Music's Gonna Set Me Free...
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前作「PROPHECY」でのマックス・カヴァレラ(Vo,G)以外のメンバー総入れ替えにより、名実共にマックスのソロ・ユニットと化したと思われたSOULFLYですが、前作に続いて約1年半というハイ・ペースで届けられた5作目は、初めて前作と同一のラインナップをキープして制作されました。

その前作は、3作目で微妙に垣間見えたある種の煮詰まり感を「開き直ったかのようなメタル回帰とワールド・ミュージックへのさらなる探求で強行突破を図った」快心の1枚でしたが、今作を聴くと前作の「メタル回帰」がまだまだ序の口に過ぎなかったことを誰もが感じることでしょう。ライナーでも触れられているように、今作の背景にあるものはダイムバッグ・ダレルとマックスの孫モーゼの死が大半を占めているようですが、そこから生まれたやり場のない怒りがアルバムの半数近くを占める突撃スラッシュ・チューンに乗って八方破れにブチ撒けられています。はっきり言ってSOULFLYのアルバムでこれだけ速い曲が聴けるとは予想外の驚きであり、マックス自身が在籍していた頃のSEPULTURAを思わせる激烈さには否応無く燃えました。さらに今作のメタル度を高めているのは、先頃ソロ・アルバムでギター・シュレッダーとしての実力を開花させたマーク・リゾの超絶ソロであり、彼の力量も全面的に活かされているのが嬉しかったです。反面、ワールド・ミュージック色は当然後退していますが、今作ではそんなことやる余裕なんて無いと言わんばかりの激しい衝動性が全編を支配しているため、これは自然な流れといえるのかもしれません。

怒りの感情渦巻く今作の中で唯一、この世を去ったマックスの家族に捧げられた"Staystrong"は従来路線のSOULFLY節であり、最後にムーディーなインスト・パートが延々と繰り返されるところも「いかにも」といったところで、これを余計だと思うファンは多いと思いますが、これはマックスにとって決して外せないものなのかもしれません。SOULFLYのキャリアの中で異色作になりそうな可能性が高い今作ですが、やはりこれは今、マックスがどうしても出さなければならない音だったのでしょう。たとえ次作がどんな方向に転ぼうとも、このリアリティがあれば決して失望させられることはないでしょう。
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dturb

大ブレイクを果たした前作「BELIEVE」に続いて全米初登場1位をゲットしたDISTURBEDの待望の3作目です。右肩上がりの成長が未だ続いていることが如実に窺い知れる充実の1枚となりました。今作よりベースが元THE UNION UNDERGROUNDのジョン・モイヤーに交代していますが、ブックレットを見るとバンド・ショットには彼の姿はなく、クレジットも他の3人より小さいため、まだ正式メンバーという扱いではないのかもしれません。

前作リリース時のインタビューで「メタルの尊厳を取り戻す」と自信あらわに話していた彼らですが、その言葉は今作でさらにリアリティを伴ったような気がします。とにかくオープニングを飾るタイトル・トラックが圧倒的なキラー・チューン。音から伝わる自信がさらなるスケール感の大きさとなって結実しています。バンドの顔であるデイヴィッド・ドレイマンの歯切れよいヴォーカルもさることながら、ギター・リフからもある種の威厳と高潔さが伝わってきます。最初に聴いた時はあまりピンとこなかった1stシングルとなった"Stricken"(ちなみにこの曲、これまで頑なに入れることを拒んでいたかのようなギター・ソロが初めて入った曲でもあります)もこの流れで聴くと実に印象的。総じて楽曲のクオリティも前作以上に高まり、バラードの"Overburdened"GENESIS"Land Of Confusion"のカヴァーも違和感なくハマっています。

全14曲というヴォリュームもあって、多少中だるみを感じさせるところもなくはありませんが、それを補って余りあるほどの中身の濃さ。未だニュー・メタルの一派というイメージを持たれがちですが、これをヘヴィ・メタルと認められないようでは日本という国は終わりだ!と言い切ってしまいたいほどの力作です。やるべきバンドがやってくれました。
From BLABBERMOUTH.NET

DIMMU BORGIRのシレノスことスヴェン・アトレ・コッペルド(G)とトニー・ラウリーノ(Ds)、OLD MAN'S CHILDのヤルダーことジョン・オイヴィンド・アンダーセン(G)が新たに結成したINSIDIOUS DISEASEに、NAPALM DEATHのシェイン・エンバリー(B)が加入しました。

