Music's Gonna Set Me Free...
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Beauty and the Breakdown Beauty and the Breakdown
Bury Your Dead (2006/07/11)
Victory

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昨年のOZZFESTで起こったIRON MAIDEN卵投げ事件に参加していたとされて猛烈な非難を浴びたBYDのある意味注目の3作目。全曲にトム・クルーズ主演映画のタイトルをつけるという意味不明の行動に出た前作「COVER YOUR TRACKS」は勢いがあってそこそこ気に入っていたのですが、"NU METAL Is Dead...Long Live The NEW METAL"という大風呂敷を広げた割りには今作はちょっと厳しいものがあります。アルバム全体を5つのチャプターに分け、コンセプト・アルバム的な作りを指向しているようですが、いかんせん1曲の展開に抑揚がない上、ギター・ソロや歌メロによるフックもなく、スピード感も前作より抑え目。しかもそんな曲が頭からケツまで続くというわけで、ハッキリ言って起承転結もクソもなく、これを最後まで聴き通すのはかなりキツい。90年代の半ばにスラッシュ・バンドが大挙してPANTERA/MACHINE HEAD化した頃の最もつまらないバンドを聴かされているような気分になりました。

サンクス・リストのバンド欄にはご丁寧にも"and last but not least, Iron Maiden"と記されていますが、こんな内容ではMAIDENが許すはずもないでしょう。ていうか、聴く耳すら持たないか。
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先頃発売された山崎智之氏総監修のムック「ダークサイド・オブ・ロック2」は昨年発売の「ヘヴィ・メタル ハードロック黄金伝説」からの使い回しのネタが大半を占めていたとはいえ、やはり期待通りの内容の濃さを示してくれましたが、その中で特に興味深かったのが「殺人、人種差別、下ネタを歌ったカントリー・ミュージック」であり、これを読むと全くの無縁と思われていたヘヴィ・メタルとカントリーに意外な共通点があることがわかり、何故PANTERAのメンバーがカントリー・ミュージシャンとコラボレートしたのか(SUPERJOINT RITUALREBEL MEETS REBEL)が少なからず理解できました。

そして新たに“実は恐ろしいカントリー・ミュージック”に着目したのが元CARCASSのジェフ・ウォーカーです。CARCASSのラスト作「SWANSONG」収録の"Keep On Rotting In The Free World"のタイトルの元ネタとなった"Keep On Rocking In The Free World"(ニール・ヤング)も収められていますが、メインとなるのはアルバム・タイトルが示す通り、ジョニー・キャッシュ、ハンク・ウイリアムズ、ジョン・デンヴァーなどの有名カントリー・ソングをダーティーかつワイルドなハード・ロック・アレンジでカヴァーしたものです。バックを固めるのはCARCASS時代の盟友ビル・スティアー(G)、ケン・オーウェン(Ds)の他、AMORPHISのギターとベース、ニッケ・アンダーソン(THE HELLACOPTERS)、ビル・グールド(ex.FAITH NO MORE)などで、契約の問題があるせいか変名となっていますが、どうやらHIMのヴィレ・ヴァロ(Vo)とガス(Ds)も参加している模様です。

やはり元曲が元曲のせいか、末期CARCASSBLACKSTARあたりの緊迫感は希薄で、幾分リラックスしたムードが全編を貫いていますが、曲は至って真面目に仕上げられており、さらに久々のシーン復帰となるウォーカーのダーティー・ヴォイスが決して聴いていて心地よい気分にはさせずに不快な印象を残すあたりは、流石はウォーカーの面目躍如といったところでしょう。今作に「カントリーは実はこんなに恐ろしいんだぜ」というコンセプトがあるのかどうかは知りませんし、単にやりたくてやっているだけかもしれませんが、今作がメタルとカントリーの共通項を世に知らしめる格好のサンプルとなることは確かでしょう。
From LOUD PARK 06 Official Site

