Music's Gonna Set Me Free...
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ポーランドには皇帝戦士VADERをはじめ、BEHEMOTHLOST SOULなど良質なデス・メタル・バンドがひしめいていますが、その中でも最も若く、高いポテンシャルを感じさせるのが今回ご紹介するDECAPITATEDです。彼らの音を初めて聴いたのはVADERのピーターがプロデュースしたデビュー作「WINDS OF CREATION」で、その時はモロにVADER直系というべき音を鳴らしていましたが、その後もアルバムをリリースするごとに着実な成長を遂げ、4作目となる今作でもさらなる進化を見せつけた驚異的な1枚に仕上げてきました。

全編に亘り重さとキレを兼ね備えた殺戮リフと手数の多いドラムが、メカニカルとさえいえる質感と物理的な速さ以上のスピード感を感じさせます。そこに乗る、今作より加入したコヴァン(Vo)のこれまたキレのあるデス・ヴォイス(ピーターに似ていますね)がバックと一体化して突進する音は圧巻。全体を貫くのはあくまでドライな感触ながら、随所に挟まれるダークでムーディーなパートも絶妙に機能しており、7曲(1曲目はイントロSEなので、実質6曲)でトータル32分強というヴォリュームながら非常に聴き応えのある内容です。間違いなく過去最高の出来といえるでしょう。バンド・ショットを見るとまだ非常に若いバンド(平均年齢23歳だとか!)だということがわかりますが、音から伝わる凄味ははっきり言って年齢のイメージを遥かに超えています。ちなみに僕が購入したのはデュアルディスク盤で、DVDサイドに昨年11月にNYで行われた35分間のライヴ映像が収められています。客席の奥から固定カメラで撮っただけの映像がいかにもボーナスDVD用という感じですが、音は非常にクリアで、ライヴでの演奏力の高さが伝わってきます。
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ヒップホップやダンスのDJの間で近年開発された“マッシュ・アップ”、すなわち異なる2つの曲を強引に合体させて1つの曲にしてしまうという手法はサンプリングやリミックスといった手法を新たな次元に進めたものでした。しかし著作権の問題があまりに大きな壁となり、マッシュ・アップCDというものはなかなか出てきませんでしたが、最近はそんなリスクなどクソ食らえとばかりに自主制作でマッシュ・アップCDが続々とリリースされ、日本にも入ってきているので、耳にした方もいらっしゃると思います。

そんな中、HR/HMファンにもぜひ聴いてほしいものが最近リリースされたのでご紹介します。DJヴラッドという人物とX-CUTIONERSロック・ライダがミックスを手掛け、LINKIN PARKマイク・シノダがホストを務める、ヒップホップとロックの有名曲をマッシュ・アップしたCDです。基本的にはHR/HMのリフをサンプリングして、その上にヒップホップのライムを乗せたものですが、そのリフが大ネタの連発で実に判りやすい。BLACK SABBATH"Iron Man"、AC/DC"Back In Black"、LED ZEPPELIN"Whole Lotta Love"、NIRVANA"Smells Like Teen Spirit"、SURVIVOR"Eye Of The Tiger"、QUEEN"We Will Rock You"、SLAYER"South Of Heaven"、EAGLES"Hotel California"(!)、ジョン・レノン"Imagine"(!!)など…これらのリフにエミネム、2パック、50セント、ジェイ・Zなどのライムが何の違和感もなく乗っかり、よくぞここまでやったもんだと思わず感心してしまいます。ちなみにラスト2曲は逆にロック・ソングのヴォーカルをヒップホップのバック・トラックに乗せていますが(KORN"Falling Away From Me"ジミ・ヘンドリックス"Purple Haze")、これも妙なハマリ具合が面白いものになっています。特に"Imagine"のサビのバックに全く違う歌が乗っかるトラックとジミヘンの歌がエミネムのクールなトラックに乗っかるラストは思わず笑ってしまいました。

スタイルとしては完全にヒップホップながら、直球勝負の大ネタ使いがHR/HMファンにとっても爽快な1枚です。こういうのはもっとやってほしいものです。ぜひ第2弾のリリースにも期待しましょう。
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From BLABBERMOUTH.NET