バンドは「俺達は彼と一緒にやりたいと思っていた。彼はエクストリーム・メタル界で長年にわたり影響力のある存在だ。彼が加入してくれて凄くハッピーだ」とコメントしています。来年前半にもアルバムのリリースを予定しているということですが、このメンツだけに非常に楽しみです。
From MUSICLIFE v2
例の“のまネコ問題”で渦中の人となったmove・木村貴志氏が久々に自身のblogを更新しました。ご本人の「転載は控えてほしい」というコメントがあるため詳細はリンク先をご覧いただきたいと思いますが、あいも変わらず壮絶な決意が見えるかのような熱い文章。今回も必読です。

そんな中、このエントリーへのトラックバックを見ている途中、これまた凄まじいものを発見しました。shelterさん経由で発見したものですが、AVEXを象徴する存在である浜崎あゆみについてまとめたblogがとんでもなく凄い。思わず言葉を失うことは必至です。必見!
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HR/HMを中心としたロック・ソングをモンド・アレンジでカヴァーするドイツのコメディ・シンガーによるコンピレーションで、収録曲は以下の通りです。

1 Thunderstruck(AC/DC)
2 In The Shadows(THE RASMUS)
3 Hells Bells(AC/DC)
4 Sheena Is A Punkrocker(THE RAMONES)
5 Anarchy In The UK(SEX PISTOLS)
6 Basket Case(GREEN DAY)
7 Prince Of The Rodeo(TURBONEGRO)
8 The Number Of The Beast(IRON MAIDEN)
9 Engel(RAMMSTEIN)
10 Killing An Arab(THE CURE)
11 I Was Made For Loving You(KISS)
12 The Final Countdown(EUROPE)


この手のカヴァーに多いクラシック・ソングのみならず最近の曲も取り上げるあたり(オリジナル作ではQUEENS OF THE STONE AGEやNICKELBACKもやっています)がいかにもといったところです。また、最近ではポール・アンカが同趣向のスウィング・ジャズ・アレンジのロック・カヴァー集を出しましたが、この人の場合はそれとは比較にならない安っぽさでいかにもネタといった胡散臭い雰囲気を全編に漂わせています。どの曲もチープなシンセ音と打ち込みリズムに人をナメたかのような歌が乗り、ロック・ファンの眉を引きつらせることは確実です。これに本気で怒ったりしたら、それこそ彼の思うツボでしょう。ちなみにラストの"The Final Countdown"はSURVIVOR"Eye Of The Tiger"とのメドレー形式になっていますが、もうそんなことはどうでもいいでしょう。このセンスについていけそうなスノッブな感性を持った人なら楽しめそうですが、それ以外の人は手を出さないほうが無難ですね。
exo

復活作「TEMPO OF THE DAMNED」から約1年半という短いスパン、その間にスティーヴ“ゼトロ”スーザ(Vo)、リック・ヒューノルト(G)、トム・ハンティング(Ds)と実に3人が抜けたにもかかわらず、今や唯一のオリメンとなったゲイリー・ホルト(G)のモチヴェーションは逆に高まったようで、すぐさまロブ・デュークス(Vo)、リー・アルタス(G/ex.HEATHEN)、スラッシュ界の渡り鳥ドラマー、ポール・ボスタフ(ex.FORBIDDEN/SLAYER/TESTAMENT)を迎えて体勢を立て直し、こうして新作のリリースに漕ぎ着けました。

ホルトとヒューノルトによるH-TEAMが遂に崩壊したこともさることながら、ゼトロをクビにしたのは痛手ではないかとも思いましたが(未だポール・バーロフが最強と考える僕でも、ゼトロがここまでEXODUSの看板を背負ってきたのは認めざるを得ません)、そんな周囲の予想をあざ笑うかの如く、前作を遥かに上回る凄まじいヘッドバンガーズ・アルバムを叩きつけてきました。はっきり言って音から伝わる殺気が前作とはケタ違いです。それに一役買っているのはやはりボスタフのドラミング。このドラムがEXODUSならではのドライヴ感をさらに高めているのは間違いありません。ファスト・チューンも前作より増えましたが、その合間に出てくるミドル・チューンも重さと切れ味を増し、そこで新入りデュークスの中音域主体のダーティーなシャウトが活きています。曲が進むにつれてテンションが上がっていく構成も素晴らしく、前作にあった中だるみは全く感じさせません。僕が購入したデジパック盤には表記されている10曲の後にシークレット・トラックが1曲入っていますが、この手にありがちなお遊び色皆無のマジなスラッシュ・チューンで、これもまた最高です。