前回に続いて、やはり一部では既に発表されていたようですが、公式に発表されたのでここでご紹介します。なお、15日の出演者に名を連ねていたBULLET FOR MY VALENTINEは残念ながらキャンセルとなってしまいました。

(10/14)
MEGADETH
MINISTRY
ANGRA
ANTHRAX
BACKYARD BABIES
ARCH ENEMY
DRAGONFORCE
NAPALM DEATH
OPETH
FIREWIND(New)
FLYLEAF
KORPIKLAANI(New)
ZEROMIND(New)

(10/15)
SLAYER
DIO(New)
IN FLAMES
KILLSWITCH ENGAGE
CHILDREN OF BODOM
MASTODON
HATEBREED
LAMB OF GOD
AS I LAY DYING(New)
UNEARTH(New)
THE BLACK DAHLIA MURDER
WITHIN TEMPTATION
BLOODSIMPLE(New)


前回“...and more!”のサプライズに期待、と書きましたが、そのサプライズがなんとDIOですか。このメンツの中だと凄く違和感がありますね。バンド名の大きさがSLAYERIN FLAMESの中間ということ、そして2ステージでの進行になるといわれていることを考えると、セカンド・ビルというよりはセカンド・ステージのヘッドライナーという扱いになるのでしょう。まさかここで「HOLY DIVER」の完全演奏やるのか?

他にはサウンドホリックが手塩にかけて育ててきた(?)KORPIKLAANIがここで初来日というのも感慨深いものがありますし、個人的にはBLOODSIMPLEに注目ですね。LOUD PARKまでに新作が出るのでしょうか。
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フロリダからそのものズバリのDEATHというバンド名を名乗って(結成当初はMANTASと名乗っていました)登場したこのバンドは'92年の4作目「HUMAN」を境に初期と後期では音楽性が大きく変化しましたが、後続に与えた影響力の大きさという点ではやはり'87年リリースの本デビュー作を筆頭とする初期に軍配が上がるでしょう。

整合性無視で爆走し続けるダークなスラッシュ・メタル・サウンドにチャック・シュルディナー(Vo,G)の苦悶のような吐き声を乗せる音楽性、死や悪魔を題材としたエゲツない歌詞、浮世離れしたコケオドシのようなジャケットなどで構成された世界観は、そのまま80年代末に続々登場するデス・メタルの原型として世界中に多大な影響を与えることとなりました。当初デス・メタルは下手な演奏と劣悪な音質というのがひとつのイメージとして固まっていましたが、シュルディナーは逸早くそのイメージから脱却、後に“デス・メタル界の渡り鳥ギタリスト”として認知されるジェイムズ・マーフィー、スティーヴ・ディジョルジオ(B)、ジーン・ホグラン(Ds)などシーンきっての強者を起用してテクニカル・スラッシュへと音楽性の焦点を定めることとなります。なお、今作に参加したクリス・ライファート(Ds)は脱退後にAUTOPSYを結成、シュルディナーと逆行するかのようにオールドスクール・デスのカリスマとして多くの同業者からリスペクトされ、ダメ人間ぶりに拍車をかけていったというのも今作の功績のひとつといえるでしょう。

90年代末には正統派メタル・プロジェクトのCONTROL DENIEDを立ち上げ、新たな路線を開拓しようとしていたシュルディナーでしたが、その矢先に脳腫瘍に冒されてしまい、医療保険に加入していなかったために莫大な治療費を捻出することができず、当時所属していたNuclear Blastがオフィシャル・ライヴ・ブートレッグをリリースしたり、多くのバンドがベネフィット・ライヴを開催したりしてファンからの寄付を募るなどの願いも空しく、シュルディナーは2001年に34歳という若さでその生涯を終えてしまいました。同業アーティストからの追悼のコメントが多数寄せられたことからも、彼の残した功績の大きさが窺い知れるでしょう。
The New Black The New Black
Strapping Young Lad (2006/07/11)
EMI/Century

