっとファンの立場に立って考えてもらいたいものです。
From BLABBERMOUTH.NET

DEICIDEの中心メンバー、グレン・ベントン(Vo,B)とスティーヴ・アシャイム(Ds)がEaracheのレーベル・サイトで募集したファンからの質問に答えましたが、やはりというべきか、恐れを知らぬ質問をする者が現れました。ここではベントンに向けられた質問を御紹介します。

Q: 最近DISSECTIONのジョン・ノトヴェイトが自殺しましたが、それについてどう思いますか?これは彼自身のサタニズムへの信念に従ったものといわれています。かつてあなたが自殺すると宣言したことを考慮した場合、それについてはどう思いますか?

Glen: 俺達は皆子供じみた愚鈍な発言をしてきた。俺は自殺に名誉なんて見出せないし、責任をもって生きたり檻に入れられるような行動をする代わりに自殺するというのは愚か者や負け犬のすることだ。奴に対して申し訳ないと思うかって?ノーだ。奴が殺したのは誰かの子供であり、2人の子供を持つ責任ある父親としては、俺は奴が自殺を選ぶ前に殺してやろうと、出所するのを待っていたのだが...。

Q: 最近になって、ラルフ・サントーラ(G)がクリスチャンであり、DEICIDEのアートワークに反対したり、DEICIDEの邪悪さから自分を守るためにステージで十字架をつけることさえあったということを知りました。質問は単純です。これはジョークですか?そうでなければ、あなたはファンがDEICIDEのサタニズムへのスタンスを疑いかねないというリスクを負うことになります。率直に言って、あなたが猛烈なアンチ・クリスチャンであることが信じ難いです。

Glen: ラルフはJoey Buttafuocoと同じくらい敬虔なクリスチャンだ。だが不敬な言葉を書いているのは俺だということを皆知っている。ラルフがそれにウンザリしているかって?そんなの知るか!お前が何を信じてようと誰が気にするかというのと同じだ!お前はどれだけのクリスチャンがDEICIDEを聴いているかということを知ったら驚くぜ。それがクズになっても心配するな。GBはお前が尊敬すべき唯一の人間だ。

Q: グレンのサタニストとしての評判には多くの憶測が流れています。かつてグレンは33歳になったらキリストへのアンチテーゼとして自らの運命を全うするために自殺すると発言しました。しかし彼は33歳を過ぎても未だ健在です。別に彼に死んでほしいというわけではなく、ただ何故彼がそのような大言をしながらそれを実行しなかったのかが奇妙に思えます。これはただの酔っ払いの戯言だったのでしょうか?グレンは反逆のステージから降りてしまったのでしょうか?別にDEICIDEの音楽の高潔さを批判しているのではなく、ただグレンの以前のモラルを問いたいのです。

Glen: 俺達はUKのRawという雑誌のライターとフォトグラファーとタンパのホテルで会い、撮影を行った。その後バーに行って例の話をしたんだ。その中で仮説として、俺が33歳で死ぬんじゃないかという話になったんだ。なんでそんなこと言ったかって?知るか!それが俺自身に降りかかると思ってはいなかった。俺は酔っ払っていたんだ。こんな戯言をこんなにも多くの奴らが覚えているとは思ってもいなかった。33歳の時、背中に息子を抱えてバイクで走っている時に酷い事故に遭ったことがある。そのときは軽傷で済んだが、俺はそのときにマジで自殺しようか、それともベストを尽くそうか考えたよ。そして俺は今ここに息子と共にいる。あの時死ななくて良かったと思う。道路は注意して見たほうがいいな。


ベントンのこの開き直りようにBLABBERMOUTHのコメント欄は予想通りの大荒れ状態となり、「偽善者」「死ね」「自殺しろ」「グレンはクリスチャン」といった非難が出る一方、「もしあの時自殺していたら"The Stench Of Redemption"は聴けなかったんだぜ」という擁護のコメントもいくつか見られます。ただひとつ言えるのは、ベントンが間違いなくノトヴェイトに対して「何てことしてくれたんだ...俺の立場はどうなるんだよ!」と思っているだろうということですね。おまけにラルフ・サントーラが実はクリスチャンであったということまで暴露されてしまい、DEICIDEのトゥルー・サタニストとしての威厳はすっかり地に堕ちてしまいそうですが、トム・アラヤもクリスチャンのようですし、別にいいんじゃないでしょうかね。今後はエンターテインメントに徹していけば。
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ボストン出身のキーボーディストを含む6人組のデビュー作。BLEEDING THROUGHFEAR FACTORY(特にクリーン・ヴォイスでの歌い回しはバートン・C・ベルの影響丸出し)と言うのが通りがいいであろう音楽性ですが、結果的に出てきた音はそのどちらにも似ておらず、デビュー作にしてオリジナリティを確立することに成功しています。最大の特徴は派手に持ち込まれたシンフォニックなシンセ・アレンジであり、その荘厳さと悲哀感が殺気と破壊力に溢れたバンド・サウンドと完璧に融合して楽曲を盛り上げていきます。各メンバーの演奏力も相当なものですが、特に終始ツーバス踏みまくりながら重心の低いリズムを刻み、急に発狂したかのようにブラストを叩き込むドラムがグレイト。概して緩急の変化によるダイナミズムのつけ方が素晴らしく、どの曲もコンパクトにまとまっていることもあって一気に聴き通せます。

Prostheticからのリリースということもあり、世間的にはきっとメタルコアにカテゴライズされるのでしょうが、個人的には既にそんな枠からはとっくに抜け出していると思うし、聴き応えは並みのメタルコアやシンフォニック・メタルを遥かに上回ります。お勧めです。
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