たとえ我々がよく知るEXODUSからどんどん遠ざかっていこうとも、EXODUSは依然健在であることを実証した快心の1枚です。是非とも来年のTHRASH DOMINATIONあたりで見たいですね。今年のが終わったばかりで気が早いですが。
From BLABBERMOUTH.NET

先頃NORTHERのペトリ・リンドロース(Vo,G)が加入したENSIFERUMからオリヴァー・フォーキン(Ds)が脱退、後任としてヤンネ・パルヴィアイネンが加入しました。

バンドは11月よりEPのレコーディングを開始、続いて新作のレコーディングを来年夏に行う予定となっています。近年のヨーロッパのメタル界ではアルバム間に1枚EPを出すのが主流となっているのでしょうか。
From BLABBERMOUTH.NET
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RAMMSTEINが10月31日(EU)にリリースする1年ぶりの新作「ROSENROT」のジャケットが発表されました...って、これって前作「REISE,REISE」の日本盤に使用されていたものと全く同じじゃないですか。なんだこれ。

その前作はご存知の通り、'85年の日航機墜落事故でのヴォイス・レコーダー音声のサンプリングを使用し、しかもそのレコーダーをジャケットに使用したことが問題となり、日本盤はサンプリングをカットし、ジャケットを変更した末に本国から半年も遅れてリリースされるハメになりました。その話題が風化しないうちにコレですからねぇ...。新作が日本盤が出るとなるとどんなジャケットになるのでしょうか。またしても論議を呼ぶことは必至となりそうです。


ドイツのASSASSINは後にSODOMに移籍するミヒャエル・ホフマン(G)が在籍していたことでその名を知る人も多いことと思いますが、日本のスラッシュ・フリークにとっては決して忘れてはいけないバンドと言ってもよいのではないでしょうか。なんといっても'88年にリリースされた2作目となる今作にそのものズバリの"Baka"という曲を収録しているのですから。恐ろしくノイジーなギター・リフ、整合性完全無視で爆走するドラム、クレイジーなギター・ソロ・バトルと、B級スラッシュを絵に描いたような音ですが、B級ならではのヤケクソな勢いが際立った名曲です。また、今作にはTHE VENTURES"Pipeline"をスラッシュ・ヴァージョンでカヴァーしたり、タイトル・トラックのリフの一部を日本のバンドからパクったと正直に告白するなど、徹底してB級を極めようとする生き様が潔い1枚に仕上がっています。

なお、バンドは今年まさかの再結成を果たし(ミヒャエル・ホフマンも名を連ねています)、「THE CLUB」というアルバムをリリースしました。僕も聴きましたが、以前のバカさを貫いてはいるものの、肝心の音が年相応に落ち着いてしまっていたのが残念でした。
クリストファー・アモットの脱退で空席となっていたARCH ENEMYのセカンド・ギタリストが元TALISMAN~SOUTHPAWのフレドリック・オーケソンに決定しました。間もなく行われる来日公演もオーケソンをフィーチュアしたメンツになるのはほぼ間違いないでしょう。

しかしこれは意外な人選でしたね。これまでの経緯からいってエクストリーム・メタル畑の人でくるかと思いきや、往年の北欧メタル人脈から引っ張ってくるとは。マイケル・アモットは最近のインタビューでは意外なほどにガチガチのメタル原理主義者であることを窺わせる発言を繰り返していましたが、ついにここまできたか...といったところでしょうか。まあ、プレイが良ければすべて良いんですけど。ともあれ、このメンツがどこまでやってくれるか期待しましょう。
From BLABBERMOUTH.NET

フロリダのヘヴィ・ロック・バンドTWISTED METHODのギタリストだったアンディ・ハワードが9月16日に自宅のベッドで死亡しているのが発見されました。現時点で死因は特定できていません。享年23歳。

ハワードは家庭の事情により5月にバンドを脱退し、バンドはそのまま解散していました。2003年にメジャーのMCAから「ESCAPE FROM CAPE COMA」というアルバムをリリースしていましたが、ありきたりなUSメインストリーム・ヘヴィ・ロックとは異なるブルータルなサウンドが印象的でした。