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前作「ALIEN」から約1年強というハイ・ペース、さらにその間にTHE DEVIN TOWNSEND BANDの新作も挟むという恐るべき創作意欲でリリースされた5作目。OZZFESTへの出演が決まったため、それに間に合わせるために急ピッチで作ったという噂もありますが、確かにそれも何となく理解できるような仕上がりとなっています。

デビュー時からメタルであることを強調していたS.Y.L.ですが、今作での「俺達はメタル」というアピール度は旧作の比ではありません。'98年のライヴEP「NO SLEEP 'TIL BEDTIME」に入っていた"Far Beyond Metal"を今頃になってスタジオ録音で収録したり、前作の路線を受け継ぎつつコンパクトに纏め上げた楽曲の中に旧作にはなかったライヴでの盛り上がりを想定したキャッチーなサビ("You Suck""Hell Yeah, You Fuckin' Suck"というコーラスに顕著)をはめ込んだスタイルからもそれは判るでしょう。これだけだと近年にない盛り上がりをみせるメタル・シーンへの擦り寄りとも思えますが、一概にそうとも言えないのが先の"You Suck""Fucker"という身も蓋もないタイトルの曲における、これでもかといわんばかりの"fuck"の連発であり、まるで一般層にまでアピールする気が全く無いことは明らかです。

「俺達はメタル」という、S.Y.L.を知る人達なら誰もが判っていることを敢えて前面に押し出しながらも、それをメタル・コミュニティの中だけで展開するあたりに何か矛盾したものを感じずにはいられませんが、単純に音だけ聴く限りは相変わらずの“超怒級怒濤重低爆音”を即効性の高い楽曲で味わえる快作であることは間違いありません。
From MTV.com & BLABBERMOUTH.NET

MTVの熱烈なメタル・ファンであるスタッフと有名アーティストらが「最も偉大なメタル・バンドTop10」を発表しました。

01. BLACK SABBATH
02. JUDAS PRIEST
03. METALLICA
04. IRON MAIDEN
05. PANTERA
06. SLAYER
07. AC/DC
08. MOTÖRHEAD
09. KISS
10. MÖTLEY CRÜE


Metal's honorable mentions(選外):

ALICE IN CHAINS
ANTHRAX
FAITH NO MORE
IN FLAMES
MEGADETH
MERCYFUL FATE
MINISTRY
SEPULTURA
SYSTEM OF A DOWN
TOOL
VAN HALEN
VENOM

Future Shockers:

THE BLACK DAHLIA MURDER
THE DILLINGER ESCAPE PLAN
EVERY TIME I DIE
KILLSWITCH ENGAGE
LAMB OF GOD
MASTODON
NILE
OPETH
SHADOWS FALL
STRAPPING YOUNG LAD


Top10は落ち着くべきところに落ち着いたといったところですが、ヨーロッパ方面の様式美系が一切入っていないところがいかにもアメリカ、という感じです。また、初期のバンドではLED ZEPPELINDEEP PURPLEが入っていないのも意外ですね。
Enter Deception Enter Deception
Cellador (2006/06/27)
Metal Blade

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一部で“アメリカのDRAGONFORCE"として話題になっている、音だけ聴いているととてもアメリカのバンドだというのが信じられない5人組のデビュー作。THE BLACK DAHLIA MURDERのツテでデビューに漕ぎ着け、エリック・ルータンがプロデュースを手掛けていますが、そんな背景など微塵も感じさせないほどにガチガチのヨーロピアン・メロディック・スピード・メタルのスタイルを貫いています。

