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<title>EPISODE 666 : Dirty Rock Inferno</title>
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<description>Music's Gonna Set Me Free...</description>
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<title>NINE BLACK ALPS &quot;Locked Out From The Inside&quot;</title>
<description> RATING: 9/10NIRVANA直系の轟音グランジ・サウンドにUK産らしい繊細な歌メロを乗せ、日本でも一部で熱狂的なファン層を獲得しているNINE BLACK ALPSですが、やはりその音楽性は現在のトレンドには合わなかったのか、前作「Love/Hate」リリース後にIslandとの契約を切られ、オフィシャル・サイト通販およびダウンロードのみというほぼ自主制作に近い形でリリースした2年ぶりの3作目。サイトで試聴して（ちなみに全曲フルで試聴可能
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-37.fc2.com/e/p/i/episode666/nba3.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-37.fc2.com/e/p/i/episode666/nba3.jpg" alt="nba3.jpg" border="0" width="300" height="300" /></a><br /><br /><span style="font-size:large;"><u><strong>RATING: 9/10</strong></u></span><br /><br /><strong>NIRVANA</strong>直系の轟音グランジ・サウンドにUK産らしい繊細な歌メロを乗せ、日本でも一部で熱狂的なファン層を獲得している<strong>NINE BLACK ALPS</strong>ですが、やはりその音楽性は現在のトレンドには合わなかったのか、前作<strong>「Love/Hate」</strong>リリース後に<strong>Island</strong>との契約を切られ、<a href="http://www.nineblackalps.com/" target="_blank" title="オフィシャル・サイト">オフィシャル・サイト</a>通販およびダウンロードのみというほぼ自主制作に近い形でリリースした2年ぶりの3作目。サイトで試聴して（ちなみに全曲フルで試聴可能）あまりの格好良さにぶっ飛んだものの、熱帯雨林や<strong>HMV</strong>でも一切取扱いがなく、<strong>iTunes Store</strong>でも配信される気配が全くないため、遂に自ら日本からオーダーをかけて同発のシングル<strong>"Buy Nothing"</strong>と共に入手に漕ぎ着けました。<br /><br /><a href="http://blog-imgs-37.fc2.com/e/p/i/episode666/IMG_0528.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-37.fc2.com/e/p/i/episode666/IMG_0528.jpg" alt="IMG_0528.jpg" border="0" width="640" height="480" /></a><br />前作はノイズを抑え目にして歌の比重を強め、よりUKロックの王道へ移行した音楽性を示しましたが、レーベル・ドロップが以前のヤケクソな激情を呼び戻したのか、今作では再び1stの轟音グランジ・スタイルに回帰。しかしその1st以上にダーク、ヘヴィ＆グルーヴィーな色合いが増し、その音像は90年代に日本のHR/HMファンが骨の髄まで憎み、忌み嫌ってきたグランジのフォルムそのもの。だがそれがどうした！このヘヴィネスとグルーヴが作りだす生々しさには一発で心を揺さぶられ、そこに前作で開花させた繊細なメロディ・センスが存分に活かされており、1st、2nd双方の美点を1枚に合わせた作りはこのバンドに求められているものをこれ以上ない形で表現したものといえるでしょう。ブックレットに歌詞が記載されていないため何を歌っているのかはわかりませんが、「内側から締め出された」というアルバム・タイトルからして、彼ららしいネガティヴな色合いが満載されていることは確かでしょう。もうすぐ2010年だぜ、いい加減グランジとかそういったくだらねえ固定観念なんて捨てて、単にカッコ良いロックとして聴けばいいじゃん、そう言いたくなります。<strong>NIRVANA</strong>だって最初はそう捉えられていたんだし。あえてサイト通販のみというリリース形態で勝負したところにも彼らの本気を感じます。私的年間ベスト10入り確実の傑作。 ]]>
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<dc:subject>CD Reviews '09</dc:subject>
<dc:date>2009-11-17T00:52:48+09:00</dc:date>
<dc:creator>chaos666</dc:creator>
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<title>SLAYER &quot;World Painted Blood&quot;</title>
<description> RATING: 9/10当初7月の予定が延期に延期を重ね、とうとう「LOUD PARK」の後になってしまった3年ぶりの10作目。今年久々の快作を出したKREATORはアルバムをほぼライヴに近い形式で録音しましたが、今回のSLAYERは曲を未完成のままスタジオに持ち込み、ジャムで完成させてそのまま録音という形式をとっています。ヴェテランのスラッシュ・バンドにとって、寄る年波をテンションでカヴァーするにはこうしたスポンテニアスな手法が有効