ハワードの死について、バンドのマネージャーだったチャーリー・ペナチオは「俺達は皆混乱している。何と言えばいいのかわからない」とコメントしています。

Rest In Peace, Andy Howard...
ここでは全く予告していませんでしたが、昨日行われた「THRASH DOMINATION 05」に行ってまいりました。ただし、事情により後半のDESTRUCTIONとTESTAMENTしか観れませんでした。全部観れなかったのが残念ですが、それでも十分楽しめました。

DESTRUCTION
新作「INVENTOR OF EVIL」も楽しめたDESTRUCTIONでしたが、このライヴでも再結成後の順調な活動振りをそのまま反映したかのような強力なライヴを披露してくれました。往年の名曲のみならず再結成後の曲も多くプレイし、現在のバンドの状態が至って良いことを証明しました。シュミーアのカリスマ性もさることながら、マイクのギターが凄かった。リフの凄まじい音圧と切れ味で心ゆくまでヘッドバンギングできました。ソロになるとシュミーアのベースがあまり聞こえなかったのが惜しかったですが、それは些細な問題でした。MCが一部通じなかったこともあってか、最後に「日本語ムズカシー!」と叫んでファンの笑いを誘いましたが、それだけ話せりゃ十分でしょう。

TESTAMENT
1年越しのリヴェンジ、そしてアレックス・スコルニックの復帰が目玉となった今回のライヴは、いきなりステージに電気をつけ、メンバー全員で乾杯してからスタートしました。それが現在のTESTAMENTの立ち位置を象徴していたような気がします。やけにもったりした演奏からは、どうしても同窓会的な印象が拭い去れませんでした。ましてやその前のDESTRUCTIONが極めて現役感の強いプレイを披露しただけに。しかし、それでも速い曲は燃えました。僕は前列ブロックで暴れていましたが、"Into The Pit"では文字通りにinto the pitしてしまいました。そして本編最後でお待ちかねの"Over The Wall"がプレイされると、この曲だけステージ・ダイヴ解禁となり、次から次へとキッズがover the wallし、ダイヴの連発でまさしくスラッシュ・メタル・ライヴというべき光景となりました。僕ももう少しテンションが上がったらover the wallしてしまおうかと思いましたが、さすがに止めておきました。

選曲は当然初期限定で、演ってほしい曲は殆ど演ってくれたと思いますが、"First Strike Is Deadly"も演ってくれたら最高でしたね。演奏面ではあまりキレがありませんでしたが、やはりスコルニックのギターは凄かったですね。チャック・ビリーのヴォーカルも良かったし、このメンツでのライヴを観ることができたのは貴重だったと思います。でも、やっぱりKREATORも観たかったなぁ...。
cob

CHILDREN OF BODOMは“田舎の不良(ワル)”である...2年半ぶりとなる5作目を聴いて、ふとそんな思いを抱きました。前作「HATE CREW DEATHROLL」の"You're Better Off Dead"(“お前、死んだほうがマシだぜ”)や今作の「お前はまだ死んでるのか?」というダイレクトなタイトルは渋谷あたりにタムロするストリート・ギャングの都会的洗練よりも北関東や房総あたりの暴走族の不器用さを連想させます。

それは音についてもいえることで、前作と昨年のEP「TRASHED,LOST & STRUNGOUT」で確立した極悪不良メタル路線をさらに推し進め、しばしばUSメタルコアを多分に意識したと評される今作ですが、随所で聴かれるメロディアスなリフ・ワークや流麗なギターとキーボードのバトルからは「やはり“ルーツ”は隠せない」という一面を垣間見せます。また前評判の段階で囁かれていたインダストリアル色もあくまで隠し味程度にとどめられており、当然のことながらCOBサウンドを根本から変えるには至っていません。たとえ洗練を極めた現在のUSメタルコアを意識しようとも、完全にそうなりきれない。その不器用さが実に田舎っぽい。ついでにボーナス・トラックでブリトニー・スピアーズやPOISONをカヴァーしてしまうセンスもまた田舎っぽい。