リリース前にネットで公開された今作のオープニング曲"Leaving All Behind"を聴いた時には、初期HELLOWEENっぽい曲調に「これのどこが“アメリカのDRAGONFORCE”なんだ」と思いましたが、2曲目から一気にスピード・アップし、その評判も頷ける爆走に次ぐ爆走(ブラスト・ビートもふんだんに使用)で畳み掛けてきます。曲を追うごとにテンションは高まり、終盤になるとまさに殆どDRAGONFORCEそのものとしか言い様がない様相を呈してきます。というわけで今作ならではという要素は皆無であり、DRAGONFORCEがアメリカのメタル・シーンにもたらしたインパクトの大きさを窺わせる結果ともなったわけですが、今作は本家が徹底的にハイ・テンションで速さを突き詰めた結果に生まれた“ジャンルの枠を超えたインパクト”(それがDRAGONFORCEのブレイクの要因でもあるわけですが)には及んでいないというのが正直なところです。しかしその代わりに、本家の躁状態で繰り出される陽性の歌メロよりもヨーロッパ的な勇壮な歌メロが幅を利かせているところが良い、という人も確実にいるはずです。次作以降でこの点を伸ばしていけばもっと良くなりそうな感じがしますが、まあいずれにせよ今作の時点でも、BURRN!誌で58点を献上されるほど酷い出来ではないとは思います。
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早いもので今年も下半期に突入。さて上半期のベストでも書こうかと思っていたら、その上半期最後にとんでもないものが出てしまったのでここでご紹介します。フィラデルフィア出身の8人組(通常のバンド編成に加えてプログラミング、トランペット、トロンボーン担当のメンバーがいます)によるデビュー作のようですが、これがアヴァンギャルド・ハードコア~エクストリーム・プログレッシヴ・ロックの流れにあるノイジーなサウンドの中に70年代HRばりのハモンド・オルガンを全編でぶち込み、高速かつ変則的なリズムを軸にして、息つく暇も与えることなく全18曲27分を一気に畳み掛けていきます。ヴォーカルはメロディもクソもなくひたすら喚き散らすだけですが、楽曲そのものは殊更に分裂症的に突飛な展開をみせることなくあくまでオーソドックスに進んで行き、とことんコンパクトにまとまっていることもあって聴後の印象は至って爽快。イントロとアウトロがやけに大仰で(というほどでもないか?)様式的なのもユニークです。

ハード・ロックやプログレといった70年代ロックが持っていたインパクトを現代エクストリーム・ロックの感性で思いっきり極端に再構築し、近年の同系統のバンドが陥りがちなアート性への流れをクソ食らえといわんばかりに一気にブチ抜いてしまったヤケクソなまでのテンションがあまりにも痛快極まりない。個人的にも年間ベスト入りの1枚としたい強烈無比のアルバムです。
From LOUD PARK 06 Official Site

既にラジオなどでは発表されていたようですが、正式にサイト上で発表があったのでここでもご紹介します。

(10/14)
MEGADETH
MINISTRY
ANGRA
ANTHRAX(New)
BACKYARD BABIES
ARCH ENEMY
DRAGONFORCE
NAPALM DEATH
OPETH
FLYLEAF

(10/15)
SLAYER
IN FLAMES
KILLSWITCH ENGAGE
CHILDREN OF BODOM(New)
BULLET FOR MY VALENTINE
MASTODON
HATEBREED
LAMB OF GOD
THE BLACK DAHLIA MURDER
WITHIN TEMPTATION


今回新たにANTHRAXCOBの出演も決定し、これで“スラッシュ四天王”のうち3組が顔を揃えることになりました。もう1組は“別格”ですし、「SUMMER SONIC」のほうに来るので仕方ないでしょう。しかしCOBはホントに日本によく来ますね。これでこの1年のうちに3回目。DRAGONFORCEもそうか。あと、SLAYERMEGADETHが逆という話もあるんですけど、どちらが正しいのでしょうか。(7/4追記:やっぱり逆のようですね。訂正しました)なお、オフィシャル・サイトでは"...and more!!!"としてまだアーティストの追加を予告しているので、そのサプライズにも期待しましょう。
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