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-35.fc2.com/e/p/i/episode666/slayerworld.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-35.fc2.com/e/p/i/episode666/slayerworld.jpg" alt="slayerworld.jpg" border="0" width="300" height="300" /></a><br /><br /><span style="font-size:large;"><strong><u>RATING: 9/10</u></strong></span><br /><br />当初7月の予定が延期に延期を重ね、とうとう<strong>「LOUD PARK」</strong>の後になってしまった3年ぶりの10作目。今年久々の快作を出した<strong>KREATOR</strong>はアルバムをほぼライヴに近い形式で録音しましたが、今回の<strong>SLAYER</strong>は曲を未完成のままスタジオに持ち込み、ジャムで完成させてそのまま録音という形式をとっています。ヴェテランのスラッシュ・バンドにとって、寄る年波をテンションでカヴァーするにはこうしたスポンテニアスな手法が有効だということでしょう。そして今作の場合は、不穏なイントロから突撃ファスト・チューンになだれこむアルバム導入部、中盤でスピードを落としてタメに入りソロとともに再び激走に転じる強引な展開、言いたいことだけ言いきってスパッと終わるエンディングといった'90年代以降の<strong>SLAYER</strong>の芸風を継承したものですが、その一方でデイヴ・ロンバード復帰で期待される往年のスタイルへの回帰が前作にもまして確信的に打ち出されています。<strong>MEGADETH</strong>の新作でも感じられた「お前らが聴きたいのはコレなんだろ、オラ」という開き直りは否が応にも過去の名作と比較されるという多大なリスクを伴いますが、先に記したスポンテニアスな制作手法がプラスに働き、何度もリピートしたくなる求心力と説得力が存分に示されていると感じました。凶暴なシャウトとギター・ソロも、ファストかつグルーヴィーなドラムも依然として健在。基本的に<strong>SLAYER</strong>のアルバムはどれもハズレがありませんが、これは久々にハズレなしのレベルを超えて燃えた。 ]]>
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<dc:subject>CD Reviews '09</dc:subject>
<dc:date>2009-11-05T22:37:27+09:00</dc:date>
<dc:creator>chaos666</dc:creator>
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<title>SHELLSHOCK &quot;Abstract Discord&quot;</title>
<description> 今年15年ぶりの復活を果たしたジャパニーズ・スラッシュの雄SHELLSHOCK。3月に1stアルバム「Mortal Days」の再発盤をご紹介した際に「残ったカタログの再発に期待」と書いたら、なんとその残りのカタログとなる2nd「Protest And Resistance」、3rd「Fiel Larm」、EP「Graythem...Of Chaos」3作が一挙にリマスターされ、さらにライヴ映像を収めたDVDをプラスしたボックス・セットとしてリリースされました。これは本当に嬉しい。1st
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-35.fc2.com/e/p/i/episode666/shellshockad.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-35.fc2.com/e/p/i/episode666/shellshockad.jpg" alt="shellshockad.jpg" border="0" width="200" height="283" /></a><br /><br />今年15年ぶりの復活を果たしたジャパニーズ・スラッシュの雄<strong>SHELLSHOCK</strong>。3月に1stアルバム「<strong>Mortal Days</strong>」の再発盤をご紹介した際に「残ったカタログの再発に期待」と書いたら、なんとその残りのカタログとなる2nd「<strong>Protest And Resistance</strong>」、3rd「<strong>Fiel Larm</strong>」、EP「<strong>Graythem...Of Chaos</strong>」3作が一挙にリマスターされ、さらにライヴ映像を収めたDVDをプラスしたボックス・セットとしてリリースされました。これは本当に嬉しい。<br /><br />1stのスラッシュ・メタル路線にハードコア色を持ち込んでよりアグレッシヴなスタイルを目指した2nd、<strong>Masami "Die" Chiba</strong>(Vo,B)が全面的に主導権を握り（これはDVD収録のインタビューでも語られています）、インダストリアル、グラインド・コアまでも持ち込んでさらなるアヴァンギャルドなサウンドへの大変身を果たし、今では早過ぎた名作と評価されている3rd、スラッシュ色を完全に一掃してファンク、テクノ、ヒップホップまでも取り入れてアヴァンギャルド化が行き着くところまで行き着いたEP、どれもが圧倒的な聴き応えを誇りますが、リマスターによりボトムの音がより強調されており、特に曲は最高だったものの音の軽さが残念だった2ndにその効果が如実に表れています。EPにボーナスで追加された解散直前の'94年のライヴ音源はモノラル録音で音質こそ極悪ですが（元々音源化を前提としていないわけですから当然ですが）、さらに暴力性を増した演奏に加えてエレクトロニクスのさらなる導入とアレンジの拡張によって、アルバムの世界観をより拡大しようとするプログレッシヴなライヴを指向していたことがよくわかる興味深い記録となっています。このライヴ音源とラストに収められた<strong>"System Kills"</strong>を聴くと、どことなく<strong>KING CRIMSON</strong>に通じるムードを感じさせます（ライヴの音の悪さは「<strong>Earthbound</strong>」を彷彿させ、<strong>"System～"</strong>でモロに<strong>"Red"</strong>から借用したフレーズが飛び出すあたりは...）。DVDに収録された'92年<strong>KREATOR</strong>来日公演の前座のステージは<strong>Die</strong>のパフォーマンスを中心とする圧倒的な演奏力が強烈なインパクトを残しており、これが世に出てくれて本当に良かったと思える貴重な記録です。一方、再結成2度目のステージとなるライヴ映像は残念ながら全曲フル収録ではないダイジェスト版ですが、まだ試運転的な色合いも感じさせるため、俺達はまだまだこんなもんじゃないという意思を感じさせます。<br /><br />それを証明するかのように、これまでの<strong>Akilla Ito</strong>(Vo,G)、<strong>Masami "Die" Chiba</strong>、<strong>Masaru Key-mao</strong>(Ds)というトリオ編成に加え、先日のライヴより元<strong>SAVAGE GREED</strong>の<strong>Norikaz Saeki</strong>(G)が加入し本格的な戦闘体制を整えた<strong>SHELLSHOCK</strong>、今後のアルバム制作にも期待が高まります。 ]]>
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<dc:subject>Retrospective</dc:subject>
<dc:date>2009-10-31T22:28:51+09:00</dc:date>