初期のテクニカル・メロディック・デス路線にこだわりを持つファンからは早くも「COBは終わった」という声も聞かれる今作ですが、今やその不器用さとそれ故に生まれる熱さこそが現在のCOBの魅力ではないでしょうか。今作はそれを如実に伝えています。
From BLABBERMOUTH.NET

Century Mediaのアメリカでのサブ・レーベルであったOlympic Recordings(ABORTED, BEHEMOTH, IMMOLATION, INCANTATION等が所属)が閉鎖されることになりました。どうやらUnited States Olympic Committee(USOC)が"Olympic"という単語を商標登録しているようで、法的闘争を避けるためにレーベル閉鎖を決めたようです。今後"Olympic"という名前を使用するためにはUSOCの許可が必要ということですが、なんか当のレーベルがエクストリーム・メタルしか扱っていないということで、オリンピックのイメージ・ダウンを恐れたUSOCが圧力をかけたのではないかという気もするのですが...。いずれにしても、クソみたいな話ですね。

なお、Olympic Recordingsに所属していたバンドはすべてCentury Mediaに拾い上げられるそうです。良かったですね。
rasmus


昨日「限定盤のDVDはショボい」と言い切ったフィンランドの哀愁歌メロ王の2年半ぶりの新作です。前作「DEAD LETTERS」は日本では昨年夏に出たのでそれほど久々という感じはしませんが、もうそんなに経っていたのですね。というわけで、僕は通常盤で購入しました。

しかし今作の充実振りはちょっと凄い。前作の大成功で制作予算が大幅アップしたのかもしれませんが、プロダクションが前作までから一気に垢抜け、堂々たるメジャー級の風格が漂ってきます。そのある種ゴージャスなアレンジが最大の売りである「声自体に哀愁漂いまくりのラウリ・ヨーネンが歌う哀愁メロディ」と完全に一体化し、これでもかというほどにドラマティックな音世界を作り上げています。曲構成自体は至ってシンプルなのに、アレンジだけでドラマティックと思わせてしまうこの凄さ。それが今作の最大の魅力でしょう。特に中盤以降の盛り上がりは尋常ではありません。その中の"Dead Promises"には同郷のチェロ・メタル・トリオAPOCALYPTICAが自分達のアルバムにヨーネンが参加してくれたお返しにゲスト参加しています。

前作で一気にファン層を拡大した彼らがそんなファンの期待に十二分過ぎるほどに応えた快心の傑作です。そんな1枚だけに、ライナーノーツの最後で執筆者がライナーを私物化しているのが残念です。お前がミカエル・アーランドソンをそれほどまでに好きなのは分かったから。どうでもいいんですけど。

半年ぶりに思い出したかのように再開した「メタル文化祭」です。今回はタイトルにもあるように、第1回で取り上げたMOTORHEAD"Ace Of Spades"を演っているバンドが新たに4つ見つかったので、それらを一挙ご紹介します。前回ではABATTOIR、MACHETAZO、MAD3、セン・ドッグ、TOKYO YANKEESをご紹介しましたが、そのエントリーはこちらからどうぞ。今回もアーティスト名のアルファベット順にいきます。
[メタル文化祭(3) : 第2回・どこの"Ace Of Spades"が一番上手いか?]の続きを読む
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From MUSICLIFE v2

現在日本で大ヒットしているO-ZONE「恋のマイアヒ」のジャケットに使用されている通称“のまネコ”が「2ちゃんねる」の有名なアスキーアートをパクったのではないかという疑惑について、発売元のAVEXに所属するmove(BURRN!の前田氏のフェイヴァリットとしてもおなじみですね)の中心人物である木村貴志氏が自身のblog上で思い切ったAVEX批判を展開しますが、これに対してAVEX側が木村氏に圧力をかけたところ、木村氏はそれに屈するばかりか、なんとその圧力自体についても言及したのです。木村氏の勇気ある行動に、既に多くの方々から賞賛の声が寄せられていることは言うまでもないでしょう。詳細はこちらのblogで詳しく解説されています。
[「自由」の為に闘う人々と「自由」の意味を履き違えた会社。]の続きを読む
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From Apple

昨日発表され、即日発売開始となった噂のiPod nanoですが、正直いってここまでコンパクトになるとは思ってもみませんでした。これだけの薄さを実現しながら、スペックはiPod mini以上ですからね。というわけで、一気に存在価値が薄くなったminiは即刻製造中止になりましたが、これは賢明な選択でしょう。ついでに言うと、iPod shuffleも存在価値は薄くなったような気がしますが、ランダム再生というコンセプトはやはり譲れないのでしょう。ライバル会社が続々携帯デジタル音楽プレイヤーを投入する中、やはりアップルは器が違う、というところをまざまざと見せ付けてくれました。