METALLICAオフィシャル・サイト上で、もうすぐレコーディングを開始する予定の新作のプロデューサーにリック・ルービン(SLAYER、SLIPKNOT、SYSTEM OF A DOWN、AUDIOSLAVE etc.)を起用すると発表しました。既にバンドがルービンとスタジオで顔を合わせている場面もアップされています。(画像参照)

当初はこれまで通りボブ・ロックを起用するものとみられていましたが、ボブが5月からMÖTLEY CRÜEの新作のプロデュースを務めることになったため、その代わりとしてルービンに白羽の矢が立ったようです。なお、ルービンは間もなくレコーディングが開始されるLINKIN PARKの新作のプロデュースも務めることになっています。

既にネタ元のBLABBERMOUTH.NETには歓迎のコメントが多数寄せられていますが、これは久々に大ニュースと言ってもいいのではないでしょうか。まあ、常に予測不可能なMETALLICA故、どんな音になるかは出来上がるまではわかりませんが、これで個人的にも新作への期待度が大幅アップしたのは確かです。
From BLABBERMOUTH.NET

MEGADETHのジェイムズ・マクドノウ(B)はバンドのオフィシャル・フォーラム上で、バンドを脱退したと発表しました。この中でマクドノウはファンへの感謝を示していますが、その5日前には3月16日にUAEのドバイで行われる「DESERT ROCK 2006」フェスティヴァルへの出演を非常に楽しみにしていると自ら掲示板に書き込んでいたばかりでした。いったい何があったのでしょうか。というわけで、MEGADETHの同フェスティヴァルへの出演は微妙な状況になってきました。

となると、当然ファンが期待するのはデイヴィッド“ジュニア”エレフソンの復帰ということになると思いますが、これに関してデイヴ・ムステインが2月4日付でオフィシャル・サイトに興味深いコメントをポストしています。

「以前は俺は憤慨していたが、今はMETALLICAにもエレフソンにも悪い感情は持っていない。実際、俺はクリスマスの頃にエレフソンと一対一でディナーを食べ、ヤツにもう悪い感情は持っていないこと、そしてヤツと友人でいたいということを伝えた。それ以来、ヤツとは電話でいっぱい話をしたよ」


これは本当に期待していいのでしょうか。今後の動きに注目です。
From BLABBERMOUTH.NET

昨年「ANGEL OF RETRIBUTION」で復活を果たしたJUDAS PRIESTですが、既報通り早くも新作の制作を開始しました。マネージメントのジェイン・アンドリューズ氏によると、

「バンドは全員クリスマスから新年にかけて十分な休暇をとった。2年近くツアーして充電する必要があった。彼らはやる気満々でニュー・アルバムの作業を開始した。彼らは今年は一切ツアーをやらずに新作に向けて一直線と決めたんだ!」


ということです。さらに、来月号のBURRN!誌で発表される2005年リーダーズ・ポールの結果まで一部バラしてしまっています。

The Best Group of the year: JUDAS PRIEST
The Best Album of the year: JUDAS PRIEST 'Angel Of Retribution'
The Best Live Performance in Japan: JUDAS PRIEST
The Best Album Cover: JUDAS PRIEST 'Angel Of Retribution'
The Best Vocalist of the year: Rob Halford/JUDAS PRIEST


どうやら2005年という年には日本ではやはりSYSTEM OF A DOWNOPETHはお呼びでなかったようで...OPETHはどこかに入る可能性はあると思いますが、やはり日本と他の国とのメタルに対する認識の格差がさらに広がっていきそうな感じです。他部門の結果も他の国とは全然違うものになるんだろうなあ。で、PRIESTの新作が聴けるのは来年になりそうですが、あくまで現在進行形の音を期待したいところです。
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今やUSメタルコアの影響元として、アメリカでの話題がどうやら凄いことになっているらしいIN FLAMES。逆に世界で最も早くIN FLAMESを認めた国といえる日本では、アメリカ侵攻への足掛かりとなった「REROUTE TO REMAIN」「SOUNDTRACK TO YOUR ESCAPE」の2作に対する評価は否定的なものが多かったのですが、メタルコア百花繚乱の今、本家本元としての誇りを叩きつけてきた新作を聴くと、やはり前2作は“間違い”ではなかった…という思いに駆られます。