<dc:creator>chaos666</dc:creator>
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<title>JORDAN RUDESS &quot;Notes On A Dream&quot;</title>
<description> DREAM THEATERのキーボーディストが今年2～3月にかけて録音した新作ソロ・アルバム。自身のオフィシャル・サイトのみでリリースしているものですが、僕は先日都内の大型CDストアで今作が並んでいるのを見て、思わずレジに持って行ってしまいました。値段はやや張りましたが...。この他、日本ではiTunes Storeでも配信されています。こんな販売形態もあってか商売意識を殆ど感じさせない酷いジャケットですが、DTのバラード9曲のピ
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-30.fc2.com/e/p/i/episode666/jordan-rudess.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-30.fc2.com/e/p/i/episode666/jordan-rudesss.jpg" alt="jordan-rudess.jpg" border="0" width="150" height="150" /></a><br /><br /><strong>DREAM THEATER</strong>のキーボーディストが今年2～3月にかけて録音した新作ソロ・アルバム。自身のオフィシャル・サイトのみでリリースしているものですが、僕は先日都内の大型CDストアで今作が並んでいるのを見て、思わずレジに持って行ってしまいました。値段はやや張りましたが...。この他、日本では<strong><a href="http://itunes.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?id=326824704&amp;s=143462" target="_blank" title="iTunes Store">iTunes Store</a></strong>でも配信されています。<br /><br />こんな販売形態もあってか商売意識を殆ど感じさせない酷いジャケットですが、<strong>DT</strong>のバラード9曲のピアノ・アレンジに加え、自身の書き下ろしによる新曲を3曲加えた美麗なピアノ独奏の数々は元々のメロディが優れているのに加え、随所にスポンテニアスなフィーリングを持ち込んだインプロを織り交ぜての豪快かつ繊細なプレイによって純粋に聴く者の心を打つ、BGMにするもよし、じっくり聴き込むもよしの逸品に仕上がっています。これまではその殆どがテクニカルな側面を強調していた<strong>DT</strong>のスピンオフ作品の中で、メロディにスポットを当てた今作が一般的な流通に乗らないのは実にもったいない気がします。あくまでもファン向けの作品ではありますが。 ]]>
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<dc:subject>CD Reviews '09</dc:subject>
<dc:date>2009-10-15T22:59:06+09:00</dc:date>
<dc:creator>chaos666</dc:creator>
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<title>初期スラッシュの素晴らしき世界（最終回）：VOIVOD</title>
<description> 今回で最終回となる「初期スラッシュの素晴らしき世界」で取り上げるのは先日最終作「Infini」をリリースしたカナダのVOIVODです。このトピックでは'84年から'86年にリリースされたアルバムに限定して取り上げてきましたが、VOIVODがこの時期にリリースした2作はどちらも初期スラッシュの魅力全開の甲乙つけ難い力作ですが、ここではアルバム・タイトルがその凄まじさを物語る'86年リリースの2作目「Rrr&amp;ouml;&amp;ouml;&amp;ouml;aaarrr」
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/voivodroar.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/voivodroar.jpg" alt="voivodroar.jpg" border="0" width="240" height="240" /></a><br /><br />今回で最終回となる「初期スラッシュの素晴らしき世界」で取り上げるのは先日最終作<strong>「Infini」</strong>をリリースしたカナダの<strong>VOIVOD</strong>です。このトピックでは'84年から'86年にリリースされたアルバムに限定して取り上げてきましたが、<strong>VOIVOD</strong>がこの時期にリリースした2作はどちらも初期スラッシュの魅力全開の甲乙つけ難い力作ですが、ここではアルバム・タイトルがその凄まじさを物語る'86年リリースの2作目<strong>「Rrr&ouml;&ouml;&ouml;aaarrr」</strong>をセレクトすることにしました。<br /><br />ここ日本ではサイケやプログレを取り入れた知的なスタイルに移行してからの評価が高く、ジェイソン・ニューステッドの加入によってその評価は決定的なものとなりましたが、ヘッドバンガーにとっては初期2作の知性のカケラもない爆裂スラッシュ路線への思い入れのほうが強いことでしょう。前作1st<strong>「War And Pain」</strong>で示した、ノイジーなギターと暴走するリズム、闇雲にわめき散らすヴォーカルが一丸となり、整合感一切無視で怒涛の如く襲いかかるハードコア・パンクと紙一重の爆裂サウンド（当時自らこの音を「ニュークリア・メタル」と称した）をさらに強化した、今にも鼓膜をぶち破らんかとするかのような爆音のオンパレードはただただ圧巻の一言。原始的な衝動をひたすら熱くブチまける演奏ぶりはメタルどころかロックの原点をも感じさせますが、その一方でギターの不協和音や変則的なリズム・パターンなど、後の変化を予感させる要素も垣間見せています。前作はリマスター化されてより破壊的な音になり、今作もぜひリマスター化を期待したいところですが、現在音源の権利を持つ<strong>Sanctuary</strong>がメジャーの<strong>Universal</strong>の傘下に入ったため、俺達のアルバムなんてリマスターしてくれないだろうとメンバーは語っていました。<br /><br />こうして初期スラッシュの名盤を立て続けにご紹介していきましたが、こうして自分でまとめていくと以前ははっきりとは判らなかった“スラッシュ”と“パワー・メタル”の違いというものがよく見えてきたような気がします。それは“ヴァイオレンス”の有無という一点に集約されるということです。たとえば“歌う”ヴォーカルを擁した<strong>METAL CHURCH</strong>がパワー・メタルと呼ばれるのはよくわかりますが、同じくヴォーカルが歌いまくる<strong>ANTHRAX</strong>はなぜスラッシュとしか言いようがないのかといった疑問も、これで解決できるような気がしています。このシリーズをやるきっかけとなった<strong>EXODUS</strong>の1stについてのエントリーで書いた、「スラッシュ・メタルというタームは“暴力性”を指しているのではないか」ということが、このシリーズを書いていてはっきりと確認できたような気がします。また、初期スラッシュ特有の洗練とは程遠い荒々しい演奏は当時日本ではほとんどまともに評価されませんでしたが、それが多くのファンの心を動かしたのは紛れもない事実であり、ロックに演奏の巧いもヘタも関係ねえ、ということを改めて実感させてくれました。いつかまた機会があったら一つのジャンルをスポットを当てたシリーズをやってみたいと思います。 ]]>