既にハイエンド・モデルの60GB版を所有している僕にとっても、ブラック・ボディのヤツは思わず欲しいと思ってしまいました。それだけの魅力を与えてしまうところも、またアップルの凄さですね。
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正直に言うと、いわゆる“スラッシュ四天王”の中で、ANTHRAXだけは他の3組に比べてのめり込むことができませんでした。それが顕著になってくるのは'90年代以降になりますが、他の3組があくまで自らの道を進んでいったのに対し、ANTHRAXは常にトレンドに擦り寄った活動振りがどうも気に入らなかったのです。

ジョン・ブッシュにヴォーカルが代わった「SOUND OF WHITE NOISE」でのインダストリアルの導入、今は死語と化した“ストンプ・コア”が流行るとそのものズバリの「STOMP 442」というアルバムを出し(当時バンドはこのタイトルについて「借金を踏み倒した("stomp")から」と説明していましたが、そんなことを信じた人はいなかったのではないでしょうか。アルバムそのものの出来は良かったですが...)、最近のスラッシュ再評価~相次ぐ再結成の流れに乗る形で「THE GREATER OF TWO EVILS」のジャケットに“スラッシュ・メタル”と書き、ジョーイ・ベラドナ、ダン・スピッツ、フランク・ベロを再加入させるという行為も僕にとっては時流への迎合としか思えませんでした。
[THRASH MEMORY(4) : ANTHRAX - SPREADING THE DISEASE]の続きを読む
cob


From BLABBERMOUTH.NET

土壇場で発売中止となったCHILDREN OF BODOMの新作「ARE YOU DEAD YET?」のDVD付き限定盤ですが、その理由が
「DVDのマスターを日本に送る段階で“紛失した”」
ということだそうです。

なんじゃそりゃ。普通に考えてそんなことがあり得るのでしょうか。もし失くしたのならまた新しく作って送ればいいじゃないか、という気もするのですが...日本のユニヴァーサルはよくDVD付き限定盤のリリースを通常盤からわざと遅らせることが多いですが、COBの場合は何か裏がありそうな気がしてなりません。今回のCOBはDVDが今のところ日本盤のみということで、情報を入手した本国のファンから苦情が殺到して一旦リリースを保留にしたとか、10月の来日にあわせて意識的にリリースを遅らせようとしているのではないか、という邪推をしたくなります。

本当に失くしたというのであれば、DVD付きは決して発売しないでもらいたいですね。来日前後に“来日(後)記念盤”としてリリースなんてことになったら、ユニヴァーサルの神経を疑いたくなります。
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2001年に発売されたムック本「ダークサイド・オブ・ザ・ロック」が表紙を新装して再発されました。
僕はこの本はオリジナル版も持っていますが、その内容の濃さに何度も読みまくった覚えがあります。内容としては「HR/HMを中心としたロック、そしてヒップホップにまつわる事件」を「死」「悪魔崇拝」「ドラッグ」「狂気」「一般社会との闘争」という5つのテーマに分けてまとめたものですが、それまで洋楽をその音だけをメインに聴いてきた僕にとって、この本は僕の興味を歌詞や作品の生まれた背景にまで向けさせる切っ掛けとなりました。この本を読んでいなかったら聴くことがなかったであろう作品もあったりします。

今回の再発はあくまでもオリジナル版のままで、新たに書き加えられたものは全くありませんが、その読み応えは今なお変わることがありません。また、同書の内容は先頃発売された「ヘヴィ・メタル ハード・ロック黄金伝説」にも一部流用されていますが、これを既に読まれた方にもお勧めします。ロックへの興味がさらに深まることは確実です。
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From ITmedia + D LifeStyle

画像はWHEATUSが昨年リリースした「SUCK FONY」というアルバムですが、今回取り上げるのはこのアルバムに関することではありません。ご了承ください。

さて、開始から1か月が経過したiTMSJですが、予想していた通り、現時点では問題点だらけとなっています。その元凶のひとつはソニーを始めとするメジャー・レーベルが不参加であるということですが、そのソニー・ミュージックエンタテインメントの井出靖氏がインタビューに答えています。言葉遣いこそマイルドではありますが、その端々にはソニーのアップルに対する敵対心が垣間見られます。既に各所では怒りのツッコミで盛り上がっており、僕が改めて言うことはありませんが、その概要をまとめると、