アメリカから自らのフォロワーが出始めてきた矢先、アメリカ進出を視野に入れた「REROUTE~」では「CLAYMAN」でいったん完成形をみた自らのスタイルを敢えて解体し、先駆者としてのプライドを“フォロワーの一歩先を行く”という形で提示したものでした。続く「SOUNDTRACK~」では前作のスタイルをさらに推し進めつつ、失われた要素をも補完してより高い完成度を見せつけましたが、いかんせん今考えると「これぞ」というキラー・チューンがなかったのが痛かったような気がします。そして今作はその前2作で模索してきた新たなIN FLAMESのスタイルが遂に結実した…そんな印象を受けました。

フォロワーであるメタルコア勢の活躍が刺激となったのか、攻撃性は間違いなく過去最高であり、全作品中最も多いストレートなファスト・チューンの即効性もさることながら、ミドル・チューンの出来も素晴らしく、何度も聴き込みたくなる深みに溢れています。特にパワー・バラードといえるタイトル・トラックでのアンダース・フリーデンのクリーン・ヴォーカルは今までになく説得力に満ち溢れており、そして前2作ではさほど目立たなかったイエスパー・ストロムブラッドの“あの”ギター・ワークが遂にこの新路線で蘇り、キラー・チューンの連発に多大な貢献を果たしています。スウェーデンでは超有名だという女性シンガーのリサ・ミスコフスキーがフィーチュアされたのがアップテンポの"Dead End"だったのは驚きでしたが、これも見事にハマっています。

近年はTERROR 2000に「IN FLAMESSOILWORKがセルアウトしたところだろ」とジョーク交じりに揶揄されるほどにもなってしまいましたが、揺るぎ無い自信に満ち溢れた今作を前にして、もはやそんなジョークは言えなくなるはずです。そして、「今のIN FLAMESをメタルだというなら、メタルコアをメタルと認めないのはどう考えたっておかしいだろ」「こんな凄いアルバムを作ったのにBURRN!は何故IN FLAMESを表紙にしないんだ」とも言いたくなります。とにかく文句無しの傑作です。初回盤のみ付属のDVDはMETALLICA「ST. ANGER」ばりにラストの"Your Bedtime Story Is Scaring Everything"以外の全曲をスタジオ・ライヴ演奏した(といっても実際の音はスタジオ音源。要は当て振り…何故?)映像を収録したもの。当て振りとはいっても、イエスパーが異様に格好良いですね。


先日音楽出版社から「レコジャケ ジャンキー!」という、古今東西の有名レコード・ジャケットのパロディを集めたムックが刊行されましたが、その中でも圧巻だったのがTHE BEATLESの名作「SGT. PEPPERS LONELY HEARTS CLUB BAND」のパロディを一挙29枚も集めてしまったものでした。その中にはシカゴの殺人メタル・バンドMACABRE「SINISTER SLAUGHTER」も含まれていたりしますが、おいおいこれを忘れちゃいないか、というものがあります。といっても、あまりに危険過ぎるため載せたくても載せられなかったというのもあると思いますが…。

それが、日本のリアル・インディーズ・レーベル殺害塩化ビニールのオーナー、クレイジーSKBバカ社長という名前で率いていた猛毒が’92年にリリースした1stアルバムにして2枚組全79曲という超大作です。その音楽性はほとんど即興演奏に近いハードコア・パンクをバックにバカ社長が芸能人や身体障害者をおちょくった歌詞を乗せて叫びまくるという、メジャーで出すことなど絶対不可能などうしようもないもので、さらにはTV番組やCMのサンプリングまで無断使用するという手の込みようでした。そんなバンド・コンセプト故に、アルバム・ジャケットもこんな感じになるのは必然だったといえるでしょう。ジャケット1面にずらりとコラージュされた有名人の数々は圧巻であると同時に爆笑必至です。

しかし、今作は人権、著作権、肖像権とあらゆる権利を侵害していたためにCD、ジャケットともに日本国内のどこの工場でもプレスを断られ、わざわざ韓国まで行ってプレスしてリリースを強行した曰くつきの1枚であると同時に、日本のロック史上に燦然と輝く裏名盤の1つであると断言できます。現在は勿論廃盤で入手困難。すみません…。
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