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<dc:subject>Retrospective</dc:subject>
<dc:date>2009-10-12T22:33:17+09:00</dc:date>
<dc:creator>chaos666</dc:creator>
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<title>SCAR SYMMETRY &quot;Dark Matter Dimensions&quot;</title>
<description> RATING: 8.5/10バンドの看板であったクリスチャン・アルヴェスタム(Vo)の脱退という一大事があったにもかかわらず、前作からわずか1年余りというハイ・ペースで出された4作目。これだけ早く作られたのはバンドの売りであったヴォーカル面で表現したいことが沢山あったからだと思いますが、それを具現化すべくアルヴェスタムの脱退を発展的に捉えたかのように、今作よりグロウル担当とクリーン担当というツイン・ヴォーカル体制とな
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-18.fc2.com/e/p/i/episode666/ssymmetry4.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-18.fc2.com/e/p/i/episode666/ssymmetry4.jpg" alt="ssymmetry4.jpg" border="0" width="330" height="330" /></a><br /><br /><span style="font-size:large;"><u><strong>RATING: 8.5/10</strong></u></span><br /><br />バンドの看板であったクリスチャン・アルヴェスタム(Vo)の脱退という一大事があったにもかかわらず、前作からわずか1年余りというハイ・ペースで出された4作目。これだけ早く作られたのはバンドの売りであったヴォーカル面で表現したいことが沢山あったからだと思いますが、それを具現化すべくアルヴェスタムの脱退を発展的に捉えたかのように、今作よりグロウル担当とクリーン担当というツイン・ヴォーカル体制となりました。<br /><br />暴力的なグロウルと透明感のあるクリーン・ヴォイスのコントラストはそのままに、掛け合いや早い切り替えを増やすことにより、これまで以上に多彩な曲調を実現。エレクトロ・アレンジとスラッシーなスピード感の双方もより強化され、<strong>SOILWORK</strong>のフォロワーからスタートして模索してきた独自の方向性がここにきて遂に確立された感もあります。前作を聴いた時に「現時点でのバンドのポテンシャルは出し尽くしたのではないか」と書きましたが、ツイン・ヴォーカル体制によってそのポテンシャルはさらに拡大されたのではないでしょうか。前2作同様キラー・チューンと呼べる曲は少ないですが、全体のレベルが大きく底上げされ、バンドの最高傑作といえる充実した仕上がりとなりました。 ]]>
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<dc:subject>CD Reviews '09</dc:subject>
<dc:date>2009-10-10T23:49:06+09:00</dc:date>
<dc:creator>chaos666</dc:creator>
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<title>ARCH ENEMY &quot;The Root Of All Evil&quot;</title>
<description> 欧米ではあまり知られていないヨハン・リーヴァ時代のアルバムからの曲をライヴのレパートリーに加えようという目的で制作されたセルフ・カヴァー作。僕は以前にも書いた通りのヨハン・リーヴァ信奉者であるわけですが、これまでほぼ一本調子で押し通している印象が強かったアンジェラ・ゴソウのヴォーカルが、今作では表現の幅を広げており、リーヴァとはタイプは異なるものの、少なくとも曲のスタイルに合わせようとする意思が窺
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/aeThe_Root_Of_All_Evil.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/aeThe_Root_Of_All_Evils.jpg" alt="aeThe_Root_Of_All_Evil.jpg" border="0" width="150" height="148" /></a><br /><br />欧米ではあまり知られていないヨハン・リーヴァ時代のアルバムからの曲をライヴのレパートリーに加えようという目的で制作されたセルフ・カヴァー作。僕は以前にも書いた通りのヨハン・リーヴァ信奉者であるわけですが、これまでほぼ一本調子で押し通している印象が強かったアンジェラ・ゴソウのヴォーカルが、今作では表現の幅を広げており、リーヴァとはタイプは異なるものの、少なくとも曲のスタイルに合わせようとする意思が窺えます。<br /><br />むしろ今作で賛否を呼びそうなのがその音作り。曲によってはザクザクしたリフの刻みがより格好良い効果をあげているものもありますが、当然というかオリジナル版にあった荒々しい勢いと生々しさは洗練に取って代わられており、おまけにゴソウの音域に合わせたのかキーも上げられています。スラッシュ・メタルのセルフ・カヴァーでキーを下げてあれこれ言われたことは過去に何度かありましたが、逆にキーを上げたというのは今まで聞いたことがありません。これは正直言って初めて聴いた時には相当の違和感を感じました（特に<strong>"Dead Inside"</strong>は疾走感も1割減でオリジナルのほうが100倍はよかった）。カラオケではどんなに音程の高い曲でも絶対キーを変えずに歌っている僕としては、多少無理してでもオリジナル通りのキーでやってほしかった気がします。最初に書いた通り欧米のファン向けの企画盤ということで、あまり日本のファンのことは意識していないのかもしれませんが、良くも悪くも<strong>ARCH ENEMY</strong>の現在を如実に反映した1枚といえるでしょう。 ]]>