「LGCDが終了に追い込まれたのはユーザーが拒否したからなのに、当のソニーは未だ素直にそれを認めようとしない」
「iTMSJへの楽曲提供を検討しているというが、自分らのルールでやらせてくれない限り、iTMSJには参加しないということじゃないのか?」
「結局ソニーは日本の音楽配信サービスを自分達で仕切りたいだけじゃねーか」
「俺達はとっくに音楽配信ならではの楽しさやメリットを味わってるよ」

ということになります。
[What Is True Fair Freedom?]の続きを読む
From BLABBERMOUTH.NET

'90年代前半のノルウェジアン・ブラック・メタルの暴力的なアティテュードを現在に継承するバンドとして知られるGORGOROTHの元ドラマー、アーレンド・エリクセンが「Nasjonalsatanisten」という小説を10月に出版、作家としてデビューすることになりました。

ストーリーは'90年代前半のノルウェジアン・ブラック・メタル・シーンを題材としており、フィクションではあるものの、その大半はエリクセン自身の経験に基づいているそうです。

なお、GORGOROTHは年末~来年初頭に新作「AD MAJOREM SATHANAS GLORIAM」をリリースする予定です。確かガーハル(Vo)が男性への監禁・暴行事件で、インフェルナス(G)がレイプ事件でそれぞれ収監中のはずですが、そんな異常事態下でのリリースだけに、注目が集まることは間違いないでしょう。
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Sony BMGがXCP規格CCCDのアメリカでのリリースを開始して以降、その動向が注目されていたEMIですが、やはりというべきか、遂にアメリカでもCCCDのリリースをスタートさせました。画像で挙げている30 SECONDS TO MARSの新作「A BEAUTIFUL LIE」です。パッケージに"Contents Protected"の文字がはっきりと読み取れます。画像には書いてありませんが。

あぁ、これでアンチCCCD派が心のよりどころとしていたUS盤も本格的にCCCDの毒牙に冒されようとしています。もし日本盤が出たとしてもセキュアCDになることは目に見えていますし、iTMSJで配信されない限り僕がこの音楽に触れる機会はまずあり得ないでしょう。本当に骨の髄まで腐ってるよ、EMIっていう会社は。
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現在も第1線で活躍するジェフ・ウォーターズ(G)のワンマン・バンド(今作当時はあくまでもバンドとして売っていましたが、後にウォーターズ自らワンマン・ユニットであることを表明)が'90年にリリースした2作目です。

今作の時点ではスラッシュ的な暴力性よりもJUDAS PRIEST直系の正統HMの色合いが強く、そこにテクニカルなギターと複雑な曲展開を盛り込んだスタイルでした。全体を貫くのはメタル的な熱さよりもドライなムードで、あくまで冷静に曲を組み立てていくかのような音作りが当時のスラッシュ勢の中で異彩を放っていたような気がします。そんな中で飛び出す"Imperiled Eyes"や"Phantasmagoria"のようなスラッシュとしか言いようのない曲が一際光っていました。今作で人気が高かったのはラストの王道ど真ん中メタル・チューン"I Am In Command"でしたね。

ウォーターズはこの後ポップ・ロックやハード・ロック、インダストリアルまで多彩な音楽性に手を広げますが、'99年の「CRITERIA FOR A BLACK WIDOW」でより激烈なスラッシュに音楽性の焦点を定め、この10月には「100%スラッシュ」と断言した新作「SCHIZO DELUXE」のリリースを控えています。
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元ILL NINO~現SOULFLYのギタリスト、マーク・リゾのソロ・アルバムです。SOULFLYの「PROPHECY」で印象的なリード・プレイとフラメンコ・ギターを披露し、バンドの進化に一役買ったリゾですが、今作ではそんな彼の印象を遥かに超える凄まじいギター・インスト作品となりました。なにしろリリース元はShrapnelで、マイク・ヴァーニーがエグゼクティヴ・プロデューサーです。

いきなり怒涛の高速リフ(時にDREAM THEATERやDEATHを彷彿させます)で幕を開け、その上にこれまた怒涛の速弾きソロが乗る1曲目にまず驚かされます。その後はスラッシーかつテクニカルなメタル・チューンとフラメンコ・ギターが情熱的に舞うラテン・チューンの2本柱が繰り出され、そのどちらも単なるテクニックのひけらかし大会にとどまらない、あくまで楽曲を重視した作りに好感が持てます。やや曲が長過ぎるような気はしますが(時に同じフレーズが延々と繰り返されるのはSOULFLY譲りか?)。

いずれにせよ、今作は「最近のヘヴィ・ロック・バンドのギタリストはまともにソロも弾けないくせに『俺達の曲にはソロは必要ない』なんてぬかしやがる」としたり顔で話すメタル原理主義者の襟を摑んで真正面から顔をブン殴るかの如き、若手ヘヴィ・ロック・ギタリストの隠れた才能とテクニックを満天下に示す痛快な1枚となりました。間もなくリリースされるSOULFLYの新作でも、きっとこの才能は生かされているはずだと期待しています。
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From CDJournal.com

QUEENの不滅の名作「A NIGHT AT THE OPERA」が1975年のオリジナル・リリースから30周年を記念してアニヴァーサリー・エディションとして10月31日(UK)にリリースされることになりました。通常のCDとDVDとの2枚組となり、DVDにはアルバム全曲の5.1chサラウンド・ミックスとリマスター・ステレオ・ミックス、全曲のヴィデオが収められるそうです。以下はネタ元から転載したヴィデオの内容です。

≪DVD(PAL方式、リージョン0):映像≫
・Death On Two Legs
 (New Video Featuring Archive Live Footage)
・Lazing On A Sunday Afternoon
 (Picture Gallery Featuring Rare And Previously Unseen Photos)
・I'm In Love With My Car
 (New Video Featuuring Archive Live Footage)
・You're My Best Friend
 (Existing 4:3 Promo Video)
・'39
 (New Video Featuring Brian May's 2005 Performance At Sheffield, Archive Live Footage For Chorus, Plus 1960's Space Footage)
・Sweet Lady
 (New Video Featuring Archive Live Footage)
・Seaside Rendezvous
 (New Video Featuring Archive Live Footage)
・Prophets Song
 (New Video Featuring Mixture Of Archive Live Footage And Exclusive New Footage Of Brian May Playing The Toy Koto)
・Love Of My Life (New Video Featuring Mixture Of Archive Live Footage And Slow-motion Images)
・Good Company
 (New Video Featuring Archive Footage)
・Bohemian Rhapsody
 (Flames Promo Video)
・God Save The Queen
 (New Video Featuring Mixture Of Archie Live Footage And ''Party At The Palace'' Footage Of Brain May On The Roof)


これは凄く欲しいですが、UK盤ということでDVDがPAL方式となり、日本では見れません。是非日本盤リリースを期待しましょう。凍死場EMIっていう会社からですが。
From BLABBERMOUTH.NET

昨日脱退のニュースをお伝えしたOBITUARYのアレン・ウェスト(G)ですが、なんとたった1日でバンドに復帰しました。

どうやらウェストが飲みすぎで何度かのライヴで全力を出し切れず、それについてバンド内で口論した末に1度は「俺は辞める」とブチまけたウェストでしたが、その後メンバーの説得によって「やっぱり俺はバンドにいたい」と、前言を翻して気を引き締め直したようです。

これから開始されるNAPALM DEATHとの全米ツアーはウェストにとっての試練の場になりそうです。いかに酒を我慢してツアーをこなせるか、うまくいくことを願いたいものです。飲み過ぎには気をつけましょう。
From BLABBERMOUTH.NET

スウェーデンのDISMEMBERからヨハン・ベルゲバック(B)が「バンドが今必要とする時間を欠く」という理由で脱退しました。バンドは新たにRegain Recordsと契約し、先月より新作のレコーディングのためスタジオ入りしていましたが、直ちに後任の募集を開始しています。

その新作は現在のところ来年1月頃のリリース予定で、"The God That Never Was"、"Feel the Darkness" 、"Through the Unbroken Black"といった曲が収録される予定となっています。

そういえば、最近Regain Recordsからバンドのバック・カタログが一挙に再発されましたね。僕はまだチェックできていないのですが、初期作品がリマスターでもされていれば是非聴いてみたいところです。
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