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<dc:subject>CD Reviews '09</dc:subject>
<dc:date>2009-10-06T00:27:27+09:00</dc:date>
<dc:creator>chaos666</dc:creator>
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<title>初期スラッシュの素晴らしき世界⑥：SODOM</title>
<description> 1つ前のエントリーでご紹介したPOSSESSEDを始め、初期スラッシュ・メタル・バンドにはお世辞にも演奏が巧いとはいえないものが多かったのですが、その中でも“お世辞にも”という次元を遥かに超越し、とにかく最悪としか言いようのない演奏を披露したのがブラック・メタル時代の初期SODOMでした。今回ご紹介する'84年リリースのデビュー・ミニ・アルバム「Iｎ The Sign Of Evil」には後のパブリック・イメージとなるトム・エンジェル
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/sodom1.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/sodom1.jpg" alt="sodom1.jpg" border="0" width="250" height="250" /></a><br /><br />1つ前のエントリーでご紹介した<strong>POSSESSED</strong>を始め、初期スラッシュ・メタル・バンドにはお世辞にも演奏が巧いとはいえないものが多かったのですが、その中でも“お世辞にも”という次元を遥かに超越し、とにかく最悪としか言いようのない演奏を披露したのがブラック・メタル時代の初期<strong>SODOM</strong>でした。<br /><br />今回ご紹介する'84年リリースのデビュー・ミニ・アルバム<strong>「Iｎ The Sign Of Evil」</strong>には後のパブリック・イメージとなるトム・エンジェルリッパーの極道シャウトを始めとする<strong>MOTORHEAD</strong>譲りの極悪イメージは殆どなく、むしろ<strong>VENOM</strong>を直接のルーツとするサタニックなイメージで押し通していましたが、その中で最も強いインパクトを与えたのが最悪の演奏ぶりとチープ極まりない音質。出だしこそなんとかしっかりしているものの、曲が進むにつれてギター、リズム、ヴォーカルのすべてが少しずつズレていき、サビまでいくともう殆どカオスとしか言いようがない状態になっていく。人によってはとてもじゃないが聴いていられないような代物ですが、これがまた邪悪なイメージを演出するのに最大限の効果をあげているという奇跡を起こしています。当のエンジェルリッパーは一時期本作を自身のキャリアから抹消したがっていた感もありましたが、この時代としては破格ともいえる邪悪さが多くの後続にインスピレーションを与えたこともまた事実であり、<strong>「Code Red」</strong>の初回盤ボーナスCDとして制作され、デス、ブラック勢が多数参加したトリビュート・アルバム<strong>「Homage To The Gods」</strong>には本作と次作1stフルレンス<strong>「Obssessed By Cruelty」</strong>からの曲が殆どを占めていました。エンジェルリッパーも後にそれに触発されるかのように本作を丸ごと当時のメンバーで再録音し、未発表曲も追加した<strong>「The Final Sign Of Evil」</strong>を'07年にリリースしましたが、意図的にローファイな音質にしたのはよいものの、演奏力の向上がかえって当時の邪悪さを完全に蘇らせるのを妨げており、やはり本作はあの時代だからこそ作り得た奇跡だったということを実感させる結果となりました。 ]]>
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<dc:subject>Retrospective</dc:subject>
<dc:date>2009-10-05T00:21:47+09:00</dc:date>
<dc:creator>chaos666</dc:creator>
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<title>初期スラッシュの素晴らしき世界⑤：POSSESSED</title>
<description> 初期スラッシュ・メタル・バンドの中で、後続のスラッシュ勢を飛び越えてデス、ブラック・メタル方面に多大な影響を与えたバンドにはBATHORY、BULLDOZER、SODOMなどもいましたが、活動期間が短かったこともあり特にカリスマ視されているのがPOSSESSEDです。当時メンバーが現役高校生であったことも話題になりましたが、音を始めとしてあらゆる面でその若さを大きく反映していました。その中でもやはり特徴的なのはとにかくヘタとし
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/Possessed_cover.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/Possessed_cover.jpg" alt="Possessed_cover.jpg" border="0" width="300" height="300" /></a><br /><br />初期スラッシュ・メタル・バンドの中で、後続のスラッシュ勢を飛び越えてデス、ブラック・メタル方面に多大な影響を与えたバンドには<strong>BATHORY</strong>、<strong>BULLDOZER</strong>、<strong>SODOM</strong>などもいましたが、活動期間が短かったこともあり特にカリスマ視されているのが<strong>POSSESSED</strong>です。当時メンバーが現役高校生であったことも話題になりましたが、音を始めとしてあらゆる面でその若さを大きく反映していました。<br /><br />その中でもやはり特徴的なのはとにかくヘタとしか言いようがないドラムの演奏で、リズム・キープこそ一応しっかりしているものの、キメやオカズになるとモタる、ズレるは当たり前。他のメンバーがよくこれにあわせてプレイできるものだ、と逆に感心してしまいます。しかしこのドタバタ加減が当時の「今、何としてもこれをプレイしたいんだ」という衝動性を破天荒な勢いのある音へと転化させており、結果的には本作を名盤たらしめる最大の要因になったわけです。「ヘタなものは認めない」という風潮が今なお根強い日本でそれが受け入れられるはずもなかったのですが...。逆にギターがメチャウマだったのがこのバンドの面白かったところで、ツイン・ギターの片割れラリー・ラロンデは<strong>POSSESSED</strong>解散後、<strong>BLIND ILLUSION</strong>を経て同バンドで知り合ったレス・クレイプールと共に<strong>PRIMUS</strong>を結成。ラロンデはこの事実を隠したがっていましたが、別に隠すことでもないだろう、と今となっては思います。若手の人気女優やエイヴェックスあたりにいる歌手がB級アイドルだった過去をキャリアから抹消したがるのとはワケが違うんだし。 ]]>
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<dc:date>2009-09-27T09:29:00+09:00</dc:date>
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<title>初期スラッシュの素晴らしき世界④：METALLICA</title>
<description> 「初期スラッシュの素晴らしき世界」の4回目はいよいよMETALLICAの登場です。METALLICAで僕の考える初期スラッシュ像に当てはまるアルバムは当然1stと2ndということになりますが、これまで取り上げてきた初期衝動が先走っていたDARK ANGEL、KREATOR、MEGADETHとは異なるタイプの2ndをセレクトすることにしました。やたらとその速さばかりが取り沙汰されたデビュー作に対して、ミドル・テンポの曲を主軸に据え、さらにはバラード・
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/metallica2.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/metallica2.jpg" alt="metallica2.jpg" border="0" width="324" height="324" /></a><br /><br />「初期スラッシュの素晴らしき世界」の4回目はいよいよ<strong>METALLICA</strong>の登場です。<strong>METALLICA</strong>で僕の考える初期スラッシュ像に当てはまるアルバムは当然1stと2ndということになりますが、これまで取り上げてきた初期衝動が先走っていた<strong>DARK ANGEL</strong>、<strong>KREATOR</strong>、<strong>MEGADETH</strong>とは異なるタイプの2ndをセレクトすることにしました。<br /><br />やたらとその速さばかりが取り沙汰されたデビュー作に対して、ミドル・テンポの曲を主軸に据え、さらにはバラード・タイプの<strong>"Fade To Black"</strong>までも果敢にプレイするなど、前作で自らが作り上げたスラッシュ・メタル像を2ndにして早くも壊しにかかった本作ですが、僕が（そしてその他大多数のファンが）このアルバムにどうしようもなくスラッシュを感じるのは、やはり'84年という時代において破格の暴力性を備えていたからに他ならないでしょう。その象徴はなんといってもフレミング・ラスムッセンと共に開発したヘヴィで濃密なギター・サウンド.。後にベイエリア・クランチへと受け継がれる重さを持ちつつも、切れ味よりも破壊力を重視した、狂気とガムシャラさをそのまま音に置き換えたかの如く激しく唸るリフが聴き手の暴力衝動を否応なくかき立てる。"Die! Die!"の大合唱と共に何千何万もの拳が突き上げられる<strong>"Creeping Death"</strong>は言うに及ばず、<strong>"Fight Fire With Fire"</strong>や<strong>"Ride The Lightning"</strong>の中盤のギター・ソロ前後の展開はまさしく鳥肌ものの格好良さというしかありません。本作で示された勢いと新たに提示した叙情性をより高い完成度で集約したのが次作<strong>「Master Of Puppets」</strong>になりますが、あっさり集約し尽くしてしまったが故に、それ以降はまた新たな路線に踏み出していくことになるわけです。 ]]>
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<dc:subject>Retrospective</dc:subject>
<dc:date>2009-09-22T18:21:22+09:00</dc:date>
<dc:creator>chaos666</dc:creator>
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<title>初期スラッシュの素晴らしき世界③：MEGADETH</title>
<description> 「初期スラッシュの素晴らしき世界」の第3回目は、現在絶賛発売中の新作を差し置いて、あえて1stを取り上げたMEGADETHです。MEGADETHもやはり本作リリースの'85年の時点ではたとえ元METALLICAという肩書があろうとも、そのあまりの音の悪さが足を引っ張って他のスラッシュ・バンドと同様の不当評価に遭い、しまいには「メガデスは芽が出ず」という今ではとても考えられないようなダジャレまで飛び出す有様。少なくとも'85年の時点
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/Megadeth-Killing_Is_My_Business_And_Business_Is_Good-Frontal.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/Megadeth-Killing_Is_My_Business_And_Business_Is_Good-Frontal.jpg" alt="Megadeth-Killing_Is_My_Business_And_Business_Is_Good-Frontal.jpg" border="0" width="320" height="320" /></a><br /><br />「初期スラッシュの素晴らしき世界」の第3回目は、現在絶賛発売中の新作を差し置いて、あえて1stを取り上げた<strong>MEGADETH</strong>です。<strong>MEGADETH</strong>もやはり本作リリースの'85年の時点ではたとえ元<strong>METALLICA</strong>という肩書があろうとも、そのあまりの音の悪さが足を引っ張って他のスラッシュ・バンドと同様の不当評価に遭い、しまいには<strong>「メガデスは芽が出ず」</strong>という今ではとても考えられないようなダジャレまで飛び出す有様。少なくとも'85年の時点で、日本で<strong>MEGADETH</strong>をマトモに評価している者はほぼ皆無に近いといえるような状況でした。<br /><br />そして本作の真価がはっきり世に示されたのは、'02年にリミックス、リマスターに加えてジャケットも変更された新装盤が発売された時でした。オリジナル盤でのとにかく極悪としか言いようがなかった音質は劇的に改善され、初期<strong>MEGADETH</strong>の“インテレクチュアル・スラッシュ”の原点がはっきりと確認できるようになりましたが、本作で際立つのは知性よりもむしろ、今にも溢れ出さんばかりの怒り。ギターとベースが必要以上の音数でこれでもかと弾きまくり、ドラムも手数足数を駆使してラウドに叩きまくる。当時のムステインを動かしていたのは自分をクビにした<strong>METALLICA</strong>への怨念といわれていますが、それがそのまま音の塊と化したかのような過剰なまでの激情の噴出。同時期の他のスラッシュ・バンドとはやや毛色は異なっていましたが、本作もまた初期スラッシュならではの生々しいエナジーを放射していました。 ]]>
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<dc:subject>Retrospective</dc:subject>
<dc:date>2009-09-18T22:08:25+09:00</dc:date>
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<title>初期スラッシュの素晴らしき世界②：KREATOR</title>
<description> 　初期スラッシュ・メタルが当時の日本ではメタル・ファンからさえも「こんなもの音楽じゃねえ」という非難、罵声、嘲笑を浴びていたことはご存じかと思いますが、当時その波をモロに被ってしまったのがKREATORだったといえるでしょう。今回ご紹介する'86年リリースの2ndの時点ではその声はピークに達していた感があります。なにしろ本作の後にリリースされたEP「Flag Of Hate」は「この調子で8曲入りLPを作られた日にゃ、焼身自殺
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/Kreator_-_Pleasure_to_Kill.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/Kreator_-_Pleasure_to_Kill.jpg" alt="Kreator_-_Pleasure_to_Kill.jpg" border="0" width="300" height="300" /></a><br />　<br />初期スラッシュ・メタルが当時の日本ではメタル・ファンからさえも「こんなもの音楽じゃねえ」という非難、罵声、嘲笑を浴びていたことはご存じかと思いますが、当時その波をモロに被ってしまったのが<strong>KREATOR</strong>だったといえるでしょう。今回ご紹介する'86年リリースの2ndの時点ではその声はピークに達していた感があります。なにしろ本作の後にリリースされたEP<strong>「Flag Of Hate」</strong>は「この調子で8曲入りLPを作られた日にゃ、焼身自殺したくなる」とボロクソにこき下ろされ、4点を献上される情け容赦ない酷評ぶりでした。しかしこの頃の<strong>KREATOR</strong>はそんな奴らを即座にぶっ殺してやる、といわんばかりの無上のヴァイオレンスを体現していました。<br /><br />本作までは後の<strong>KREATOR</strong>のパブリック・イメージとなるミレ・ペトロッツァのヒステリックなシャウトは殆ど聴かれず、ミレとヴェンター(Ds)が曲ごとにリード・ヴォーカルを分け合う体制でしたが、ここでのミレのヴォーカルもその後とは違った邪悪なイメージを打ち出しており、これはこれでクールだったと思います。そしてタイトル・トラックをはじめ、<strong>"Death Is Your Saviour"</strong>や<strong>"Under The Guillotine"</strong>といった曲名からも想像がつく通りの過激さ、殺戮衝動を全面に押し出して全速力で突っ走るサウンドがまさに初期スラッシュならではの容赦ない暴力性をリアルに伝えきる。次作以降のアルバムではこのムードは徐々に薄れていきますが、これは当時の若さがあったからこそ成し得たものであることは言うまでもありません。現在のスラッシュ・リヴァイヴァルの若手でもこの生々しさまでは描ききれないでしょう。 ]]>
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<dc:subject>Retrospective</dc:subject>
<dc:date>2009-09-16T00:44:42+09:00</dc:date>
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<title>初期スラッシュの素晴らしき世界①：DARK ANGEL</title>
<description> 世間がTHE BEATLESのリマスター再発盤リリースで盛り上がる中（しかしあれだけ高額なボックス・セットが瞬殺というのはやっぱり凄い）、僕はキングレコードのCombat紙ジャケ再発を機に再びスラッシュ・メタルを聴き込むようになっていきました。今回からしばらくの間、まだスラッシュ・メタルが市民権を得ていなかった頃の'84～'86年頃にかけてリリースされた初期スラッシュ・メタルの名盤を立て続けにご紹介しようと思います。ま
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/dangel2.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/dangel2.jpg" alt="dangel2.jpg" border="0" width="319" height="320" /></a><br /><br />世間が<strong>THE BEATLES</strong>のリマスター再発盤リリースで盛り上がる中（しかしあれだけ高額なボックス・セットが瞬殺というのはやっぱり凄い）、僕はキングレコードの<strong>Combat</strong>紙ジャケ再発を機に再びスラッシュ・メタルを聴き込むようになっていきました。今回からしばらくの間、まだスラッシュ・メタルが市民権を得ていなかった頃の'84～'86年頃にかけてリリースされた初期スラッシュ・メタルの名盤を立て続けにご紹介しようと思います。<br /><br />まずはLAの<strong>DARK ANGEL</strong>が'86年にリリースした2作目からです。このブログでは以前に最終作となった4作目<strong>「<a href="http://episode666.blog21.fc2.com/blog-entry-168.html" target="_blank" title="Time Does Not Heal">Time Does Not Heal</a>」</strong>をご紹介しましたが、そこで「速さと暴力性こそがスラッシュ、という人にとってはコレ」と書いていたアルバムです。LAといえば<strong>SLAYER</strong>の出身地でもあり、この'86年には<strong>「Reign In Blood」</strong>をリリースしていますが、その裏でひっそりとリリースされた本作は速さという点では完全に上を行っていました。その最大の原動力となったのは当然、本作より加入した千手観音ドラマー、ジーン・ホグランの猛烈なドラミングであり、それに引っ張られるかのように無茶とも思えるほどの速さでせわしなく繰り出されるリフが、未だ色褪せない凄まじい破壊力を生み出しています。歌詞は死と破滅を題材にしたものばかりですが、まるで今やらなければ自分達が死んでしまうと言わんばかりの性急さと切迫感で突っ走る猪突猛進ぶりが本作の最大の魅力といえるでしょう。昨年<strong>Century Media</strong>からの再発時にライヴ8曲がボーナスで追加され（ヴォーカルはロン・ラインハート）、先日の紙ジャケ再発でもこのフォーマットが使用されています。 ]]>
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<dc:subject>Retrospective</dc:subject>
<dc:date>2009-09-14T20:32:42+09:00</dc:date>
<dc:creator>chaos666</dc:creator>
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<title>TENET &quot;Sovereign&quot;</title>
<description> RATING: 8/10'06年に活動を終了したSTRAPPING YOUNG LADのジェド・サイモン(G)を中心とするプロジェクトのデビュー作ですが、日本ではむしろFORBIDDEN～TESTAMENTのグレン・アルヴェライス(G)と久々の現場復帰となる元EXODUSのスティーヴ“ゼトロ”スーザ(Vo)が参加していることのほうが大きく扱われそうな気がします。リズム・セクションをSYLの同僚で現FEAR FACTORYのバイロン・ストラウド(B)とジーン・ホグラン(Ds)が務めているた
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/tenet_cd.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-12.fc2.com/e/p/i/episode666/tenet_cd.jpg" alt="tenet_cd.jpg" border="0" width="340" height="340" /></a><br /><br /><span style="font-size:large;"><u><strong>RATING: 8/10</strong></u></span><br /><br />'06年に活動を終了した<strong>STRAPPING YOUNG LAD</strong>のジェド・サイモン(G)を中心とするプロジェクトのデビュー作ですが、日本ではむしろ<strong>FORBIDDEN</strong>～<strong>TESTAMENT</strong>のグレン・アルヴェライス(G)と久々の現場復帰となる元<strong>EXODUS</strong>のスティーヴ“ゼトロ”スーザ(Vo)が参加していることのほうが大きく扱われそうな気がします。リズム・セクションを<strong>SYL</strong>の同僚で現<strong>FEAR FACTORY</strong>のバイロン・ストラウド(B)とジーン・ホグラン(Ds)が務めているため、デヴィン・タウンゼンド抜きの<strong>SYL</strong>といった雰囲気もありますが、音のほうも<strong>SYL</strong>をよりストレートにしたかのようなハイパーなスラッシュ・メタルであり、ゼトロのヴォーカルも<strong>EXODUS</strong>時よりもさらにハイテンションなスクリーミングで迫り、バックの音と十分に渡り合っています。サイモン、ストラウド、ホグランの3人は<strong>ZIMMERS HOLE</strong>でも一緒にプレイしており、音もやはり<strong>SYL</strong>譲りですが、しっかり差別化は図られています。そうなると今作の聴きどころはやはりゼトロでしょうか。<strong>EXODUS</strong>時代にはポール・バーロフ信奉者からあれこれ言われることが多かったですが、今作では暴力性のアップに見事に貢献。ここまでポテンシャルを引き出せるとは思いませんでした。 ]]>
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<dc:subject>CD Reviews '09</dc:subject>
<dc:date>2009-09-13T23:10:04+09:00</dc:date>
<dc:creator>chaos666</dc:creator>
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<title>MUNICIPAL WASTE &quot;Massive Aggressive&quot;</title>
<description> RATING: 7/10ヴァージニアの新世代クロスオーヴァー・スラッシャーによる2年ぶりの4作目。このジャケットからも判るように音楽的には前3作と全く変わることはなく、その意味では安心して聴ける1枚といえますが、僕が'07年の年間ベスト10第7位に挙げた前作「The Art Of Partying」に比べると音作りの棘がやや弱まり、そのせいで全般的に破壊力が薄れてハードコア由来のスポーティな軽快さが悪い方向に作用してしまっている感があり
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-18.fc2.com/e/p/i/episode666/MWMassiveAggressive.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-18.fc2.com/e/p/i/episode666/MWMassiveAggressives.jpg" alt="MWMassiveAggressive.jpg" border="0" width="150" height="150" /></a><br /><br /><span style="font-size:large;"><u><strong>RATING: 7/10</strong></u></span><br /><br />ヴァージニアの新世代クロスオーヴァー・スラッシャーによる2年ぶりの4作目。このジャケットからも判るように音楽的には前3作と全く変わることはなく、その意味では安心して聴ける1枚といえますが、僕が'07年の年間ベスト10第7位に挙げた前作<strong><a href="http://episode666.blog21.fc2.com/blog-entry-272.html" target="_blank" title="「The Art Of Partying」">「The Art Of Partying」</a></strong>に比べると音作りの棘がやや弱まり、そのせいで全般的に破壊力が薄れてハードコア由来のスポーティな軽快さが悪い方向に作用してしまっている感があります。もう一つの特色であったマッチョなシンガロング・コーラスの頻度が減ったのもインパクトを弱めています。プロダクションが前作並みであればもう少し印象は違ったかもしれませんが、前2作の充実で期待も大きかっただけに、これは残念。 ]]>
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<dc:subject>CD Reviews '09</dc:subject>
<dc:date>2009-09-13T00:13:14+09:00</dc:date>
<dc:creator>chaos666</dc:creator>
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